201 / 211
chapter5
episode.00-3 バレンタインとスイートチャレンジ
しおりを挟む
帝人さんはちらりとソウさんを見てから口元を腕で隠すと、ブンブン首を左右に振った。
「な、何言って……無理だから。本当にムッ――ゴホッ、ゲホッゴホッ」
「み、帝人さん、落ち着いてください」
むせて咳き込んだ彼の背中を撫でる。
いつも穏やかに微笑み、一歩離れたところでみんなを見守っていた彼の意外な一面にほのぼのする反面、心の壁を全撤去した彼の反応の大きさに心配を覚えたりもする。
ニャン太さんはそんな彼を気にすることなく、ニコニコ続けた。
「この前、ソウちゃんとエッチするって話したのに全然そんな雰囲気にもならないんだもん。これをきっかけにググッと仲良くなっちゃって♪」
「するなんて言ってないよね!?」
「え? でも好きだって……」
「す、好きだよ! 好きだけどさ……っ!なんでもかんでもそういうことに繋げなくたっていいだろう!?」
そう慌てふためく帝人さんの頬は真っ赤で、目はちょっと潤んでいる。
さすがに可哀想になってきた。
凄くデリケートでプライベートな問題だし、そろそろ終わりにしてあげたい。
「あの、ニャン太さん……」
「ニャン太。そういうのは周りの人間がとやかくお膳立てするもんじゃねぇよ」
と、類さんと言葉が重なった。
「……言い出しっぺの俺が言うのもなんだけどさ」と続けて、類さんが肩をすくめる。
「っても、帝人の性格的にボクらが背中押さないとこのまんまだよ?」
「このままでいいよ……何も困ってないから……」
帝人さんが大きな背中を丸めて言う。
ついで少し寂しそうな、困ったような表情で続けた。
「そもそもの話さ、ソウは類が好きなんだよ」
「だから?」
キョトンとニャン太さん。
「だから、その……ソウは、類以外とそういうことしてもいいの?」
帝人さんがソウさんに向き直る。
ソウさんは顎に手を当てて首を傾げた。
「? 寧太ともしたが」
「したよね」
ニャン太さんも首を傾げる角度を深くする。
「……」
帝人さんは押し黙った。
彼の戸惑いはちょっとわかる。僕もニャン太さんとした時、かなりパニックになったし……
あの時ほど、自分の価値観がひっくり返った時はない。
好きってなんだろう、とか、もの凄く考えた。
小難しく考えて、いろいろと理由を付けようとしたりもした。
でも、結局考えるのはやめた。
シンプルに、嫌じゃなかったからだ。
「まあ、帝人がこだわる理由もわかるよ。初めてなんだもんね? 腰が引けちゃうよね」
うんうん頷きながら、ニャン太さんが帝人さんの肩を叩く。
帝人さんはその手を振り払った。
「そのムカつく顔やめて。そもそも俺は初めてってわけじゃ――」
言葉の途中でふいに僕と目が合う。
彼は気まずそうに視線を逸らし続けた。
「……とにかく、ポッキーゲ○ムはしないから」
「えー」とニャン太さんが不満げに声をあげる。
僕はまじまじと顔を背ける帝人さんを見つめた。
帝人さん、もしかして……
あれが初めてだったとか言わないですよね……?
だとしたら、あまりにもあんまりだ。
しんどい目に遭ったことを棚に上げて、僕はなんだか彼が不憫に思えてきた。
「まあ、したくなったらすりゃーいいじゃん。ポッ〇ーなんて下のコンビニにも売ってるしさ」
「帝人が自分からポッ○ーゲームしたいなんて言い出すと思う?」
「そこまで面倒見きれねぇよ」
「帝人。普通のポッキーは短いよ? お手製はそこそこ長くしたから初めてでも安心設計だよ?」
「だから、しないってば!」
「本当に?」と、ソウさんが口を開く。
見れば、彼は既にお手製ポッキーを口に咥えていた。
ニャン太さんが言った通り、確かに長い。ビッグサイズくらいあるんじゃないか。
「……っ」
帝人さんが黙り込む。
その視線は、ソウさん……もとい、彼の唇に釘付けだった。
「し……しな……」
視線はそのままに、彼は声を絞り出す。
ゆるゆると首を振ろうとして、
「…………やっぱりする」
顔を真っ赤にして続けた。
「するんかーい」
「いいだろう!? 背中押したいのか押す気がないのかどっちなんだよ!?」
呆れ返る類さんに、帝人さんが泣きそうになりながら怒る。
「や、悪かったよ。そう怒るなって」
若干、類さんは彼の反応に困り気味だった。
「それじゃ、ポッキ○ゲームのルールを説明しまっす!」
と、ニャン太さんが場をまとめるように手を高く打ち鳴らした。
「見つめ合ったままポ○キーを両端から食べていって、折れたり、途中で口を離した方が負け! 簡単でしょ? オーケー?」
「わかった」
ソウさんが淡白に頷く。
そして、2人はキッチンで向かい合った。
