19 / 27
第十八話 新たなる旅路
しおりを挟む
「抉り取れ! トゥ・スパイラル!」
グランド・エンドの爪先は鮮血のドリルである。巨体からの加速、そこへ破砕性能を極めたドリルによる一撃はまさしく絶大な威力を誇る。僅かな加速で一瞬にしてトップスピードに躍り出たグランド・エンドはそのままドリルを触手へとぶち込む。
数本の触手がドリルによって抉り取られ、体液をまき散らしながら落ちてゆく。千切れた触手はびくびくと暫くは痙攣していたが、その活動が止まる前に、グランド・エンドが踏み潰す。
「フン、無事ではあるか」
グランド・エンド、ヴィーダーは無防備にも触手の塊に背を向け、眼下を見下ろす。そこに映し出されたのはこちらを見上げるクレアの姿だった。
「小娘め、俺を利用するなどとは良い度胸だ。まぁ少しは見直してやってもいい」
ヴィーダーとしてみれば純粋かつ正直な言葉だった。
「あなたは、まだ。私を殺せないはずだから!」
見上げるクレアも負けじと声を張り上げた。そこにはもう恐怖も後悔も悲しみもない。ただ真っすぐな瞳だけがあった。
ヴィーダーは、その輝かんばかりの瞳が嫌いだったが、今は良しとした。無謀であれ、無茶であれ、その行為には一定の敬意をもってやらねばならないと思ったのだ。
むろん、ヴィーダーの中で、クレアがジャべラス復活の為の生贄という認識は一切変わっていない。ただ、クレア個人という存在を認めたに過ぎない。
「フン、まぁ、その通りだな。貴様は我が父ジャべラスに捧げる生贄故に……」
とにかく、身の安全を保障する為、ヴィーダーはクレアをグランド・エンドのコクピットへと収めようと、腕を伸ばす。
が、その瞬間、グランド・エンドの各部を締め上げるように触手が伸び、絡まる。
ドリルによって切断された触手の殆どは既に再生しており、それらがグランド・エンドを拘束したのだ。ギリギリと締め上げる鈍い音が夜の海辺の街に響く。
「フッ……」
一見すれば、その状態は絶対絶命であった。しかしヴィーダーは不敵な笑みを浮かべるだけだった。
「その程度で、グランド・エンドを止められると思うなよ」
グランド・エンドは無造作に左腕を動かす。それだけで、触手は千切れ、同時に右腕、両脚、最後に首を絞めつける触手を握りつぶして、グランド・エンドは解放された。
煩わしいものでも見るかのように、グランド・エンドはゆっくりと触手へと振り向く。その右手には連結されたライフル、左手にはシールドが装備されていた。
「どうせそのモンスターを通して見えているのだろうゴシーシャ。これが私の答えだ」
槍のように先端を尖らせた触手がグランド・エンドを突き刺そうと伸びる。
それをシールドで防ぐ。突き立てられた触手はシールドを貫けずに砕け、自滅していく。間髪入れず、グランド・エンドはライフルのトリガーを引く。放たれるビームが攻撃態勢を取っていた触手を撃ち抜き、反撃を許さない。
「待っていろ、ゴシーシャ。貴様の首を取るのはこの私だ」
全ての触手をもぎ取られながらも敵は再生を試みていた。しかし失った触手の数が多すぎるのか、再生速度は遅く、蠢く肉塊となった敵にもはや反撃するだけの力はない。グランド・エンドは本体とも呼べるその塊に向かってライフルの照準を定める。
最後の言葉も、ためらいもなくトリガーを引く。無情の閃光が敵を貫き、活動を停止させた。灼熱のビームによって撃ち抜かれた為か、触手の塊は炎を上げ、燃え上がる。
「さて、行くぞ小娘」
敵の撃滅を確認したヴィーダーは今度こそ、クレアを回収して、目的を果たさなければならなかった。
再びクレアへと振り向くグランド・エンド。
しかし、その背後で処分を免れた触手の生き残りがいた。数は三本、それらは狡猾にも炎の中に紛れ、機会をうかがっていた。背を見せるグランド・エンドは無防備そのものに見える。戦闘が終わったという油断を感じさせるものであった。
触手たちは先端を鋭く伸ばし、硬質化させ、ゆっくりと忍び寄る。
グランド・エンドがピタリと立ち止まる。
その瞬間を狙って、三本の触手は飛びかかり、ビームによって撃ち抜かれた。
グランド・エンドはわずかに半身を翻し、ライフルを放っていた。
「ゴシーシャのやりそうな手だ」
