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chapter4
step.32-7 青写真(ブルーフィルム)と告白
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* * *
休みになると、僕とニャン太さん、帝人さんは、2日ぶりにソウさんの入院する病院へやってきた。
「はろはろ~! どう、ソウちゃん? 体調は?」
「問題ない」
僕とニャン太さんが病室に着いたのは、ちょうど類さんに手伝われてソウさんが昼食を食べている時だった。
「お昼時にすみません。着替えと、マンションに届いてた荷物持ってきましたよ」
僕は努めて明るく告げると、類さんに袋を手渡した。
「お、ありがとな。助かるよ」
「荷物? 何か買ったのか?」
「この前、話したろ。ふたり用のイヤホン」
小首を傾げたソウさんに、類さんは封筒を破きながら答えた。
一緒にオーディオブックを聞くためだろう。
少し前に、家族グループでお勧めを尋ねていたから。
「あとね、あとね」と、ニャン太さんがおもむろに銀色のおむすび大の丸いものをソウさんの手に握らせてから、
「昔使ってたウォークマン発掘したから、デンデンと帝人と僕でオススメ曲突っ込んできたよ~。これ、ラインナップね」
そう言って、4つ折りの紙を類さんに渡す。
「多過ぎだろ」と、曲名とアーティスト名がズラリと並ぶラインナップに、類さんが苦笑する。
「そりゃあ、だって、64ギガ目いっぱい突っ込んだし」
ニャン太さんは、類さんの背後から抱きつくと、彼と一緒にラインナップを見下ろしながら指さした。
「ボクのオススメはこの辺でね~……」
ふたりの話を聞きながら、僕はソウさんへと目を向けた。彼はいつも首の後ろでまとめている短い髪を今日は下ろしていて、類さんは甲斐甲斐しく食事の途中で、顔横の髪を耳にかけてあげたりしている。
……突然、視力を失う不安は計り知れない。
けれど彼の顔色はとてもよくて、差し出された食事をパクパクと口に運んでいたから、内心ホッと胸を撫で下ろした。
むしろ類さんの方が余程酷い顔色をしている。たぶんここ数日、まともに食べていないのだろうし、眠れてもいないのだろう。
ソウさんの入院期間は思ったよりも長くはなくて、翌週にはマンションに戻ってこられるらしいが……その前に、類さんが倒れてしまいそうだ。
「そいや今日、帝人は?」
「ナースステーション寄ってからくるって」
ふと、ソファベッド近くのテーブルを見やれば、開きっぱなしのノートパソコンがあった。画面には書きかけの文章が映っていたから、類さんはここで仕事をしているのだろう。
「類さん、コーヒー何本か買っておきましょうか」
僕はふたりの会話が途切れるのを待って口を開いた。
「じゃあ、甘いやつ頼むわ」
「高千穂のですよね。了解しました」
「あっ、ボクも買い物する!」
ニャン太さんと一緒に廊下へ出る。
売店へ向かって歩き始めれば、彼は心配そうに溜息をこぼした。
「……あの様子だと、類ちゃんあんまりご飯食べてないね」
「ですね。ゼリー飲料も買いましょうか」
「そうしよ。あと、カロリーメイトンとか、お菓子感覚で食べられるやつも」
そんな話をしつつ、ナースステーションの前を通りがかれば帝人さんがこちらに気付いて、片手を上げる。
「あれ? ふたりとも何処か行くの?」
「売店で買い物しようと思って」
と、そこへ看護師さんが申し訳なさそうに駆け寄ってきた。
「すみません、担当スタッフに確認したのですが、わからなくて……」
「そうですか……わかりました。お手数をおかけして、すみません」
帝人さんは丁寧に頭を下げると、肩を落とした。
「あの……何かあったんですか?」
「ソウがピアス落としちゃったみたいなんだよ。それで看護師さんに聞いてたんだ」
「え……ピアスって、あのお揃いのピアスですか?」
ホースシューのピアスだ。
類さんの誕生日の時に、『結婚指輪みたいなもの』と帝人さんが言っていたのを思いだす。
「うん。ソウは搬送前まで付けてたって言ってたから、CT撮るときに外したんだと思ったんだけど……」
「新しいの買おうよ」とニャン太さん。
「……でも、あれには思い出があるだろ」
「気持ちはわかるけどさ。事情が事情だし……ソウちゃんも気にしないと思うよ」
ニャン太さんの言葉に、帝人さんは眉根を下げ、ゆるく首を左右に振った。
「……ともかく、俺はもう少し探してみるね」
一緒に暮らし始めて少しして、みんなで付けたのだと聞いている。思い入れは一際だろう。
僕だって、ソウさんからプレゼントされたそれを大切にしまってある。
本人が気にしないとしても、簡単に諦められない帝人さんの気持ちはよくわかった。
「僕も探してみます」
「ありがとう」
ただ探すと言っても、病院のスタッフさんも知らないのなら見つけ出すのは至難の業のように思う。
3人で歩きながら思案を巡らせた僕の頭に、ふとひとつの考えが降って湧いた。
そもそも搬送前まで付けていたというソウさんの思い違いな可能性はないだろうか?