ソウさんの咥えたポッキ○の逆側を、帝人さんが恐る恐る口に含む。
「準備はいいね? レディー、ステディ……ゴー!」
ニャン太さんの掛け声を合図に、ソウさんがものすごい速さでポッキーを食べ始めた。
さながら奈良のシカだった。ロマンもへったくれもない。
「……っ!」
帝人さんは早々に口を離して、床に崩れ落ちた。
やはりシカっぽい迫力がダメだったか、と思えば、
「あんな至近距離で……ソウと見つめ合うなんて無理だよ……」
そんなこともなかった。
帝人さんは折れたポッキーを食べながら恥ずかしそうに俯く。
僕はそんな様子にホッとした。
「帝人……」と、ニャン太さんが涙を拭うマネをする。
ポリポリと、ポッキ○を噛み砕く音が寂しくキッチンに響いた。
すると、ソウさんが帝人さんの顔に手を伸ばした。
「な、なに、ソウ?」
帝人さんの様子を伺うように、彼はペタペタと顔に触れる。
それから、
「ん、んんっ!?」
ソウさんは問答無用で帝人さんの唇を塞いだ。
「んーっ! んっ、んんんん……っ!?!?!」
数秒間の情熱的な口付け。
ポカンとする帝人さんから顔を離すと、ソウさんはチョコのついた唇を舐めた。
「……お前が言う通り、俺は類が好きだ。でも、お前も大事だから、与えられないものじゃない。欲しいならいくらだってやる」
ソウさんの言葉が終わるか終わらないかのうちに、帝人さんの身体が傾く。
「帝人さん!?」
ガツンとシンク下の棚に頭をぶつける音が立った。
「帝人……キスする時は鼻で息を吸え」
意識を飛ばした帝人さんに、ソウさんは困ったように続けた。
「そういう問題じゃねぇんだよなあ」
類さんが頭をかく。
心の壁を全て撤去したら、刺激が強すぎるのも無理はないかもしれない……
僕は目を回す帝人さんを見下ろしながら、そんなことを思ったのだった。
「な、何言って……無理だから。本当にムッ――ゴホッ、ゲホッゴホッ」
「み、帝人さん、落ち着いてください」
むせて咳き込んだ彼の背中を撫でる。
いつも穏やかに微笑み、一歩離れたところでみんなを見守っていた彼の意外な一面にほのぼのする反面、心の壁を全撤去した彼の反応の大きさに心配を覚えたりもする。
ニャン太さんはそんな彼を気にすることなく、ニコニコ続けた。
「この前、ソウちゃんとエッチするって話したのに全然そんな雰囲気にもならないんだもん。これをきっかけにググッと仲良くなっちゃって♪」
「するなんて言ってないよね!?」
「え? でも好きだって……」
「す、好きだよ! 好きだけどさ……っ!なんでもかんでもそういうことに繋げなくたっていいだろう!?」
そう慌てふためく帝人さんの頬は真っ赤で、目はちょっと潤んでいる。
さすがに可哀想になってきた。
凄くデリケートでプライベートな問題だし、そろそろ終わりにしてあげたい。
「あの、ニャン太さん……」
「ニャン太。そういうのは周りの人間がとやかくお膳立てするもんじゃねぇよ」
と、類さんと言葉が重なった。
「……言い出しっぺの俺が言うのもなんだけどさ」と続けて、類さんが肩をすくめる。
「っても、帝人の性格的にボクらが背中押さないとこのまんまだよ?」
「このままでいいよ……何も困ってないから……」
帝人さんが大きな背中を丸めて言う。
ついで少し寂しそうな、困ったような表情で続けた。
「そもそもの話さ、ソウは類が好きなんだよ」
「だから?」
キョトンとニャン太さん。
「だから、その……ソウは、類以外とそういうことしてもいいの?」
帝人さんがソウさんに向き直る。
ソウさんは顎に手を当てて首を傾げた。
「? 寧太ともしたが」
「したよね」
ニャン太さんも首を傾げる角度を深くする。
「……」
帝人さんは押し黙った。
彼の戸惑いはちょっとわかる。僕もニャン太さんとした時、かなりパニックになったし……
あの時ほど、自分の価値観がひっくり返った時はない。
好きってなんだろう、とか、もの凄く考えた。
小難しく考えて、いろいろと理由を付けようとしたりもした。
でも、結局考えるのはやめた。
シンプルに、嫌じゃなかったからだ。
「まあ、帝人がこだわる理由もわかるよ。初めてなんだもんね? 腰が引けちゃうよね」
うんうん頷きながら、ニャン太さんが帝人さんの肩を叩く。
帝人さんはその手を振り払った。
「そのムカつく顔やめて。そもそも俺は初めてってわけじゃ――」
言葉の途中でふいに僕と目が合う。
彼は気まずそうに視線を逸らし続けた。
「……とにかく、ポッキーゲ○ムはしないから」
「えー」とニャン太さんが不満げに声をあげる。
僕はまじまじと顔を背ける帝人さんを見つめた。
帝人さん、もしかして……
あれが初めてだったとか言わないですよね……?
