レイナ

みつ光男

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第5章. 鍵穴

【インサート】

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 重ね合った唇から甘い香りが口の中いっぱいに広がり
生暖かいものが俺の口の中に流れ込んできた。

されるがままに俺はレイナから執拗な愛撫を受け
そのままベッドに押し倒された。

「チョコ…あげるね」

そして溶けかけのチョコレートの塊がレイナから
口移しで俺の中に入ってきた。

何度かお互いの口の中をチョコが行き来して
ようやくその淫靡な贈り物は形を無くした。

「…おいしかった?」

「ありがと…いや、熱烈すぎて」

「今日もいっぱい楽しも…」

「うん、そうだね」

甘い唾液が口いっぱいに広がる、

最近では二人が求め会う"そんな時"でも
お互い会話をする余裕も出てきた。

そしてレイナは今日も
自らの花弁に俺の"矢"を挟み込んで
腰を前後にグラインドさせながら

「あぁ…」

妖艶な溜め息をひとつ吐き出した。

「これ…凄く好きなんだ」

「ローションつけてないのに…こんなに濡れてるよ」

「だってぇ…気持ちいいんだもん」

「そっか、じゃ、いつか挿入いれてあげるね」

「あ、もう!いやん」

「冗談だよ」

「こんなの入ったら…私…壊れちゃう」

レイナがふざけて身をよじったその時


体勢がズレてしまった。

俺の"矢"は予期せずレイナの中へと
滑り込むように入っていった・・・

「あっ!あ…いい…気持ち…いぃぃ!!」

レイナの悦びの叫びが部屋に響き渡る。

「あっ!あっ!あぁぁぁ!!」

悲鳴のようなレイナの声がしばらく俺の耳を刺激した。

身悶えしながらそれでもレイナは腰を激しく揺らして
しばしその快感を堪能してから思い出したように

俺の"矢"を抜いて元の体勢に戻った。

俺は俺であやうく昇天しそうになっていた、
もしもレイナが腰を浮かせて抜いてくれなかったら…

「ごめん!そんなつもりじゃ」

「す…凄いょ…もうダメだぁ!」

そう言ったレイナの花弁が微かに震え
そのまま腰から砕け落ちた。

「・・・イッちゃった?」

レイナは少し涙目で頷きながら

「何なんだろ、この感じ…今までなかったよ、こんなの」

「そうなの?そんなに喜ばれたこと、これまでなかったからわかんないんだけど」

 全身の力が抜けたように俺の上で果てたレイナは
そのまま力なく俺の上半身に覆い被さった。

最初はある意味、感じている"演出"であったり
またはサービスの一環なのでは?と思ったこともあったが

近頃ではどうも本当にエクスタシーに達している、と
実感するようになった。

こうして今日も至福の時間は終わり、

湯気の立ち込めるシャワー室の温度を調整しながら
レイナはこんなことを話し始めた。
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