僕は以前、ソウさんに貰ったお店のショップカードを思い出した。
確か場所はマンションからそう遠くはなかったはず……
訪ねてみる価値はあるように思う。
□ ■ □
西日が窓から差し込む頃。
ソウのベッドから少し離れたソファで、洗濯物をカバンに詰め込んだりしていた寧太は、隣のテーブルで仕事をする類に口を開いた。
「思ったよりもソウちゃん元気そうで良かったよ」
身体を起こすソウを眺める。
彼は今、伝と帝人と一緒に持ってきたウォークマンで何かを聞いていた。
伝が熱心に解説していたから、たぶん彼がピックアップした落語だろう。
「いろいろとありがとな」
パソコンから顔を上げて、類が言う。
それに寧太はブンブン首を振った。
「いいってば。当たり前のことしかしてないし。類ちゃんこそちゃんと食べてよね。倒れました、なんて洒落になんないから」
「気を付けるよ」
類は苦笑いを口元に浮かべる。テーブルの一角には先ほど差し入れられた栄養食品が山になっている。
「……そろそろ帰る時間かぁ」
と、携帯を見た寧太が名残惜しそうに呟いた。
「帰るなら、みんな一緒がいいのに」
束の間の沈黙。
と、それを破ったのは躊躇いがちな類の声だった。
「……なぁ、ニャン太」
「ん? なに?」
「お前はさ……俺らが崖から落ちかかってたら、誰を1番に助ける?」
「崖???」
キョトンとした寧太だったが、類の真剣な様子に腕を組んでうんと唸った。
「ボクは……デンデンだよ」
ソファに腰を下ろし、類を見る。
「だってデンデンが一番腕力ないから」
「はは、お前らしいわ」
再びの沈黙。
類は下唇を湿らせてから項垂れた。
「俺は、さ。俺は……」
それから何かを振り切るように嘆息した。
「蒼悟なんだよ。誰よりも先に蒼悟を助ける。これは、絶対なんだ」
彼は椅子から立ち上がると、寧太の隣に座って足の間で手を組んだ。
「ニャン太。俺、今ならハッキリ言えるよ。……お前のこと愛してる。帝人のことも、伝のことも。ひとりでも欠けたら俺は生きてけねぇって思う。でもさ」
彼は1度言葉を区切ると、きつく瞼を閉じた。
「蒼悟は……蒼悟は、命に替えても絶対に生かさなきゃならねぇって思うんだ。アイツは俺のために全部捨てちまったから。捨てさせちまったから。なのにまた……」
「類ちゃん……」
「……怖くてたまんねぇんだよ。やっと諦めないって覚悟したのに。そう思うことが間違いなんじゃないかって、だからまたソウがケガしちまったんじゃないかって……論理もへったくれもねぇ考えに取り憑かれて、揺らいでる」
ベッドの方を見て、唇を引き結んだ類に寧太は寄りかかった。
その手に手を重ねれば、類がグッと握り返してくる。
「……でもさ、間違いにしたくないんだ。
初めて幸せになりたいと思ったんだ。この幸せを手放したくねぇって……だから、だからさ」
類は何度か唇を開閉させてから、寧太を見た。
「ニャン太、助けて欲しい。……もう、諦めたくない」
言葉に、寧太は大きく目を瞬かせた。
「……初めてだね。頼ってくれたの」
それから彼はくしゃりと笑う。
「助けるに決まってるでしょ。類ちゃんが望む未来をボクだって見たいもん」
目元を袖で拭ってから、寧太は類の手を取った。
「大丈夫だよ。……大丈夫。みんなで幸せになろ。ね、約束」
それから小指を彼の小指に絡ませ、力強く口の端を持ち上げた。
休みになると、僕とニャン太さん、帝人さんは、2日ぶりにソウさんの入院する病院へやってきた。
「はろはろ~! どう、ソウちゃん? 体調は?」
「問題ない」
僕とニャン太さんが病室に着いたのは、ちょうど類さんに手伝われてソウさんが昼食を食べている時だった。
「お昼時にすみません。着替えと、マンションに届いてた荷物持ってきましたよ」
僕は努めて明るく告げると、類さんに袋を手渡した。
「お、ありがとな。助かるよ」
「荷物? 何か買ったのか?」
「この前、話したろ。ふたり用のイヤホン」
小首を傾げたソウさんに、類さんは封筒を破きながら答えた。
一緒にオーディオブックを聞くためだろう。
