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永遠の最期
してほしい(永遠視点)
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莉子が移籍してしばらく経ったある日…
外は大雨が降っている。大雨洪水警報が出ていたっけ。
私は車一ついない道をひたすら走っていた。あの砂浜に向かって。
家にいることが耐えられなくなった。日に日に姉がいた痕跡が消えていった。見るのが、変わるのが怖かった。辛かった。
そんな日が今日、唐突に終わった。
母が姉の遺物をみんな捨ててしまったからだ。私を支えていた何かが一つ崩れた。
それから無我夢中で走っている。
助けてほしい。
今は遠くに行ってしまった
今は鈴原莉子として生きる
お姉ちゃんに。
外は大雨が降っている。大雨洪水警報が出ていたっけ。
私は車一ついない道をひたすら走っていた。あの砂浜に向かって。
家にいることが耐えられなくなった。日に日に姉がいた痕跡が消えていった。見るのが、変わるのが怖かった。辛かった。
そんな日が今日、唐突に終わった。
母が姉の遺物をみんな捨ててしまったからだ。私を支えていた何かが一つ崩れた。
それから無我夢中で走っている。
助けてほしい。
今は遠くに行ってしまった
今は鈴原莉子として生きる
お姉ちゃんに。
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