22 / 53
第1章 レッツスローライフ
自給自足スタート (2)
しおりを挟む
もうね、チートはお腹いっぱいですって言葉がある意味がわかったような気がするよ。
「ツッコミすぎて私が逆に疲れる」
いや、便利だよ?便利なんですよ?でもそこじゃないんだよ。ツッコミどころが満載すぎるところが辛いんです、わかります?
「…………もう好きにして」
しかもツッコミやめようとしても、自分がツッコミ属性だからついついツッコんじゃうからもうエンドレスだよね。
「………セコい農家になってこよ」
爽やかな朝なのに早くも疲労の色が見えてきたよ。もうほんと、異世界ってパネェわ。
◇ ◇ ◇
「ふぅ、セコかった」
別々の場所に合計10個畑を作り、私は一息つく。ああ、セコいやり方だった。
「この調子だと他にもいろいろセコいのがありそうな気がするんだよね………」
もう諦めてフラグ立てますよ!!文句あります!?
畑は全部小道の右側に作ったから、畑と畑の間を道でつなげれば楽だけどな。まあ、全部あとで考えればいいか。
「えーっと、畑に栽培する作物はっと……」
私は異次元収納から畑に植える作物を取り出す。自給自足が大前提だから草系より野菜系がいいかな?
「ハーブ系は一回おいといて、主食系の奴だと………これと、これとーーー」
そうして選び出した食品の数6個。畑に4つあまりが出た。
ちなみに作物の名前については黄金翡翠(紫色のトマト)、キュピマネーズ(真っ赤なきゅうり)、シンクタケ(真っ白なキャベツ)、ドクターペピ(緑色のナス)、紅(黄色い人参)、青空太陽(黒いジャガイモ)。
「ほんとこの世界ってネーミングおかしいよね!?」
上の野菜たち見てみ?現実と名前がかすってるの一個もないよ?かろうじて黄色い人参がかすってるだけだよ?
「しかも色がまともなのが人参しかない!」
赤いきゅうりとか怖くない?不気味すぎる!黒いジャガイモとか焦げてるでしょ絶対に!ナスに至っては緑色の医者ってどういうこと?
「…………たった5日なのに」
神様のアンチキショーー!!私になんの修行させてるのよ。何、ツッコミ?ツッコミの修行なの?
この5日間で私のツッコミ能力がどんだけ上がったと思ってるんだ。
「…………とりあえず植えちゃお……」
ひとしきり庭で一人のたうちまわり、一回転して冷静に(?)なれた私は、黙々と畑に作物を埋めていく。
家庭菜園の知識とか皆無だけど、果実の中に種があるから、肥料あげて水あげてればきっと育つはず。……多分。………きっと。
「育たなかった時はどうしよう!?」
ピシャーン!考えてなかった!
「そうなったら森で毎日採集という名の逃走中をするしかないですよね!?ありがとうございます!!」
え?態度が投げやりだって?ほっといてくださいよ。これがツッコマずにやってられるか!
「ツッコミすぎて私が逆に疲れる」
いや、便利だよ?便利なんですよ?でもそこじゃないんだよ。ツッコミどころが満載すぎるところが辛いんです、わかります?
「…………もう好きにして」
しかもツッコミやめようとしても、自分がツッコミ属性だからついついツッコんじゃうからもうエンドレスだよね。
「………セコい農家になってこよ」
爽やかな朝なのに早くも疲労の色が見えてきたよ。もうほんと、異世界ってパネェわ。
◇ ◇ ◇
「ふぅ、セコかった」
別々の場所に合計10個畑を作り、私は一息つく。ああ、セコいやり方だった。
「この調子だと他にもいろいろセコいのがありそうな気がするんだよね………」
もう諦めてフラグ立てますよ!!文句あります!?
畑は全部小道の右側に作ったから、畑と畑の間を道でつなげれば楽だけどな。まあ、全部あとで考えればいいか。
「えーっと、畑に栽培する作物はっと……」
私は異次元収納から畑に植える作物を取り出す。自給自足が大前提だから草系より野菜系がいいかな?
「ハーブ系は一回おいといて、主食系の奴だと………これと、これとーーー」
そうして選び出した食品の数6個。畑に4つあまりが出た。
ちなみに作物の名前については黄金翡翠(紫色のトマト)、キュピマネーズ(真っ赤なきゅうり)、シンクタケ(真っ白なキャベツ)、ドクターペピ(緑色のナス)、紅(黄色い人参)、青空太陽(黒いジャガイモ)。
「ほんとこの世界ってネーミングおかしいよね!?」
上の野菜たち見てみ?現実と名前がかすってるの一個もないよ?かろうじて黄色い人参がかすってるだけだよ?
「しかも色がまともなのが人参しかない!」
赤いきゅうりとか怖くない?不気味すぎる!黒いジャガイモとか焦げてるでしょ絶対に!ナスに至っては緑色の医者ってどういうこと?
「…………たった5日なのに」
神様のアンチキショーー!!私になんの修行させてるのよ。何、ツッコミ?ツッコミの修行なの?
この5日間で私のツッコミ能力がどんだけ上がったと思ってるんだ。
「…………とりあえず植えちゃお……」
ひとしきり庭で一人のたうちまわり、一回転して冷静に(?)なれた私は、黙々と畑に作物を埋めていく。
家庭菜園の知識とか皆無だけど、果実の中に種があるから、肥料あげて水あげてればきっと育つはず。……多分。………きっと。
「育たなかった時はどうしよう!?」
ピシャーン!考えてなかった!
「そうなったら森で毎日採集という名の逃走中をするしかないですよね!?ありがとうございます!!」
え?態度が投げやりだって?ほっといてくださいよ。これがツッコマずにやってられるか!
1
お気に入りに追加
3,800
あなたにおすすめの小説
最弱の冒険者と呼ばれてますが、隠してるチート能力でたまには無双します!……と言いたいところだが、面倒だから今日は寝る。お前ら、邪魔するなよ?
ランド
ファンタジー
『最弱の冒険者』の称号をほしいままにしている、リアトリス。
仲間であるジャスミンにいくら誘われようとも、冒険に行かず、レベル上げすらもしようとしない怠惰っぷり。
冒険者の義務なんて知らない。
仕事なんて絶対にしたくない。
薬草採って、ポーション作って売ってのその日暮らしができれば大満足。
そんな舐めた事ばかり考えているリアトリスだが、実はこの世界で最も強力な能力を持つ最強の冒険者。
それも、本気を出せば魔王軍幹部すらも圧倒できるほどの。
だが、リアトリスは意地でも能力を隠そうとする。
理由はいたって単純。
面倒な事には関わりたくないから。
そんなリアトリスが、果たして魔王を倒すことができるのか。
そもそも、冒険の旅に出てくれるのだろうか。
怠惰で最強な冒険者による、異世界奇譚をお楽しみください!
※作品内に一部過激な描写がありますので、投稿ガイドラインに基づき、R15指定としています。
この作品はなろうとカクヨムにも掲載しています(下記URL参照)。また、タイトルの文字数制限の関係で、少々タイトルも変えています。
https://ncode.syosetu.com/n4679gv/
https://kakuyomu.jp/works/16816700428703293805
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。
退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話
菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。
そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。
超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。
極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。
生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!?
これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる