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異世界 シャーシード国
22 (中盤以降、王太后の最期注意)
しおりを挟む「まだ時間はある。いいだろ?」
私はシノダを横抱きにすると、祭壇の裏の寝台へ運んだ。
仰向けに横たえたシノダを組み敷くと、シノダの肌が桃色に染まるのが見えた。
両手の指同士を絡めると、シノダが言った。
「お手柔らかに、お願いします。」
「善処します。」
答えると、早速キスから始めた。
巨峰の味も芳醇な香りもするシノダの唾液を味わいながら、舌で口内を蹂躪する。
シノダは両足を曲げ、膝を開いて腰を持ち上げるようにして私を誘う。
唇を離し、
「シノダ…積極的。淫乱だね。」
耳元に囁いてやれば、シノダはあっという間に赤くなった。
「だって僕、リンにシて貰うの、好きなんだもん。」
少し顔を背けて言うのは、間違いなく私を煽っているよな?
瞬時に私のペニスも臨戦態勢を取った。
「それじゃ、お言葉に甘えて。」
私は、前戯らしい前戯もなく、早速シノダに根元まで挿した。
「ぁあああぁぁぁーーー!!」
瞬時に締まる!!
ビュクッ
少し出た分で滑りが良くなり、そのまま激しく何度も最奥を打ち付けた。
「ぁあっぁああっあああっああっ…あぁーー!!……ふんっにゃっ、はっ、はぁんっはあああーーー!!やっ、ちょっ、はげしっまた、あああーーー!!はぁ~、はぁ~、はあ~ん、はあ~、はあっ、あああっああ~ん……」
横向きにして、裏返して、とにかく突いて突いて突きまくった。
そして、シノダはイきすぎて気を失った。
窓の外を見る。
そろそろ私のフタが外れる時間だ。
たぶん、それを狙ってまたダリンスが確認のため戻ってくるだろう。
それまではと、私はシノダの背中側からピッタリと貼り付き、ペニスも挿入したままで暫しの仮眠を取ることにした。
「開かないなんて!何故だ!!」
わたしは掛かってしまった祭壇の部屋の鍵の解錠のため、魔術師を呼びに城を徘徊していた。
わたし自身は、魔法は使えるが、魔力量が多くないのであまり大きな魔法は使えない。
先程も扉の前で何度か試したけれど、扉が開くことはなかった。
「シーシャ、待っててくれ。きっと君を助けてあげるから。」
そして、私の私室もある階までやって来た時だった。
『国王の寝室から人間の呻き声が聞こえてくる』
扉の外の護衛が今から室内に踏み込もうとしているところへ行き当たった。
立ち会いを願い出てきたその護衛と共に踏み込めば、国王の腹の上に、ミイラのように水分の抜けた骸が乗っていた。
「異世界人の王太后が、儂の腹の上で……」
わたしは驚愕した。
父が、自分の父親の愛妾とデキてたこと。
それと、父の腹の上の骸が、王太后だったこと。
父の衰弱が激しいこと。
それからわたしは、そちらの対応に追われることとなり、なかなか最愛の元へは行けないのであった。
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