42 / 42
第42話 私は私の信念で戦い続ける
しおりを挟む
「リベリオが君に興味を示したのは私のせいだ。私が君の店に通っていたから」
「どういうことです?」
「私がリベリオの動向を探っているように、リベリオもまた私の動向を探っていた。そこで私が頻繁に訪れる店に注目したのだろう」
「それはやはり――私が優秀な薬師だからですか?」
リベリオ様もまた私の能力に気付いて、私を欲したのか。自分で言うのは少々照れるけれど。
するとシメオン様は白けた視線を送ってきた。
「……あなたは存外鈍感だな。前にも言ったが」
「はい!? そちらこそまた言いますか!?」
「ああ、いい。今はこのやり取りをする気はない」
シメオン様は手のひらを見せて私を牽制する。
「あ。そうです。私の弟の話はどうなったのです」
「リベリオは弟君の側に刺客を置こうとしたんだ。君を専属薬師としてリベリオ側に引き込むためだろう。もし拒否された時に弟君を人質にして」
「それはシメオン様ではありませんか。弟を人質にして私を脅しました。ビクター、さんでしたっけ。いつでも命を狙えるよう弟の友人として側に置いたのでしょう?」
黙ったまま私を見つめるシメオン様に私は眉をひそめた。
違う? 先に弟の側に刺客を置こうとしたのはリベリオ様だった?
「まさかビクターさんは刺客としてではなく、リベリオ様側の刺客から弟を守る護衛として付けたのですか?」
「……そうだ。ビクトルは弟君の護衛として付けた」
シメオン様は諦めたようにそう言った。
「そんな。なぜ、ではなぜ私を脅すようなことをおっしゃったのです」
「あなたが私を憎んで、すべてを私のせいにして薬師としての、いや、あなたの心の均衡を保てるのならばと思った。もし私の求婚を受けてくれていたとしても、私は同じ態度を取っただろう。――ただ、さっきも言ったが、最初は求婚するつもりはなかった。あなたが、ささやかでも穏やかな日常を送れるのならばそれでいいと思っていた。私はあなたの笑顔さえ見られたらそれでいいと」
「え……」
それはどういう意味だろうか。
真意を聞く前にシメオン様はさらに話を続ける。
「だが、君を引き込もうとリベリオが本格的に動き出してしまった。リベリオは柔らかな外見に似つかわしくなく、非人道的なことを罪悪感なくやってのけることができる人間だ。君に目を付けてしまった弟から君を守るためには、私の側にいてもらうしかなかった」
シメオン様と同じく、君が欲しいという言葉を告げられて酷く寒気がしたのは、本能的に恐ろしさを感じ取ったからなのか。それにシメオン様は私に裏家業の仕事をさせたけれど、私を駒としてしか見ていないリベリオ様と何かが違うと感じた。
しかし、まだ足りない。まだ言葉が足りない。
「本当は、シメオン様の一族に私を巻き込みたくなかったのですか?」
「ああ。しかし私があなたの店に通い始めた時からもう既に巻き込んでしまっていた。一度だけにしておけばこんなことにはならなかったのに。……結局、誰もよりも君を傷つけて、君から笑顔を奪ったのは私だった」
自嘲するシメオン様になぜか私まで胸が締め付けられる。
「……店賃の値上げに陰で動いたのはリベリオ様でしょうか」
「そうだ。君を追い込みつつ、弟君を人質に取ろうと思ったのだろう。私の求婚とタイミングが合ってしまったが。君が店を畳んで娼館に行ったことはすぐに調べがついた。私が身請け金の金策に追われている間にリベリオが連れ去らないかという焦りと不安があった。苛立ちもあって必要以上に冷たい物言いになった」
シメオン様はきっと無意識なのだろう。先ほどからずっと君とあなたを混合して使っていることを。もしかしたら君と言う時は、裏稼業を担うアランブール伯爵としてで、あなたと言う時はただの男性としてのシメオン様の時なのだろうか。
「私、傷つきました。毒薬を作れと言われて。私、すごくすごく傷つきました。シメオン様の甘い告白はすべて嘘偽りだったと言われて。大泣きしました」
「謝っても許されることではないと分かっている」
