【完結】僕は、妹の身代わり

☆全3話 

僕の双子の妹は、病弱な第3王子サーシュ殿下の婚約者。
でも、病でいつ儚くなってしまうかわからないサーシュ殿下よりも、未だ婚約者の居ない、健康体のサーシュ殿下の双子の兄である第2王子殿下の方が好きだと言って、今回もお見舞いに行かず、第2王子殿下のファンクラブに入っている。

妹の身代わりとして城内の殿下の部屋へ向かうのも、あと数ヶ月。

けれど、向かった先で殿下は言った。

「…………今日は、君の全てを暴きたい。
まずは…そうだな。君の本当の名前を教えて。
〜中略〜
ねぇ、君は誰?」

僕が本当は男の子だということを、殿下はとっくに気付いていたのだった。
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