触手の、否、それを操っているであろうゴシーシャへと吐き捨てるようにヴィーダーは呟く。もうこの場に敵の反応はない。それを感じたヴィーダーはグランド・エンドでクレアを掴む。
「あの、ちょっと待ってください」
「無理だ。時間がない」
クレアの嘆願をヴィーダーはばっさりと切り捨てた。
「だったら、私、飛び降ります」
クレアは指先まで駆け出す。
「おい、貴様!」
ヴィーダーは慌てて、クレアの行く先を遮るようにもう一方の手で壁を作った。
「貴様、狂ったか!? いいか、時間がないのは事実だ。貴様にはわからんだろうがな、ゴシーシャはこの星の霊脈を吸い尽くそうとしている。それが何を引き起こすのか、わかるか? 崩壊だぞ、この星の崩壊だ。貴様たち古い種族がどうなろうと構わんが、ジャべラス様が支配する星を崩壊させる事だけは阻止しなければならんのだぞ!」
この星に迫る滅びのカウントダウン。その事実は、ヴィーダーも感じ取っている事であった。もはや残された時間は少ない。故に一分、一秒でも時間は惜しい。そういう意味ではこの街での足止めはヴィーダーにとっては痛いものだった。
「すぐに終わります!」
しかしながらクレアも中々に強情であった。一歩も引く姿勢を見せない。今度は反対方向へ走り込んで飛び降りるぐらいはするだろう。自分の身をチップとしてこちらを動かそうとした少女である。それぐらいは、やるという確信がヴィーダーにはあった。
「チッ……三分だ。それを過ぎれば拘束してでも連れていく。逃げたら、街は滅ぼす」
「はい、わかっています」
ヴィーダーは忌々し気にクレアを降ろした。
クレアはすぐさま駆け出したが、途中で立ち止まり、振り向き、ぺこりと頭を下げた。
「いいから早くしろ」
あの程度で、礼などされたくもない。ただそれだけだった。
***
何とか街へとたどり着いたクレアは息を切らしながら、教会へと向かった。街にはまばらではあるが、人が戻ってきていた。みな、完全に安全が約束されたわけではない事は理解していたが、他に行く当てがないので、街に戻るしかない。
それに、グランド・エンドと触手モンスターとの戦いを見て、茫然としているのも理由だった。
教会の入り口では、シスターと神父がやはりポカンとした表情で遠くを見つめていたが、クレアが戻ってきたことを確認すると、ハッと我に返って、クレアを出迎えた。
「クレアちゃん!」
「お、おぉ、無事だったかい!?」
二人は身を屈め、クレアを抱きしめてくれた。
「はい、大丈夫です!」
クレアは笑顔で答えた。
「あの、シスター様、神父様。私、行かなきゃならないんです」
「行くって……クレアちゃん、あなた、あなたちは一体……」
「信じてもらえないかもしれませんけど、私、御使いなんです。神様に選ばれた、勇者様の御使いなんです」
クレアの言葉に二人は驚き、顔を見合わせた。
「御使いって、最高神様が遣わす世界の救世主って……」
「うむ、伝説でまことしやかに語られるものだ……よ、よもやあの漆黒の巨人が!」
「あ、いえ、あれはちょっと違うと言いますか……説明が難しいのですけど、とにかく、私、御使いなんです。そして、勇者様もいます! 戦っているんです。だから、私、勇者様の下へ戻らないといけなくて、だから……」
伝えたい事はたくさんある。言葉が次々に出てくるせいで、クレアはちょっとだけ言葉を詰まらせた。深呼吸をして、落ち着きを取り戻しながら、クレアは決意に満ちた表情を作る。
「安心してください。世界は、救われます。きっと、勇者様が救ってくれますから!」
その時、クレアは満面の笑みを浮かべて言った。その言葉に何の保証もない。なんの説得力もない。ただの少女の戯言にすぎない。それでも、二人はクレアの言葉を信じる事にした。
「そう、そうなのね……フフ、よかったわ。私、シスター辞めないで済むかも」
シスターは優しく微笑み、クレアを撫でてくれた。
「それじゃ、私たちは祈りましょうか。神と、勇者と、そして小さな御使いに」
「はい!」
その時、戦闘機形態へと変形したグランド・エンドが彼女たちの頭上へとやってくる。
「あ、時間か……」
クレアが見上げると、彼女の体は黒い光に包まれて吸い上げられていく。
一瞬にして、クレアはグランド・エンドのコクピット、その後部へと収まった。
同時にグランド・エンドは発進した。クレアは、文句も言わずに、ただキャノピー越しから遠ざかる街を見下ろした。
灰色の石化現象は街の一帯を覆うように広がっていた。
(勇者様、私、諦めていません。きっと、勇者様は生きている。私を迎えに来てくれる。だから、待っています。勇者様)
ただひたすら、クレアはそう願うだけだった。
グランド・エンドの爪先は鮮血のドリルである。巨体からの加速、そこへ破砕性能を極めたドリルによる一撃はまさしく絶大な威力を誇る。僅かな加速で一瞬にしてトップスピードに躍り出たグランド・エンドはそのままドリルを触手へとぶち込む。
数本の触手がドリルによって抉り取られ、体液をまき散らしながら落ちてゆく。千切れた触手はびくびくと暫くは痙攣していたが、その活動が止まる前に、グランド・エンドが踏み潰す。
「フン、無事ではあるか」
グランド・エンド、ヴィーダーは無防備にも触手の塊に背を向け、眼下を見下ろす。そこに映し出されたのはこちらを見上げるクレアの姿だった。
「小娘め、俺を利用するなどとは良い度胸だ。まぁ少しは見直してやってもいい」
ヴィーダーとしてみれば純粋かつ正直な言葉だった。
「あなたは、まだ。私を殺せないはずだから!」
見上げるクレアも負けじと声を張り上げた。そこにはもう恐怖も後悔も悲しみもない。ただ真っすぐな瞳だけがあった。
ヴィーダーは、その輝かんばかりの瞳が嫌いだったが、今は良しとした。無謀であれ、無茶であれ、その行為には一定の敬意をもってやらねばならないと思ったのだ。
むろん、ヴィーダーの中で、クレアがジャべラス復活の為の生贄という認識は一切変わっていない。ただ、クレア個人という存在を認めたに過ぎない。
「フン、まぁ、その通りだな。貴様は我が父ジャべラスに捧げる生贄故に……」
とにかく、身の安全を保障する為、ヴィーダーはクレアをグランド・エンドのコクピットへと収めようと、腕を伸ばす。
が、その瞬間、グランド・エンドの各部を締め上げるように触手が伸び、絡まる。
ドリルによって切断された触手の殆どは既に再生しており、それらがグランド・エンドを拘束したのだ。ギリギリと締め上げる鈍い音が夜の海辺の街に響く。
「フッ……」
一見すれば、その状態は絶対絶命であった。しかしヴィーダーは不敵な笑みを浮かべるだけだった。
「その程度で、グランド・エンドを止められると思うなよ」
グランド・エンドは無造作に左腕を動かす。それだけで、触手は千切れ、同時に右腕、両脚、最後に首を絞めつける触手を握りつぶして、グランド・エンドは解放された。
煩わしいものでも見るかのように、グランド・エンドはゆっくりと触手へと振り向く。その右手には連結されたライフル、左手にはシールドが装備されていた。
「どうせそのモンスターを通して見えているのだろうゴシーシャ。これが私の答えだ」
槍のように先端を尖らせた触手がグランド・エンドを突き刺そうと伸びる。
それをシールドで防ぐ。突き立てられた触手はシールドを貫けずに砕け、自滅していく。間髪入れず、グランド・エンドはライフルのトリガーを引く。放たれるビームが攻撃態勢を取っていた触手を撃ち抜き、反撃を許さない。
「待っていろ、ゴシーシャ。貴様の首を取るのはこの私だ」
全ての触手をもぎ取られながらも敵は再生を試みていた。しかし失った触手の数が多すぎるのか、再生速度は遅く、蠢く肉塊となった敵にもはや反撃するだけの力はない。グランド・エンドは本体とも呼べるその塊に向かってライフルの照準を定める。
最後の言葉も、ためらいもなくトリガーを引く。無情の閃光が敵を貫き、活動を停止させた。灼熱のビームによって撃ち抜かれた為か、触手の塊は炎を上げ、燃え上がる。
「さて、行くぞ小娘」
敵の撃滅を確認したヴィーダーは今度こそ、クレアを回収して、目的を果たさなければならなかった。
再びクレアへと振り向くグランド・エンド。
しかし、その背後で処分を免れた触手の生き残りがいた。数は三本、それらは狡猾にも炎の中に紛れ、機会をうかがっていた。背を見せるグランド・エンドは無防備そのものに見える。戦闘が終わったという油断を感じさせるものであった。
触手たちは先端を鋭く伸ばし、硬質化させ、ゆっくりと忍び寄る。
グランド・エンドがピタリと立ち止まる。
その瞬間を狙って、三本の触手は飛びかかり、ビームによって撃ち抜かれた。
グランド・エンドはわずかに半身を翻し、ライフルを放っていた。
「ゴシーシャのやりそうな手だ」
触手の、否、それを操っているであろうゴシーシャへと吐き捨てるようにヴィーダーは呟く。もうこの場に敵の反応はない。それを感じたヴィーダーはグランド・エンドでクレアを掴む。
「あの、ちょっと待ってください」
「無理だ。時間がない」
クレアの嘆願をヴィーダーはばっさりと切り捨てた。
「だったら、私、飛び降ります」
クレアは指先まで駆け出す。
「おい、貴様!」
ヴィーダーは慌てて、クレアの行く先を遮るようにもう一方の手で壁を作った。
「貴様、狂ったか!? いいか、時間がないのは事実だ。貴様にはわからんだろうがな、ゴシーシャはこの星の霊脈を吸い尽くそうとしている。それが何を引き起こすのか、わかるか? 崩壊だぞ、この星の崩壊だ。貴様たち古い種族がどうなろうと構わんが、ジャべラス様が支配する星を崩壊させる事だけは阻止しなければならんのだぞ!」
この星に迫る滅びのカウントダウン。その事実は、ヴィーダーも感じ取っている事であった。もはや残された時間は少ない。故に一分、一秒でも時間は惜しい。そういう意味ではこの街での足止めはヴィーダーにとっては痛いものだった。
「すぐに終わります!」
しかしながらクレアも中々に強情であった。一歩も引く姿勢を見せない。今度は反対方向へ走り込んで飛び降りるぐらいはするだろう。自分の身をチップとしてこちらを動かそうとした少女である。それぐらいは、やるという確信がヴィーダーにはあった。
「チッ……三分だ。それを過ぎれば拘束してでも連れていく。逃げたら、街は滅ぼす」
「はい、わかっています」
ヴィーダーは忌々し気にクレアを降ろした。
クレアはすぐさま駆け出したが、途中で立ち止まり、振り向き、ぺこりと頭を下げた。
「いいから早くしろ」
あの程度で、礼などされたくもない。ただそれだけだった。
***
何とか街へとたどり着いたクレアは息を切らしながら、教会へと向かった。街にはまばらではあるが、人が戻ってきていた。みな、完全に安全が約束されたわけではない事は理解していたが、他に行く当てがないので、街に戻るしかない。
それに、グランド・エンドと触手モンスターとの戦いを見て、茫然としているのも理由だった。
教会の入り口では、シスターと神父がやはりポカンとした表情で遠くを見つめていたが、クレアが戻ってきたことを確認すると、ハッと我に返って、クレアを出迎えた。
「クレアちゃん!」
「お、おぉ、無事だったかい!?」
二人は身を屈め、クレアを抱きしめてくれた。
「はい、大丈夫です!」
クレアは笑顔で答えた。
「あの、シスター様、神父様。私、行かなきゃならないんです」
「行くって……クレアちゃん、あなた、あなたちは一体……」
「信じてもらえないかもしれませんけど、私、御使いなんです。神様に選ばれた、勇者様の御使いなんです」
クレアの言葉に二人は驚き、顔を見合わせた。
「御使いって、最高神様が遣わす世界の救世主って……」
「うむ、伝説でまことしやかに語られるものだ……よ、よもやあの漆黒の巨人が!」
「あ、いえ、あれはちょっと違うと言いますか……説明が難しいのですけど、とにかく、私、御使いなんです。そして、勇者様もいます! 戦っているんです。だから、私、勇者様の下へ戻らないといけなくて、だから……」
伝えたい事はたくさんある。言葉が次々に出てくるせいで、クレアはちょっとだけ言葉を詰まらせた。深呼吸をして、落ち着きを取り戻しながら、クレアは決意に満ちた表情を作る。
「安心してください。世界は、救われます。きっと、勇者様が救ってくれますから!」
その時、クレアは満面の笑みを浮かべて言った。その言葉に何の保証もない。なんの説得力もない。ただの少女の戯言にすぎない。それでも、二人はクレアの言葉を信じる事にした。
「そう、そうなのね……フフ、よかったわ。私、シスター辞めないで済むかも」
