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未知の共同作業 ② *

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「なに、手で隠そうとしている。どけろ」

 フランツは高圧的な口調で言った。彼は着ていたジャケットとシャツを脱ぎ、上半身が露わになっている。程よくしなやかに筋肉がついているあたり、さすが軍人だとエリィは思った。

 そしてエリィはベッドの上にて一糸纏わぬ姿で、その肢体を投げ出している。以前、上半身を見られたことはあったが、それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。男性と交わったことがないという以前に、裸を見られてしまう機会など当然のようにしてなかったのだ。

「……っ」

 羞恥で顔を赤く染めながら、エリィは胸を隠していた両手を解いた。そしてその美しい双丘がフランツの眼前に晒される。色白のせいか肌は上気し、艶やかな芳香を漂わせていた。
 フランツの両手がそれを優しく包み、やわやわと揉みしだく。大きいというわけではないが形の整った美乳は、揉まれると同時に色々な形に変化した。

「あっ……」

 エリィの小さな嬌声が響く。時折、彼の指が山の頂上を擦り上げる。その度に甘い快楽が体を支配していった。涙目になりながらフランツを見上げれば、意地の悪い悪戯小僧のような表情をしており、彼の策略のうちなのだろうと思った。

「ここが……いいんだろ」

 フランツはエリィの乳首をぎゅっと摘んだまま、こりこりと揺さぶりをかける。快楽で脳が溶けそうなエリィは、声を上げないよう手の甲で唇を抑えた。それに気づいたフランツは彼女の両腕をへその前で高速した。そして、自らの唇を手の甲の代わりに柔らかな唇へと押し付けた。

「はっ……んっぅ」

「んっ……」

 フランツが舌でエリィの唇をなぞるたびに、彼女は身を震わせる。口が少し開いたその瞬間に舌が強引に侵入し、歯列や口蓋をなぞった。そして舌を絡ませる。エリィも必至でそれに応じようと、見様見真似で舌を動かした。唾液が入り混じりぴちゃぴちゃと卑猥な水音が鳴り響く。しばらくし、フランツが満足したかと思うとゆっくりと唇を離した。

「はぁ……はぁ」

 息の苦しさから解放されたエリィは胸を大きく上下させる。その間にも、フランツは片手でエリィの太ももを撫で上げた。びくりと両腿が震えると、彼は迷わず脚の付け根にたどり着いた。ささやかな茂みをかき分け、乙女の秘密を暴く。

「あぁっ!」

 すでにそこは濡れており、くちゅりと音を立てる。それを確認すると、フランツはくっと笑いを押し殺した。そして意地悪にも言葉を並べたてた。

「びちょびちょだな。触られるの期待してたのか」

「そんな……こと!」

 己の欲深さを指摘されたように感じ、エリィは語彙を強めて言った。フランツの勝気な表情がいつも以上に目につく。睨むように目を見つめれば、さらに悪い笑みを深めた。

「嘘つけ」

 その言葉と同時に、先ほどまで優しくなぞっている程度だった指は忙しく上下する。溢れ出る蜜が潤滑油となり、ぬるぬると全体を摩る。エリィは腰をびくびくと震わせ、押し寄せる快楽に耐えた。だがより強い刺激によってその守りは崩壊する。

「あぁっぅ!!」

 指は隠された陰核を見つけ、今まで以上の刺激に全身を硬くした。フランツは見つけ出した粒をくるくると捏ねまわし時折強く擦り上げた。すると赤く熟れたそれは大きく膨張し、蜜穴からは沢山の愛液が溢れ出る。
 抗いようのない波が、すでにそこまでやってきていた。その波はどんどん押し寄せ、ついにはエリィを殺してしまいそうだった。

「あぁあっ! もぉっ……だ、めぇっ……」

 半泣きになりながら蜜をだらだらと零し、快楽に身をよじる。絶頂がすぐそこまでやってきていた。エリィはすでに満身創痍の状態だった。フランツはそんな彼女を見て、ぐりっと今までより強く陰核を押しつぶし、耳元で柔らかく囁いた。




「イけよ」

と、その瞬間。




「ああぁっあぁっぅ!!!」

 声にならない声をあげ、ぎゅっと目を瞑った。
 快楽の防壁が決壊し、体を硬直させ全身を痙攣させる。まるで陸に打ち上げられた魚のように体を震わせ、そしてゆっくりとベッドに沈んだ。
 はぁはぁと荒い息が場を包み、エリィは全身に倦怠感を味わっていた。それは心地よい疲れで、彼女は蕩けるような表情を浮かべた。

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