少し前に、家族グループでお勧めを尋ねていたから。
「あとね、あとね」と、ニャン太さんがおもむろに銀色のおむすび大の丸いものをソウさんの手に握らせてから、
「昔使ってたウォークマン発掘したから、デンデンと帝人と僕でオススメ曲突っ込んできたよ~。これ、ラインナップね」
そう言って、4つ折りの紙を類さんに渡す。
「多過ぎだろ」と、曲名とアーティスト名がズラリと並ぶラインナップに、類さんが苦笑する。
「そりゃあ、だって、64ギガ目いっぱい突っ込んだし」
ニャン太さんは、類さんの背後から抱きつくと、彼と一緒にラインナップを見下ろしながら指さした。
「ボクのオススメはこの辺でね~……」
ふたりの話を聞きながら、僕はソウさんへと目を向けた。彼はいつも首の後ろでまとめている短い髪を今日は下ろしていて、類さんは甲斐甲斐しく食事の途中で、顔横の髪を耳にかけてあげたりしている。
……突然、視力を失う不安は計り知れない。
けれど彼の顔色はとてもよくて、差し出された食事をパクパクと口に運んでいたから、内心ホッと胸を撫で下ろした。
むしろ類さんの方が余程酷い顔色をしている。たぶんここ数日、まともに食べていないのだろうし、眠れてもいないのだろう。
ソウさんの入院期間は思ったよりも長くはなくて、翌週にはマンションに戻ってこられるらしいが……その前に、類さんが倒れてしまいそうだ。
「そいや今日、帝人は?」
「ナースステーション寄ってからくるって」
ふと、ソファベッド近くのテーブルを見やれば、開きっぱなしのノートパソコンがあった。画面には書きかけの文章が映っていたから、類さんはここで仕事をしているのだろう。
「類さん、コーヒー何本か買っておきましょうか」
僕はふたりの会話が途切れるのを待って口を開いた。
「じゃあ、甘いやつ頼むわ」
「高千穂のですよね。了解しました」
「あっ、ボクも買い物する!」
ニャン太さんと一緒に廊下へ出る。
売店へ向かって歩き始めれば、彼は心配そうに溜息をこぼした。
「……あの様子だと、類ちゃんあんまりご飯食べてないね」
「ですね。ゼリー飲料も買いましょうか」
「そうしよ。あと、カロリーメイトンとか、お菓子感覚で食べられるやつも」
そんな話をしつつ、ナースステーションの前を通りがかれば帝人さんがこちらに気付いて、片手を上げる。
「あれ? ふたりとも何処か行くの?」
「売店で買い物しようと思って」
と、そこへ看護師さんが申し訳なさそうに駆け寄ってきた。
「すみません、担当スタッフに確認したのですが、わからなくて……」
「そうですか……わかりました。お手数をおかけして、すみません」
帝人さんは丁寧に頭を下げると、肩を落とした。
「あの……何かあったんですか?」
「ソウがピアス落としちゃったみたいなんだよ。それで看護師さんに聞いてたんだ」
「え……ピアスって、あのお揃いのピアスですか?」
ホースシューのピアスだ。
類さんの誕生日の時に、『結婚指輪みたいなもの』と帝人さんが言っていたのを思いだす。
「うん。ソウは搬送前まで付けてたって言ってたから、CT撮るときに外したんだと思ったんだけど……」
「新しいの買おうよ」とニャン太さん。
「……でも、あれには思い出があるだろ」
「気持ちはわかるけどさ。事情が事情だし……ソウちゃんも気にしないと思うよ」
ニャン太さんの言葉に、帝人さんは眉根を下げ、ゆるく首を左右に振った。
「……ともかく、俺はもう少し探してみるね」
一緒に暮らし始めて少しして、みんなで付けたのだと聞いている。思い入れは一際だろう。
僕だって、ソウさんからプレゼントされたそれを大切にしまってある。
本人が気にしないとしても、簡単に諦められない帝人さんの気持ちはよくわかった。
「僕も探してみます」
「ありがとう」
ただ探すと言っても、病院のスタッフさんも知らないのなら見つけ出すのは至難の業のように思う。
3人で歩きながら思案を巡らせた僕の頭に、ふとひとつの考えが降って湧いた。
そもそも搬送前まで付けていたというソウさんの思い違いな可能性はないだろうか?
