さんざめく思慕のヴァルダナ

胸にさんざめく想いに、何と名付ければ良いのだろう。

インドを舞台とした歴史小説です。
全16章、約16万字で完結です。

7世紀前半、群雄割拠のインドに並び立つ多数の国の内の一つ。
第二王子のハルシャは14歳で、いわゆる中二病的な自己同一化の悩みを抱えていた。
ある日、一人の美しい少女と出会い、ハルシャの運命も変わって行く。
日々の帝王教育の他に仏教も学び、動物を通じて生命と向き合い、青春を過ごす中で成長して行く。
やがて、過酷な出来事がハルシャを見舞い、否応なくハルシャは自らの立場の変化に向き合って行くこととなる。

第1章 第二王子の夢
第2章 近くて遠い佳人
第3章 兄と妹
第4章 仏陀の言葉
第5章 本生譚の慈悲
第6章 鰐の馬蹄花
第7章 遠征の後始末
第8章 華燭の典
第9章 エフタルの余喘
第10章 重なる不幸
第11章 風雲のカナウジ
第12章 慈悲の報い
第13章 ヴィンドヤースの森
第14章 金の兎耳の国
第15章 ヴァルダナの栄光
第16章 終章

【この作品のセールスポイント】
1:インドの歴史小説という、他に書く人がいない圧倒的独自性。
2:14歳のいわゆる中二病の少年が主人公で、その成長する姿に読者が共感しやすい。
3:あの玄奘三蔵法師が天竺で会った王様、を知ることにより、インドに関する解像度が高くなる。
4:主人公ハルシャに降りかかる激動の展開と、怒濤の伏線回収による爽快感で、物語としてハイレベルな面白さ。
5:ガチな歴史小説マニアもテンションがブチ上がる参考文献の多さ。そしてその資料という下地があってこその、テンプレ異世界ではなく古代インドという独特な世界観を堪能できる。
6:歴史小説に興味の無いいわゆる対象外読者であっても、読めば異口同音に面白いと言っていた事実。文章、キャラ、ストーリー、世界観、全てがハイレベル。
7:出版されれば間違い無く直木賞候補だな(受賞するとは言っていない)。
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