だとしたら、あまりにもあんまりだ。
しんどい目に遭ったことを棚に上げて、僕はなんだか彼が不憫に思えてきた。
「まあ、したくなったらすりゃーいいじゃん。ポッ〇ーなんて下のコンビニにも売ってるしさ」
「帝人が自分からポッ○ーゲームしたいなんて言い出すと思う?」
「そこまで面倒見きれねぇよ」
「帝人。普通のポッキーは短いよ? お手製はそこそこ長くしたから初めてでも安心設計だよ?」
「だから、しないってば!」
「本当に?」と、ソウさんが口を開く。
見れば、彼は既にお手製ポッキーを口に咥えていた。
ニャン太さんが言った通り、確かに長い。ビッグサイズくらいあるんじゃないか。
「……っ」
帝人さんが黙り込む。
その視線は、ソウさん……もとい、彼の唇に釘付けだった。
「し……しな……」
視線はそのままに、彼は声を絞り出す。
ゆるゆると首を振ろうとして、
「…………やっぱりする」
顔を真っ赤にして続けた。
「するんかーい」
「いいだろう!? 背中押したいのか押す気がないのかどっちなんだよ!?」
呆れ返る類さんに、帝人さんが泣きそうになりながら怒る。
「や、悪かったよ。そう怒るなって」
若干、類さんは彼の反応に困り気味だった。
「それじゃ、ポッキ○ゲームのルールを説明しまっす!」
と、ニャン太さんが場をまとめるように手を高く打ち鳴らした。
「見つめ合ったままポ○キーを両端から食べていって、折れたり、途中で口を離した方が負け! 簡単でしょ? オーケー?」
「わかった」
ソウさんが淡白に頷く。
そして、2人はキッチンで向かい合った。
ソウさんの咥えたポッキ○の逆側を、帝人さんが恐る恐る口に含む。
「準備はいいね? レディー、ステディ……ゴー!」
ニャン太さんの掛け声を合図に、ソウさんがものすごい速さでポッキーを食べ始めた。
さながら奈良のシカだった。ロマンもへったくれもない。
「……っ!」
帝人さんは早々に口を離して、床に崩れ落ちた。
やはりシカっぽい迫力がダメだったか、と思えば、
「あんな至近距離で……ソウと見つめ合うなんて無理だよ……」
そんなこともなかった。
帝人さんは折れたポッキーを食べながら恥ずかしそうに俯く。
僕はそんな様子にホッとした。
「帝人……」と、ニャン太さんが涙を拭うマネをする。
ポリポリと、ポッキ○を噛み砕く音が寂しくキッチンに響いた。
すると、ソウさんが帝人さんの顔に手を伸ばした。
「な、なに、ソウ?」
帝人さんの様子を伺うように、彼はペタペタと顔に触れる。
それから、
「ん、んんっ!?」
ソウさんは問答無用で帝人さんの唇を塞いだ。
「んーっ! んっ、んんんん……っ!?!?!」
数秒間の情熱的な口付け。
ポカンとする帝人さんから顔を離すと、ソウさんはチョコのついた唇を舐めた。
「……お前が言う通り、俺は類が好きだ。でも、お前も大事だから、与えられないものじゃない。欲しいならいくらだってやる」
ソウさんの言葉が終わるか終わらないかのうちに、帝人さんの身体が傾く。
「帝人さん!?」
ガツンとシンク下の棚に頭をぶつける音が立った。
「帝人……キスする時は鼻で息を吸え」
意識を飛ばした帝人さんに、ソウさんは困ったように続けた。
「そういう問題じゃねぇんだよなあ」
類さんが頭をかく。
心の壁を全て撤去したら、刺激が強すぎるのも無理はないかもしれない……
僕は目を回す帝人さんを見下ろしながら、そんなことを思ったのだった。
0
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説
社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活
楓
BL
異世界トリップした先は、人間の数が異様に少なく絶滅寸前の世界でした。
草臥れた社畜サラリーマンが性奴隷としてご主人様に可愛がられたり嬲られたり虐められたりする日々の記録です。
露骨な性描写あるのでご注意ください。
4人の人類国王子は他種族に孕まされ花嫁となる
クズ惚れつ
BL
遥か未来、この世界には人類、獣類、爬虫類、鳥類、軟体類の5つの種族がいた。
人類は王族から国民までほとんどが、他種族に対し「低知能」だと差別思想を持っていた。
獣類、爬虫類、鳥類、軟体類のトップである4人の王は、人類の独占状態と差別的な態度に不満を抱いていた。そこで一つの恐ろしい計画を立てる。
人類の王子である4人の王の息子をそれぞれ誘拐し、王や王子、要人の花嫁として孕ませて、人類の血(中でも王族という優秀な血)を持った強い同族を増やし、ついでに跡取りを一気に失った人類も衰退させようという計画。
他種族の国に誘拐された王子たちは、孕まされ、花嫁とされてしまうのであった…。
※淫語、♡喘ぎなどを含む過激エロです、R18には*つけます。
※毎日18時投稿予定です
※一章ずつ書き終えてから投稿するので、間が空くかもです
俺の番が変態で狂愛過ぎる
moca
BL
御曹司鬼畜ドSなα × 容姿平凡なツンデレ無意識ドMΩの鬼畜狂愛甘々調教オメガバースストーリー!!
ほぼエロです!!気をつけてください!!
※鬼畜・お漏らし・SM・首絞め・緊縛・拘束・寸止め・尿道責め・あなる責め・玩具・浣腸・スカ表現…等有かも!!
※オメガバース作品です!苦手な方ご注意下さい⚠️
初執筆なので、誤字脱字が多々だったり、色々話がおかしかったりと変かもしれません(><)温かい目で見守ってください◀
風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
病弱な悪役令息兄様のバッドエンドは僕が全力で回避します!
松原硝子
BL
三枝貴人は総合病院で働くゲーム大好きの医者。
ある日貴人は乙女ゲームの制作会社で働いている同居中の妹から依頼されて開発中のBLゲーム『シークレット・ラバー』をプレイする。
ゲームは「レイ・ヴァイオレット」という公爵令息をさまざまなキャラクターが攻略するというもので、攻略対象が1人だけという斬新なゲームだった。
プレイヤーは複数のキャラクターから気に入った主人公を選んでプレイし、レイを攻略する。
一緒に渡された設定資料には、主人公のライバル役として登場し、最後には断罪されるレイの婚約者「アシュリー・クロフォード」についての裏設定も書かれていた。
ゲームでは主人公をいじめ倒すアシュリー。だが実は体が弱く、さらに顔と手足を除く体のあちこちに謎の湿疹ができており、常に体調が悪かった。
両親やごく親しい周囲の人間以外には病弱であることを隠していたため、レイの目にはいつも不機嫌でわがままな婚約者としてしか映っていなかったのだ。
設定資料を読んだ三枝は「アシュリーが可哀想すぎる!」とアシュリー推しになる。
「もしも俺がアシュリーの兄弟や親友だったらこんな結末にさせないのに!」
そんな中、通勤途中の事故で死んだ三枝は名前しか出てこないアシュリーの義弟、「ルイス・クロフォードに転生する。前世の記憶を取り戻したルイスは推しであり兄のアシュリーを幸せにする為、全力でバッドエンド回避計画を実行するのだが――!?
モブに転生したはずが、推しに熱烈に愛されています
奈織
BL
腐男子だった僕は、大好きだったBLゲームの世界に転生した。
生まれ変わったのは『王子ルートの悪役令嬢の取り巻き、の婚約者』
ゲームでは名前すら登場しない、明らかなモブである。
顔も地味な僕が主人公たちに関わることはないだろうと思ってたのに、なぜか推しだった公爵子息から熱烈に愛されてしまって…?
自分は地味モブだと思い込んでる上品お色気お兄さん(攻)×クーデレで隠れМな武闘派後輩(受)のお話。
※エロは後半です
※ムーンライトノベルにも掲載しています
第2の人生は癒しのチート能力使って無双したいと思ってたのになぜか男のハーレムができている件について教えてください神様!?
MiMo
BL
初投稿です!お見苦しい所多々あると思いますがよろしくお願いします!!!
人助けが好きなどこにでもいるような普通の会社員、【伊原 陸】は通り魔に刺され死亡してしまう。そして天界にて神様に『たくさん人助けをした褒美だ』と、望み通りのチート転生をさせてもらう。
攻め7人(王子、兄、幼馴染etc…)×主人公
R18まで長いかも()
ルート分岐ありかなしか迷ってます 続き考えつくの遅いので更新遅いかもしれないです!!!
悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました!
スパダリ(本人の希望)な従者と、ちっちゃくて可愛い悪役令息の、溺愛無双なお話です。
ハードな境遇も利用して元気にほのぼのコメディです! たぶん!(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる