やぎゅうひめ!

 昔は昔、日本がまだ江戸時代の頃。それは大層お転婆な姉妹がいたそうな。
 お松とお竹の姉妹は元気一杯、今日も木刀片手に剣のお稽古。その腕前は男の子でも太刀打ちできないぐらいに強いのでした。
 なぜなら二人の父親はあの剣豪・柳生十兵衛だったのです。
 でもそれだけじゃなくて、二人の剣の師匠は、なんと天狗様だったのです!

「おのれ、なぜ憎き石舟斎のひ孫に剣を……」ぶつぶつ。

 ひいおじいちゃん、柳生宗厳に懲らしめられて、封印されていた天狗様。
 なにやらわけありの天狗様に稽古をつけてもらいながら、今日も励みます剣の道。
 でも一方、その頃。花のお江戸では不思議な事件が起きていて?
 何とかできるのはお松とお竹だけ? ならば参ろう柳生の姫様。
 これはなんとも大波乱の予感!
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,567 位 / 193,567件 歴史・時代 2,395 位 / 2,395件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

夢幻の飛鳥2~うつし世の結びつき~

藍原 由麗
歴史・時代
稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で歌垣に参加するため海石榴市を訪れる。 そしてその歌垣の後、2人で歩いていた時である。 椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。 その夢の中では、毎回見知らぬ一人の青年が現れ、自身に何かを訴えかけてくるとのこと。 だが椋毘登は稚沙に、このことは気にするなと言ってくる。 そして椋毘登が稚沙にそんな話をしている時である。2人の前に突然、蘇我のもう一人の実力者である境部臣摩理勢が現れた。 蘇我一族内での権力闘争や、仏教建立の行方。そして椋毘登が見た夢の真相とは? 大王に仕える女官の少女と、蘇我一族の青年のその後の物語…… 「夢幻の飛鳥~いにしえの記憶」の続編になる、日本和風ファンタジー! ※また前作同様に、話をスムーズに進める為、もう少し先の年代に近い生活感や、物を使用しております。 ※ 法興寺→飛鳥寺の名前に変更しました。両方とも同じ寺の名前です。

烏孫の王妃

東郷しのぶ
歴史・時代
 紀元前2世紀の中国。漢帝国の若き公主(皇女)は皇帝から、はるか西方――烏孫(うそん)の王のもとへ嫁ぐように命じられる。烏孫は騎馬を巧みに操る、草原の民。言葉も通じない異境の地で生きることとなった、公主の運命は――? ※「小説家になろう」様など、他サイトにも投稿しています。

夢の終わり ~蜀漢の滅亡~

久保カズヤ
歴史・時代
「───────あの空の極みは、何処であろうや」  三国志と呼ばれる、戦国時代を彩った最後の英雄、諸葛亮は五丈原に沈んだ。  蜀漢の皇帝にして、英雄「劉備」の血を継ぐ「劉禅」  最後の英雄「諸葛亮」の志を継いだ「姜維」  ── 天下統一  それを志すには、蜀漢はあまりに小さく、弱き国である。  国を、民を背負い、後の世で暗君と呼ばれることになる劉禅。  そして、若き天才として国の期待を一身に受ける事になった姜維。  二人は、沈みゆく祖国の中で、何を思い、何を目指し、何に生きたのか。  志は同じであっても、やがてすれ違い、二人は、離れていく。  これは、そんな、覚めゆく夢を描いた、寂しい、物語。 【 毎日更新 】 【 表紙は hidepp(@JohnnyHidepp) 様に描いていただきました 】

皇女の鈴

月森あいら
歴史・時代
皇女の声を伝える、美しい声音。叶わなかった恋の、せつない行方。飛鳥時代を舞台にしています。実在の人物も登場します。

逸撰隊血風録~安永阿弥陀の乱~

筑前助広
歴史・時代
江戸時代、安永年間。 時の老中・田沼意次と松平武元によって設立された、老中直属の秘密武装警察・逸撰隊。 武力を行使する事も厭わない組織の性格上、〔人斬り隊〕とも揶揄される部隊でも、最精鋭と呼ばれる一番組を率いる明楽紅子は、日々江戸に巣食う悪党を追っていた。 そんなある日、紅子は夫を殺した殺人宗教集団・羅刹道の手がかりを得る。再び燃え上がる復讐心が、江戸を揺るがす大きな騒乱に繋がっていく。 警察小説のスピード感と時代小説を融合させた、ネオ時代小説! 時代小説は自由でいいんだ!という思想に基づいて描く、女主人公最強活劇!

どじょう

優木悠
歴史・時代
―男は泥にまみれてあがく泥鰌―  仏師の佐平次ははじめて自分ひとりでの仏像製作の依頼を受ける。これで名を上げようと意気込む佐平次であった。恋心を抱く乙の励ましもあり、満足のいく出来の仏像を仕上げ、納品へと赴くが……。

融女寛好 腹切り融川の後始末

仁獅寺永雪
歴史・時代
 江戸後期の文化八年(一八一一年)、幕府奥絵師が急死する。悲報を受けた若き天才女絵師が、根結いの垂髪を揺らして江戸の町を駆け抜ける。彼女は、事件の謎を解き、恩師の名誉と一門の将来を守ることが出来るのか。 「良工の手段、俗目の知るところにあらず」  師が遺したこの言葉の真の意味は?  これは、男社会の江戸画壇にあって、百人を超す門弟を持ち、今にも残る堂々たる足跡を残した実在の女絵師の若き日の物語。最後までお楽しみいただければ幸いです。

処理中です...