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同居終了:36日目 1/26(水)
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真琴さんに振られた日から、真琴さんからの連絡はなくなった。
メッセージアプリに朝と夜に『おはよう』と『おやすみ』のメッセージを送るが既読にならなかった。
それでも諦めきれず1週間送り続けたが、やはり既読になることはなかった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
「なあ、紫陽くん」
「あ?」
猫撫で声を出す悟に少しイラっとしつつ返事をすると、目の前でパンっと手を合わされた。
「頼む。今週末の合コン参加してください」
「はっ?もう参加しねぇって言っただろ」
「そこを何とか今回だけ!」
「それ、前も言っただろ」
全く懲りない奴だ。
すると、今度は土下座してきた。
「本当にこれで最後だからお願いします。紫陽様」
「げっ」
足に縋り付いて来た悟は、俺がうんと言うまで離れなかった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
「し・よ・う・くん」
「ぅげ…いらっしゃいませぇ」
今日は厄日か?
「マナ、お客さまだよ」
「店内ですか?テイクアウトですか?」
「店内でーす」
「ではこちらへ」
適当に空いていた席に案内して、遼平にバトンタッチした。
「先輩のお知り合いのマナミさん?可愛いですね。ちょっと胡散臭い感じがしますけど」
「おっ、遼平鋭いな」なんてちょっと思ったけどそのデレッデレな顔は信用できない。
「お前、沙也狙いじゃなかったのか?」
「沙也さん、俺には無理っす。ラスボスには勝てないんで」
「ラスボス?」
「あー、そのうちわかりますよ。先輩、色恋本当疎いですよねー」
デレッデレの顔を止めて含み笑いをする遼平にイラッとしたが、ゲンコツは我慢した。
「紫陽くーん」
遼平が他のテーブルに配膳に行ってる隙に、マナミが手招きして俺を呼んだから、渋々行った。
「追加注文ですか?」
「んーん。紫陽くん、今週末の合コン参加するんだよね。マナも参加するんだぁ。ふふっ楽しみだねー」
マジかよ…。
「御用がないのでしたら失礼します」
タイミングよく「すみませーん」と声がしたのからマナミから離れた。
マナミはブーっと頬を膨らませていたが、暫くすると帰っていった。
バイトの後、悟に電話をした。
「おい、マナミが参加するって聞いてねぇぞ」
『えっ、なんでそれ知ってんの?』
「今日、カフェに来たんだよ」
『うわっ、マージーかー』
「マジかじゃねぇよ。マナミ来んなら俺パス」
『紫陽くん、それは無理だわ。もう、向こうのメンバーにお前が来るって言っちゃった。ちなみに、その後マナミがねじ込んできたらしいぜ。だから今回は我慢して』
「お、おいっ」
悟は言うだけ言うとブチっと通話を切られた。
「クソッ」
もう、何なんだよ今日は。
そして今日も既読にならない画面に向かって『おやすみ』とメッセージを送った。
メッセージアプリに朝と夜に『おはよう』と『おやすみ』のメッセージを送るが既読にならなかった。
それでも諦めきれず1週間送り続けたが、やはり既読になることはなかった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
「なあ、紫陽くん」
「あ?」
猫撫で声を出す悟に少しイラっとしつつ返事をすると、目の前でパンっと手を合わされた。
「頼む。今週末の合コン参加してください」
「はっ?もう参加しねぇって言っただろ」
「そこを何とか今回だけ!」
「それ、前も言っただろ」
全く懲りない奴だ。
すると、今度は土下座してきた。
「本当にこれで最後だからお願いします。紫陽様」
「げっ」
足に縋り付いて来た悟は、俺がうんと言うまで離れなかった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
「し・よ・う・くん」
「ぅげ…いらっしゃいませぇ」
今日は厄日か?
「マナ、お客さまだよ」
「店内ですか?テイクアウトですか?」
「店内でーす」
「ではこちらへ」
適当に空いていた席に案内して、遼平にバトンタッチした。
「先輩のお知り合いのマナミさん?可愛いですね。ちょっと胡散臭い感じがしますけど」
「おっ、遼平鋭いな」なんてちょっと思ったけどそのデレッデレな顔は信用できない。
「お前、沙也狙いじゃなかったのか?」
「沙也さん、俺には無理っす。ラスボスには勝てないんで」
「ラスボス?」
「あー、そのうちわかりますよ。先輩、色恋本当疎いですよねー」
デレッデレの顔を止めて含み笑いをする遼平にイラッとしたが、ゲンコツは我慢した。
「紫陽くーん」
遼平が他のテーブルに配膳に行ってる隙に、マナミが手招きして俺を呼んだから、渋々行った。
「追加注文ですか?」
「んーん。紫陽くん、今週末の合コン参加するんだよね。マナも参加するんだぁ。ふふっ楽しみだねー」
マジかよ…。
「御用がないのでしたら失礼します」
タイミングよく「すみませーん」と声がしたのからマナミから離れた。
マナミはブーっと頬を膨らませていたが、暫くすると帰っていった。
バイトの後、悟に電話をした。
「おい、マナミが参加するって聞いてねぇぞ」
『えっ、なんでそれ知ってんの?』
「今日、カフェに来たんだよ」
『うわっ、マージーかー』
「マジかじゃねぇよ。マナミ来んなら俺パス」
『紫陽くん、それは無理だわ。もう、向こうのメンバーにお前が来るって言っちゃった。ちなみに、その後マナミがねじ込んできたらしいぜ。だから今回は我慢して』
「お、おいっ」
悟は言うだけ言うとブチっと通話を切られた。
「クソッ」
もう、何なんだよ今日は。
そして今日も既読にならない画面に向かって『おやすみ』とメッセージを送った。
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