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   3 (終)

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下半身はジュークのモノに擦り付けながら、両手で持って一緒に扱く。
ジュークの胸の突起は、僕の胸の突起と合わせて刺激し合った。

お互いの胸の突起が固くなってくると、

「んっ」

ジュークの声が漏れるとともに唇が離れた。

その時のジュークの顔がすごく色っぽくて…
僕は立ち上がるとジュークの手を引き、シャワーブースへと向かった。



けれど、手を引いて歩いていたハズなのに、シャワーブースに入る時には僕を先にしてジュークが後から入ってくる順番になっていた。

僕は、ジュークの表情を見ながらシたくてくるりと向きを変えると、ポンプの頭を押す。
出てきたのは紫色のぷるぷる。
僕は手早く自分に塗りつけると、扉を閉めて振り返ったジュークに抱き付く。

胸も腹も下半身も、僕の体に塗り付けた紫色のぷるぷるを共有すると、興奮が高まってきた。

ジュークもそうなのか、男らしく反り返らせたモノが苦しげに張り詰めている。

僕が指先で先端の小さな孔に触れると、あっと言う間に白濁が弾けて僕の顔にも掛かった。

頬に掛かった分を自分の舌を伸ばして舐め取ると、口内にジュークの香りがして、これを腹の中に受けたいということ以外、何も考えられなくなってしまう。

ジュークは白濁の掛かった僕の顔を一瞬嬉しそうに見たけれど、僕の顔を擦ってシャワーで洗い流してしまうと言った。

「あの女が触れた場所を教えて。僕の精液で消毒したい。」

僕達はベッドへ移動した。






少しの時間で清掃が入ったようで、シーツが替えられ、上掛けも整えられている。

僕達はベッドに上がると、僕は仰向けのまま膝を抱えてジュークの来訪を懇願し、ジュークはそれに応えて最初から激しく僕を慾る。

「ぁぁああああ~~~!!…………」

激しくて、まるでジュークに押されたから出たかのように、僕の先端から白濁が飛び出し、僕の両足はピンッと伸びた。

その後は喘ぎっぱなしで、ものすごく気持ち良かった。

ジュークは、宣言通りに僕の全身が体の外も中もグッチャグチャになる程、精液を掛けてくれた。

僕はジュークの匂いに包まれて、とても幸せだった。


それから…
またシャワーブースで体を洗い流されながらシて、
お湯に浸かりながらシて、
のぼせそうになりながら部屋に戻ってくると、テーブルの上には様々なジャンルの食べ物が並んでいた。

「さっきは、この用意を指示していたんだ。
シューの好きなモノがわからなくて…
とにかく食べてくれ。」

「「いただきます。」」

僕らはそれなりにまだ若いので、どんどん食べた。
どの料理もとても美味しかった。






手触りの良い夜着を身に纏ってベッドに入った。

そういえば……と、あの女がどこから来たのか訊ねると、
「隣国からだ。」
とジュークは答えた。

「私の母は、隣国の姫でね。従兄弟が隣国で王太子をしていて……ほら、アリーに惚れているので、アリーに手紙を持たせて向かわせたんだ。
すると、あの女が代わりにやって来たらしい。
で、ちゃんと送り届けなかった私のところに、苦情がてら魔法で届けたのだそうだ。
けれど、こちらとしても大事なシューが襲われたんだ。魔法で送り返してやったさ。まぁ、隣国の座標はよく知らないけどな。」
と言った。

僕としては、あの女よりも気になるのは姉の行方だ。

「ジューク、アリーはどうしたのだ? 朝の手紙にはと!」

「あぁ。ついさっき魔法で連絡が届いて、婚姻を果たしたそうだ。
…となると、今夜は初夜。
私達は好みがが似ているからな。しかも、アイツはアリーへの初恋をかなり拗らせてるから……アリーが無事なら良いが……」

「アリー、幸せになるといいな。」
「では、私は負けじとシューを幸せにすることにしよう。」

僕達はお互いの幸せを願いながら、キスを交わしたのだった。


     おしまい
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