僕は以前、ソウさんに貰ったお店のショップカードを思い出した。
確か場所はマンションからそう遠くはなかったはず……
訪ねてみる価値はあるように思う。
□ ■ □
西日が窓から差し込む頃。
ソウのベッドから少し離れたソファで、洗濯物をカバンに詰め込んだりしていた寧太は、隣のテーブルで仕事をする類に口を開いた。
「思ったよりもソウちゃん元気そうで良かったよ」
身体を起こすソウを眺める。
彼は今、伝と帝人と一緒に持ってきたウォークマンで何かを聞いていた。
伝が熱心に解説していたから、たぶん彼がピックアップした落語だろう。
「いろいろとありがとな」
パソコンから顔を上げて、類が言う。
それに寧太はブンブン首を振った。
「いいってば。当たり前のことしかしてないし。類ちゃんこそちゃんと食べてよね。倒れました、なんて洒落になんないから」
「気を付けるよ」
類は苦笑いを口元に浮かべる。テーブルの一角には先ほど差し入れられた栄養食品が山になっている。
「……そろそろ帰る時間かぁ」
と、携帯を見た寧太が名残惜しそうに呟いた。
「帰るなら、みんな一緒がいいのに」
束の間の沈黙。
と、それを破ったのは躊躇いがちな類の声だった。
「……なぁ、ニャン太」
「ん? なに?」
「お前はさ……俺らが崖から落ちかかってたら、誰を1番に助ける?」
「崖???」
キョトンとした寧太だったが、類の真剣な様子に腕を組んでうんと唸った。
「ボクは……デンデンだよ」
ソファに腰を下ろし、類を見る。
「だってデンデンが一番腕力ないから」
「はは、お前らしいわ」
再びの沈黙。
類は下唇を湿らせてから項垂れた。
「俺は、さ。俺は……」
それから何かを振り切るように嘆息した。
「蒼悟なんだよ。誰よりも先に蒼悟を助ける。これは、絶対なんだ」
彼は椅子から立ち上がると、寧太の隣に座って足の間で手を組んだ。
「ニャン太。俺、今ならハッキリ言えるよ。……お前のこと愛してる。帝人のことも、伝のことも。ひとりでも欠けたら俺は生きてけねぇって思う。でもさ」
彼は1度言葉を区切ると、きつく瞼を閉じた。
「蒼悟は……蒼悟は、命に替えても絶対に生かさなきゃならねぇって思うんだ。アイツは俺のために全部捨てちまったから。捨てさせちまったから。なのにまた……」
「類ちゃん……」
「……怖くてたまんねぇんだよ。やっと諦めないって覚悟したのに。そう思うことが間違いなんじゃないかって、だからまたソウがケガしちまったんじゃないかって……論理もへったくれもねぇ考えに取り憑かれて、揺らいでる」
ベッドの方を見て、唇を引き結んだ類に寧太は寄りかかった。
その手に手を重ねれば、類がグッと握り返してくる。
「……でもさ、間違いにしたくないんだ。
初めて幸せになりたいと思ったんだ。この幸せを手放したくねぇって……だから、だからさ」
類は何度か唇を開閉させてから、寧太を見た。
「ニャン太、助けて欲しい。……もう、諦めたくない」
言葉に、寧太は大きく目を瞬かせた。
「……初めてだね。頼ってくれたの」
それから彼はくしゃりと笑う。
「助けるに決まってるでしょ。類ちゃんが望む未来をボクだって見たいもん」
目元を袖で拭ってから、寧太は類の手を取った。
「大丈夫だよ。……大丈夫。みんなで幸せになろ。ね、約束」
それから小指を彼の小指に絡ませ、力強く口の端を持ち上げた。
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