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アカリちゃんと発情期③
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3ヶ月毎のアカリちゃんの発情期。
今回は僕の誕生日の前日に始まった。
当日、日付が変わると同時にメッセージアプリにお祝いのメッセージが届いた。
「声聞いたら会いたくなっちゃうからごめんね」と書いてあった。
5日目。
百合ちゃんの許可をもらい、午後、アカリちゃんに会いに行った。
この日、アカリちゃんの両親は僕を迎え入れると仕事があると言って出掛けていった。
部屋に行くと、アカリちゃんが笑顔で迎えてくれたけど、その表情には少し疲れが見えた。
僕がロールケーキを差し入れると、アカリちゃんはすごく喜んでくれ美味しそうに食べてくれたけど、食べたのは一切れだけだった。
「ごめんね。まだ身体がちょっと変な感じで食欲があまりないんだ」
「ううん、僕が勝手に作っただけだし、また作るね」
ロールケーキをキッチンの冷蔵庫に閉まって戻ってくると、アカリちゃんは枕を抱きしめて顔を埋めていた。
「大丈夫?」
「……ヒロ……項見たい」
僕のシャツの袖を摘まむアカリちゃんに引っ張られベッドに座る。
アカリちゃんは枕を置いて僕の横に座り、僕の襟足をかけ分けた。
儀式は今回も唇へのキスがあった。
「誕生日、当日祝えなくてごめんね」
目を開けるとアカリちゃんは俯き目を伏せていた。
「仕方がないよ……それにパーティーでたくさんお祝いしてくれたじゃない。それにプレゼント、僕嬉しかったよ」
「うん……」
僕の言葉にアカリちゃんはコクリと頷いて、そっと僕の首に手を回して抱きしめてきたから、僕もアカリちゃんの背中に手を回して抱きしめ返す。
トクトクトクとちょっと速いお互いの心臓の音が重なりひとつになるような感覚がした。
その感覚が心地良くて、もっとくっつきたくて抱きしめる腕に力を込めた。
どのくらいそうしていたんだろう。
数分だったのかもしれない。
突然、3ヶ月前に感じたあの香りがブワッと強くなった。
「……はっ……あっ……」
身体がすごく熱い。
「アカリちゃん……?」
「はぁっ……はぁっ……」
苦しそうに呼吸する腕の中のアカリちゃんを覗き込むと、潤んだ瞳と合った。
「ヒ……ロッ……」
ぶつかるように唇が当たり、すぐ舌が口の中に侵入してきて僕の口腔内で暴れる。
アカリちゃんの舌が何度も上顎や舌の裏をザラリとなぞる。クチュクチュと絡み合う音が内側から鼓膜に響く。
そのすべてが溶けそうなくらい気持ち良く、鼻をくすぐる甘い香りと甘い唾液に僕はもう何も考えられなくなっていった。
遂には、その気持ちよさを求めるように僕も舌を伸ばし絡めるキスを返した。
夢中でキスをしながら、ボタンがいくつか取れてはだけたシャツの隙間から覗くアカリちゃんの白い肌を撫でその先にある胸の尖に触れる。
「んっ」とキスの合間に声を漏らし反応するアカリちゃんを様子を見ながら撫でたり摘んだりする。
キスをしていた唇は顎から首筋を伝い、もう片方の尖へ吸い付く。
舌で転がすと果実のような甘い味がして甘噛みすると、その刺激にアカリちゃんは背を逸らせベッドに倒れ込む。
「はあっ、はあっ……ヒロ…」
チラリと覗く唇に僕は再びキスをする。
飲み込めず溢れる唾液を追いかけ、辿り着いた先の耳朶を舐め甘噛みをすると、カチカチと小さなペリドットのピアスに歯が当たった。
耳朶から口を離すとグルンと上下が反転された。
アカリちゃんは自分のシャツを脱ぎ去ると、僕の首筋に吸い付いた。
僕のシャツのボタンを外しながら僕の身体にキスを落とす。
全てのボタンを外すと、僕の手を取り自分の中心に導く。
触れたボクサーパンツの前はパンパンに膨れ上がっていて、ビッショリ濡れていた。
「……最後まで、しよ…」
耳元で囁く声と掛かる吐息に僕の中心もパンツの中で窮屈になった。
「ア…カリちゃ…ん」
アカリちゃんのボクサーパンツに手を突っ込み昂ったモノを握り取り出す。
それだけで、先から液体がこぼれ出た。
「あっ、あっ、ヒロ…」
僕の手がアカリちゃんのモノを梳くと、アカリちゃんの上半身は仰け反ったが、すぐ僕の身体に倒れ込んだ。
僕はもう片方の手でその背中を撫でると、手を掴まれボクサーパンツの中に導かれた。
重なった指と一緒に後孔を触れると、液で溢れる窄まりはスルリと僕の中指を迎え入れた。
「ヒロ……もう一本……あっ、あっ、そこっ……」
言われるがまま夢中で指を動かしその本数を増やすと、アカリちゃんの後孔はあっという間に僕の指を3本飲み込んだ。
そして、さっき見つけたアカリちゃんの中の良いところに僕の指が当たる度、アカリちゃんは艶っぽい声を漏らした。
「ヒロ……もう……」
「……うん……」
クルッとまた上下が反転して、アカリちゃんのボクサーパンツを脱がし、僕も下を全部脱いだ。
前回、あんなにもパニックなったのが嘘のように僕の身体は迷いなく動いた。
そして、昂ったモノをアカリちゃんの後孔に当て、ゆっくり侵入していく。
「うっ…はぁ…はぁ…ああっ」
慣らしたとはいえ指3本より太かったみたいで、中に進めるとアカリちゃんは苦しそうに喘いで僕の腕をぎゅっと掴んだ。
グプンと一番太いところが中に入ると、アカリちゃんの中は僕を導くようにうねった。
「アカリ…ちゃん…もうちょっと…」
「ぅ……あああっ」
パチンと身体が当たって、僕のモノがアカリちゃんの中にすべて挿った。
「はぁはぁ……アカリちゃん…全部…挿ったよ…」
「はぁ…はぁ……うん……ボクの中がヒロでいっぱいだ……苦し…けど……嬉しい…」
ポロポロと流す涙を舌で掬い取ると、しょっぱいはずなのにとても甘く感じた。
アカリちゃんの中が馴染むまで僕たちはチュッチュッと触れるだけのキスを交わした。
__________________
今度は投稿予約の日付けを間違えました。。。
エロムズイです。
読みづらかったらごめんなさい。
この話、まだ続きます。
今回は僕の誕生日の前日に始まった。
当日、日付が変わると同時にメッセージアプリにお祝いのメッセージが届いた。
「声聞いたら会いたくなっちゃうからごめんね」と書いてあった。
5日目。
百合ちゃんの許可をもらい、午後、アカリちゃんに会いに行った。
この日、アカリちゃんの両親は僕を迎え入れると仕事があると言って出掛けていった。
部屋に行くと、アカリちゃんが笑顔で迎えてくれたけど、その表情には少し疲れが見えた。
僕がロールケーキを差し入れると、アカリちゃんはすごく喜んでくれ美味しそうに食べてくれたけど、食べたのは一切れだけだった。
「ごめんね。まだ身体がちょっと変な感じで食欲があまりないんだ」
「ううん、僕が勝手に作っただけだし、また作るね」
ロールケーキをキッチンの冷蔵庫に閉まって戻ってくると、アカリちゃんは枕を抱きしめて顔を埋めていた。
「大丈夫?」
「……ヒロ……項見たい」
僕のシャツの袖を摘まむアカリちゃんに引っ張られベッドに座る。
アカリちゃんは枕を置いて僕の横に座り、僕の襟足をかけ分けた。
儀式は今回も唇へのキスがあった。
「誕生日、当日祝えなくてごめんね」
目を開けるとアカリちゃんは俯き目を伏せていた。
「仕方がないよ……それにパーティーでたくさんお祝いしてくれたじゃない。それにプレゼント、僕嬉しかったよ」
「うん……」
僕の言葉にアカリちゃんはコクリと頷いて、そっと僕の首に手を回して抱きしめてきたから、僕もアカリちゃんの背中に手を回して抱きしめ返す。
トクトクトクとちょっと速いお互いの心臓の音が重なりひとつになるような感覚がした。
その感覚が心地良くて、もっとくっつきたくて抱きしめる腕に力を込めた。
どのくらいそうしていたんだろう。
数分だったのかもしれない。
突然、3ヶ月前に感じたあの香りがブワッと強くなった。
「……はっ……あっ……」
身体がすごく熱い。
「アカリちゃん……?」
「はぁっ……はぁっ……」
苦しそうに呼吸する腕の中のアカリちゃんを覗き込むと、潤んだ瞳と合った。
「ヒ……ロッ……」
ぶつかるように唇が当たり、すぐ舌が口の中に侵入してきて僕の口腔内で暴れる。
アカリちゃんの舌が何度も上顎や舌の裏をザラリとなぞる。クチュクチュと絡み合う音が内側から鼓膜に響く。
そのすべてが溶けそうなくらい気持ち良く、鼻をくすぐる甘い香りと甘い唾液に僕はもう何も考えられなくなっていった。
遂には、その気持ちよさを求めるように僕も舌を伸ばし絡めるキスを返した。
夢中でキスをしながら、ボタンがいくつか取れてはだけたシャツの隙間から覗くアカリちゃんの白い肌を撫でその先にある胸の尖に触れる。
「んっ」とキスの合間に声を漏らし反応するアカリちゃんを様子を見ながら撫でたり摘んだりする。
キスをしていた唇は顎から首筋を伝い、もう片方の尖へ吸い付く。
舌で転がすと果実のような甘い味がして甘噛みすると、その刺激にアカリちゃんは背を逸らせベッドに倒れ込む。
「はあっ、はあっ……ヒロ…」
チラリと覗く唇に僕は再びキスをする。
飲み込めず溢れる唾液を追いかけ、辿り着いた先の耳朶を舐め甘噛みをすると、カチカチと小さなペリドットのピアスに歯が当たった。
耳朶から口を離すとグルンと上下が反転された。
アカリちゃんは自分のシャツを脱ぎ去ると、僕の首筋に吸い付いた。
僕のシャツのボタンを外しながら僕の身体にキスを落とす。
全てのボタンを外すと、僕の手を取り自分の中心に導く。
触れたボクサーパンツの前はパンパンに膨れ上がっていて、ビッショリ濡れていた。
「……最後まで、しよ…」
耳元で囁く声と掛かる吐息に僕の中心もパンツの中で窮屈になった。
「ア…カリちゃ…ん」
アカリちゃんのボクサーパンツに手を突っ込み昂ったモノを握り取り出す。
それだけで、先から液体がこぼれ出た。
「あっ、あっ、ヒロ…」
僕の手がアカリちゃんのモノを梳くと、アカリちゃんの上半身は仰け反ったが、すぐ僕の身体に倒れ込んだ。
僕はもう片方の手でその背中を撫でると、手を掴まれボクサーパンツの中に導かれた。
重なった指と一緒に後孔を触れると、液で溢れる窄まりはスルリと僕の中指を迎え入れた。
「ヒロ……もう一本……あっ、あっ、そこっ……」
言われるがまま夢中で指を動かしその本数を増やすと、アカリちゃんの後孔はあっという間に僕の指を3本飲み込んだ。
そして、さっき見つけたアカリちゃんの中の良いところに僕の指が当たる度、アカリちゃんは艶っぽい声を漏らした。
「ヒロ……もう……」
「……うん……」
クルッとまた上下が反転して、アカリちゃんのボクサーパンツを脱がし、僕も下を全部脱いだ。
前回、あんなにもパニックなったのが嘘のように僕の身体は迷いなく動いた。
そして、昂ったモノをアカリちゃんの後孔に当て、ゆっくり侵入していく。
「うっ…はぁ…はぁ…ああっ」
慣らしたとはいえ指3本より太かったみたいで、中に進めるとアカリちゃんは苦しそうに喘いで僕の腕をぎゅっと掴んだ。
グプンと一番太いところが中に入ると、アカリちゃんの中は僕を導くようにうねった。
「アカリ…ちゃん…もうちょっと…」
「ぅ……あああっ」
パチンと身体が当たって、僕のモノがアカリちゃんの中にすべて挿った。
「はぁはぁ……アカリちゃん…全部…挿ったよ…」
「はぁ…はぁ……うん……ボクの中がヒロでいっぱいだ……苦し…けど……嬉しい…」
ポロポロと流す涙を舌で掬い取ると、しょっぱいはずなのにとても甘く感じた。
アカリちゃんの中が馴染むまで僕たちはチュッチュッと触れるだけのキスを交わした。
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今度は投稿予約の日付けを間違えました。。。
エロムズイです。
読みづらかったらごめんなさい。
この話、まだ続きます。
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