だから謝らない? 謝罪は自己満足にすぎないと分かっているから。
「今さら甘い告白はすべて嘘偽りだと言ったことはすべて嘘偽りだったとか言われても承知しませんよ。訳が分からなくなりますから!」
「え、ああ……?」
「だからいいですか。あなたは私を傷つけたのだから、あなたが責任持って私の手当てをしてください」
シメオン様は迷子になった子供のように不安げに眉を落とす。
「手当てとは?」
「そんなのはご自分でお考えください」
腕を組み、目を伏せてツンと顔を背けた後、片目を開けてシメオン様を見守っていると、彼はますます困惑して視線を彷徨わせていた。
「……分かった。エリーゼ」
「何です」
私はシメオン様に振り返ると、彼は私の腕を取った。するとそのままご自分のハンカチで私の左腕に巻き始めた。
「何をしているのですか」
「手当てだ。昔、傷をこうして手当てしてもらったら癒えた」
「あのですね。私が傷ついたのは腕ではなく、ここですよ、ここ。しかも重傷」
シメオン様の行動に呆れた後、自分の胸に右手を当てて主張してみせる。
「そうか。では」
次の瞬間、私はシメオン様の熱で包まれていた。
「シ、シメオン様!?」
「胸の傷を手当てする術は知らない。だからせめてこれからは、あなたが傷つかないよう私が守りたい。――いや。私を憎んでいるとしても側から離すつもりはない」
なぜか傲慢にも気弱にも聞こえる言葉に私は頷く。
「ええ。あなたの側にいます。私はあなたをアルナルディ侯爵の座へと押し上げると誓いましたから。それにあなたは私をお金で買いました。あなたには私を束縛する権利があります」
すると、私を抱きしめるシメオン様の力がほんの少し弱まった気がした。だから私は彼の背に手を回して抱きしめる。
「何よりも私には、シメオン様を跪かせ、私が欲しいと愛を乞わせさせるという最重要使命がありますからね! 私こそシメオン様を逃がしませんよ」
「そうか」
シメオン様をぎゅっと抱きしめると、彼は笑ってまた私を抱きしめる腕に力を入れた。
私は自分の意思でシメオン様と共に険しい道を歩くことにした。
この気持ちは、どこか脆さが見えるシメオン様に対する庇護欲なのだろうか。試練が多い厳しい家に生まれ落ちた彼への憐情や同情なのだろうか。あるいは、私の心に今も灯り続けている恋情なのだろうか。それらすべてを合わさったものが愛情と呼ばれるものなのだろうか。
この感情の名前は分からない。分からないけれど、この人を守りたいと思った。ただ側にいたいと思った。だから彼の側にいるために、これからも私は私の信念で戦い続ける。
「ですがまた私を騙すようなことをしたら――こうですよ!」
「……絞め技で膝を落として命乞いさせるな。薬師エリーゼ」
シメオン様は、首に絞め技をかける私の腕をトントンと叩いて、薬師としての私の良心に訴えかけた。
「どういうことです?」
「私がリベリオの動向を探っているように、リベリオもまた私の動向を探っていた。そこで私が頻繁に訪れる店に注目したのだろう」
「それはやはり――私が優秀な薬師だからですか?」
リベリオ様もまた私の能力に気付いて、私を欲したのか。自分で言うのは少々照れるけれど。
するとシメオン様は白けた視線を送ってきた。
「……あなたは存外鈍感だな。前にも言ったが」
「はい!? そちらこそまた言いますか!?」
「ああ、いい。今はこのやり取りをする気はない」
シメオン様は手のひらを見せて私を牽制する。
「あ。そうです。私の弟の話はどうなったのです」
「リベリオは弟君の側に刺客を置こうとしたんだ。君を専属薬師としてリベリオ側に引き込むためだろう。もし拒否された時に弟君を人質にして」
「それはシメオン様ではありませんか。弟を人質にして私を脅しました。ビクター、さんでしたっけ。いつでも命を狙えるよう弟の友人として側に置いたのでしょう?」
黙ったまま私を見つめるシメオン様に私は眉をひそめた。
違う? 先に弟の側に刺客を置こうとしたのはリベリオ様だった?
「まさかビクターさんは刺客としてではなく、リベリオ様側の刺客から弟を守る護衛として付けたのですか?」
「……そうだ。ビクトルは弟君の護衛として付けた」
シメオン様は諦めたようにそう言った。
「そんな。なぜ、ではなぜ私を脅すようなことをおっしゃったのです」
「あなたが私を憎んで、すべてを私のせいにして薬師としての、いや、あなたの心の均衡を保てるのならばと思った。もし私の求婚を受けてくれていたとしても、私は同じ態度を取っただろう。――ただ、さっきも言ったが、最初は求婚するつもりはなかった。あなたが、ささやかでも穏やかな日常を送れるのならばそれでいいと思っていた。私はあなたの笑顔さえ見られたらそれでいいと」
「え……」
それはどういう意味だろうか。
真意を聞く前にシメオン様はさらに話を続ける。
「だが、君を引き込もうとリベリオが本格的に動き出してしまった。リベリオは柔らかな外見に似つかわしくなく、非人道的なことを罪悪感なくやってのけることができる人間だ。君に目を付けてしまった弟から君を守るためには、私の側にいてもらうしかなかった」
シメオン様と同じく、君が欲しいという言葉を告げられて酷く寒気がしたのは、本能的に恐ろしさを感じ取ったからなのか。それにシメオン様は私に裏家業の仕事をさせたけれど、私を駒としてしか見ていないリベリオ様と何かが違うと感じた。
しかし、まだ足りない。まだ言葉が足りない。
「本当は、シメオン様の一族に私を巻き込みたくなかったのですか?」
「ああ。しかし私があなたの店に通い始めた時からもう既に巻き込んでしまっていた。一度だけにしておけばこんなことにはならなかったのに。……結局、誰もよりも君を傷つけて、君から笑顔を奪ったのは私だった」
自嘲するシメオン様になぜか私まで胸が締め付けられる。
「……店賃の値上げに陰で動いたのはリベリオ様でしょうか」
「そうだ。君を追い込みつつ、弟君を人質に取ろうと思ったのだろう。私の求婚とタイミングが合ってしまったが。君が店を畳んで娼館に行ったことはすぐに調べがついた。私が身請け金の金策に追われている間にリベリオが連れ去らないかという焦りと不安があった。苛立ちもあって必要以上に冷たい物言いになった」
シメオン様はきっと無意識なのだろう。先ほどからずっと君とあなたを混合して使っていることを。もしかしたら君と言う時は、裏稼業を担うアランブール伯爵としてで、あなたと言う時はただの男性としてのシメオン様の時なのだろうか。
「私、傷つきました。毒薬を作れと言われて。私、すごくすごく傷つきました。シメオン様の甘い告白はすべて嘘偽りだったと言われて。大泣きしました」
「謝っても許されることではないと分かっている」
だから謝らない? 謝罪は自己満足にすぎないと分かっているから。
「今さら甘い告白はすべて嘘偽りだと言ったことはすべて嘘偽りだったとか言われても承知しませんよ。訳が分からなくなりますから!」
「え、ああ……?」
「だからいいですか。あなたは私を傷つけたのだから、あなたが責任持って私の手当てをしてください」
シメオン様は迷子になった子供のように不安げに眉を落とす。
「手当てとは?」
「そんなのはご自分でお考えください」
腕を組み、目を伏せてツンと顔を背けた後、片目を開けてシメオン様を見守っていると、彼はますます困惑して視線を彷徨わせていた。
「……分かった。エリーゼ」
「何です」
私はシメオン様に振り返ると、彼は私の腕を取った。するとそのままご自分のハンカチで私の左腕に巻き始めた。
「何をしているのですか」
「手当てだ。昔、傷をこうして手当てしてもらったら癒えた」
「あのですね。私が傷ついたのは腕ではなく、ここですよ、ここ。しかも重傷」
シメオン様の行動に呆れた後、自分の胸に右手を当てて主張してみせる。
「そうか。では」
次の瞬間、私はシメオン様の熱で包まれていた。
「シ、シメオン様!?」