シスターは優しく微笑み、クレアを撫でてくれた。
「それじゃ、私たちは祈りましょうか。神と、勇者と、そして小さな御使いに」
「はい!」
その時、戦闘機形態へと変形したグランド・エンドが彼女たちの頭上へとやってくる。
「あ、時間か……」
クレアが見上げると、彼女の体は黒い光に包まれて吸い上げられていく。
一瞬にして、クレアはグランド・エンドのコクピット、その後部へと収まった。
同時にグランド・エンドは発進した。クレアは、文句も言わずに、ただキャノピー越しから遠ざかる街を見下ろした。
灰色の石化現象は街の一帯を覆うように広がっていた。
(勇者様、私、諦めていません。きっと、勇者様は生きている。私を迎えに来てくれる。だから、待っています。勇者様)
ただひたすら、クレアはそう願うだけだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
捨てられ従魔とゆる暮らし
KUZUME
ファンタジー
旧題:捨てられ従魔の保護施設!
冒険者として、運送業者として、日々の生活に職業として溶け込む従魔術師。
けれど、世間では様々な理由で飼育しきれなくなった従魔を身勝手に放置していく問題に悩まされていた。
そんな時、従魔術師達の間である噂が流れる。
クリノリン王国、南の田舎地方──の、ルルビ村の東の外れ。
一風変わった造りの家には、とある変わった従魔術師が酔狂にも捨てられた従魔を引き取って暮らしているという。
─魔物を飼うなら最後まで責任持て!
─正しい知識と計画性!
─うちは、便利屋じゃなぁぁぁい!
今日もルルビ村の東の外れの家では、とある従魔術師の叫びと多種多様な魔物達の鳴き声がぎゃあぎゃあと元気良く響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【リクエスト作品】邪神のしもべ 異世界での守護神に邪神を選びました…だって俺には凄く気高く綺麗に見えたから!
石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木瞳(男)は小さい頃に事故に遭い精神障害をおこす。
その障害は『美醜逆転』ではなく『美恐逆転』という物。
一般人から見て恐怖するものや、悍ましいものが美しく見え、美しいものが醜く見えるという物だった。
幼い頃には通院をしていたが、結局それは治らず…今では周りに言わずに、1人で抱えて生活していた。
そんな辛い日々の中教室が光り輝き、クラス全員が異世界転移に巻き込まれた。
白い空間に声が流れる。
『我が名はティオス…別世界に置いて創造神と呼ばれる存在である。お前達は、異世界ブリエールの者の召喚呪文によって呼ばれた者である』
話を聞けば、異世界に召喚された俺達に神々が祝福をくれると言う。
幾つもの神を見ていくなか、黒木は、誰もが近寄りさえしない女神に目がいった。
金髪の美しくまるで誰も彼女の魅力には敵わない。
そう言い切れるほど美しい存在…
彼女こそが邪神エグソーダス。
災いと不幸をもたらす女神だった。
今回の作品は『邪神』『美醜逆転』その二つのリクエストから書き始めました。
強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!
こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。
ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。
最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。
だが、俺は知っていた。
魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。
外れスキル【超重量】の真の力を。
俺は思う。
【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか?
俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる