思い出せてよかった

この物語は実在する"ある曲"の世界観を
自分なりに解釈して綴ったものです。


~思い出せてよかった…

もし君と出会わなければ
自分の気持ちに気づかないまま

時の波に流されていただろう~


ごくごく平凡なネガティブ男子、小林巽は
自身がフラれた女子、山本亜弓の親友
野中純玲と少しずつ距離が縮まるも

もう高校卒業の日はすぐそこまで来ていた。

例えば時間と距離が二人を隔てようとも
気づくこと、待つことさえ出来れば

その壁は容易く超えられるのだろうか?

幾つかの偶然が運命の糸のように絡まった時
次第に二人の想いはひとつになってゆく。

"気になる" から"好きかも?" へ
"好きかも?"から "好き"へと。

もどかしくもどこかほんわりした
二人の物語の行方は?
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