「胸の傷を手当てする術は知らない。だからせめてこれからは、あなたが傷つかないよう私が守りたい。――いや。私を憎んでいるとしても側から離すつもりはない」
なぜか傲慢にも気弱にも聞こえる言葉に私は頷く。
「ええ。あなたの側にいます。私はあなたをアルナルディ侯爵の座へと押し上げると誓いましたから。それにあなたは私をお金で買いました。あなたには私を束縛する権利があります」
すると、私を抱きしめるシメオン様の力がほんの少し弱まった気がした。だから私は彼の背に手を回して抱きしめる。
「何よりも私には、シメオン様を跪かせ、私が欲しいと愛を乞わせさせるという最重要使命がありますからね! 私こそシメオン様を逃がしませんよ」
「そうか」
シメオン様をぎゅっと抱きしめると、彼は笑ってまた私を抱きしめる腕に力を入れた。
私は自分の意思でシメオン様と共に険しい道を歩くことにした。
この気持ちは、どこか脆さが見えるシメオン様に対する庇護欲なのだろうか。試練が多い厳しい家に生まれ落ちた彼への憐情や同情なのだろうか。あるいは、私の心に今も灯り続けている恋情なのだろうか。それらすべてを合わさったものが愛情と呼ばれるものなのだろうか。
この感情の名前は分からない。分からないけれど、この人を守りたいと思った。ただ側にいたいと思った。だから彼の側にいるために、これからも私は私の信念で戦い続ける。
「ですがまた私を騙すようなことをしたら――こうですよ!」
「……絞め技で膝を落として命乞いさせるな。薬師エリーゼ」
シメオン様は、首に絞め技をかける私の腕をトントンと叩いて、薬師としての私の良心に訴えかけた。
1
お気に入りに追加
230
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
当て馬令嬢だと落ち込んでいたらいつの間にかお兄様に外堀を埋められて、結果、真の最愛の人に気づく事が出来ました。
石月 和花
恋愛
##第一部完結済。番外編更新後二部を始めます!
侯爵令嬢アイリーシャは、王太子殿下の婚約者となる事を夢見て、候補の一人として教育を受けてきていた。
しかし、王太子殿下の婚約者に選ばれたのはアイリーシャではなく、公爵家の令嬢レスティアだったのだ。
その事実に打ちのめされて失意に沈むアイリーシャは、ショックからかその場に倒れそうになるが、そんな彼女を王太子殿下の側近であるメイフィール公爵家の令息ミハイルが助けたのであった。
その日以降、アイリーシャはやたらとミハイルに気にかけてもらうようになり、二人は自然と親しくなっているように見えたのだが、実は何も知らないのはアイリーシャだけで、この裏には二人を仲良くさせようとする兄の暗躍があったのだった……
#このお話は、小説家になろうでも掲載しています
#手直ししながら移植しているので一気に全話更新では無いですが、完結済みの話です
虜囚の王女は言葉が通じぬ元敵国の騎士団長に嫁ぐ
あねもね
恋愛
グランテーレ国の第一王女、クリスタルは公に姿を見せないことで様々な噂が飛び交っていた。
その王女が和平のため、元敵国の騎士団長レイヴァンの元へ嫁ぐことになる。
敗戦国の宿命か、葬列かと見紛うくらいの重々しさの中、民に見守られながら到着した先は、言葉が通じない国だった。
言葉と文化、思いの違いで互いに戸惑いながらも交流を深めていく。
殿下には既に奥様がいらっしゃる様なので私は消える事にします
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のアナスタシアは、毒を盛られて3年間眠り続けていた。そして3年後目を覚ますと、婚約者で王太子のルイスは親友のマルモットと結婚していた。さらに自分を毒殺した犯人は、家族以上に信頼していた、専属メイドのリーナだと聞かされる。
真実を知ったアナスタシアは、深いショックを受ける。追い打ちをかける様に、家族からは役立たずと罵られ、ルイスからは側室として迎える準備をしていると告げられた。
そして輿入れ前日、マルモットから恐ろしい真実を聞かされたアナスタシアは、生きる希望を失い、着の身着のまま屋敷から逃げ出したのだが…
7万文字くらいのお話です。
よろしくお願いいたしますm(__)m
毒を盛りましたが後悔はしていません。殿下と結婚するのは私です。
Hibah
恋愛
公爵令嬢メリッサは、同じ王立学院に通うウィリアム殿下に好意を抱いていた。しかしウィリアム殿下の後ろにはいつも公爵令嬢クラリスが付いて回っている。忌まわしい女……。かつてクラリスに突き飛ばされたこともあるメリッサは、なんとかウィリアム殿下を奪えないかと画策する。謎の老婆との出会いのあと、年に一度のお茶会でメリッサはクラリスに毒を盛ることを決意するのだった。
仮面舞踏会で婚約破棄なんてしようとするから……
飛鳥井 真理
恋愛
勘違い男とお花畑女に、不幸にも絡まれちゃったモブ令嬢と、その他の残念な人達のお話です。
タイトル通り。恋愛ドタバタコメディ。ざまぁ無し。フワフワ設定。
新年度、新学期にお疲れ気味の方にとっての癒しになればいいなと思い、執筆致しました。少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
※4/19から、「完結」マークを外してカクヨム様に掲載分と同じ内容を公開していきます。
今、上がっている分も加筆した上で、続きを投稿します。
※6/1追記…小説家になろうコラボ・アニメイトブックフェア2022『耳で聴きたい物語』コンテスト 一次選考通過作品の連載版。
「完結」公爵令嬢は奴隷になりました。でも騎士様に溺愛されているので大丈夫です!
りんりん
恋愛
私、ビアンカアレクセイ公爵令嬢とハイリア王太子は結婚を間近に控えていた。
なのに、ここのところ2人の仲に微妙なすきま風ふいている。
「きっとお二人とも、マリッジブルーなんですよ」
悩んでいる私に侍女のイエラはそう言った。 そして、イエラが私たちの為に独身最後の特別なデートを用意してくれることになる。
デート当日。
イエラに連れられてあるお店へ向かった。
店でハイリア王太子と落ち合ったものの、すぐに私は怪しげな獣人たちにさらわれる。
助けをもとめる私に王太子はこう言った。「ごめん。ビビ。
イエラは僕の最愛なんだ。
最愛の言うことには、従わなくちゃいけないでしょ」
と。
いつのにかハイリアとイエラはできていて、このデートは私を追い払う為に、イエラが仕組んだものだったのだ。
私はエラという女の元へさしだされた。
うさぎ獣人のエラは娼館を経営している。
私が娼婦になるのをこばむと、エラは私を奴隷商人に売り飛ばしたのだ。
奴隷市場で私は、王宮のビルダー騎士団長にセリおとされる。
ビルダーは笑わない男で知られていた。
市場では、私は男として売られていたのだ。 こうして私の奴隷としての生活が、ビルダーの邸で始まる。
そこでビルダーの以外な過去を知り、私は本当の愛に出会う事になる。
旦那様はチョロい方でした
白野佑奈
恋愛
転生先はすでに何年も前にハーレムエンドしたゲームの中。
そしてモブの私に紹介されたのは、ヒロインに惚れまくりの攻略者の一人。
ええ…嫌なんですけど。
嫌々一緒になった二人だけど、意外と旦那様は話せばわかる方…というか、いつの間にか溺愛って色々チョロすぎません?
※完結しましたので、他サイトにも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
サラサ様
コメントを頂きまして、誠にありがとうございます!
そうですね。
リベリオはヤバい雰囲気漂っていますよね。
本日の投稿で明らかになりますが(笑)
サラサ様
コメントを頂きまして、誠にありがとうございます!
本日投稿の一行目で判明いたします!(笑)
小判鮫さま
コメントを頂きまして、誠にありがとうございます!
思春期病は、残念ながらエリーゼが調合する薬でも治せそうにないですね(笑)