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chapter4
お正月オマケ 明けおめとコトヨロ(1)
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クリスマスが終わると、すぐに大晦日がやってきた。
「はーい、みんなダイニングに集合!」
ソウさんと一緒にリビングで紅白歌合戦を眺めていると、ニャン太さんに呼ばれる。
移動すれば、長方形だったダイニングのテーブルが何故か正方形になっていた。どうやら伸長式だったらしい。
「年越し麻雀はっじめるよ~!」
ニャン太さんは明るい声で言うと、緑色の麻雀マットをテーブルの上に敷いた。
僕は、男が集まるとどこも似たり寄ったりだなぁ、なんて思う。
寮にいた頃も、年末は実家に帰らない生徒たちで適当な人の部屋に集まり、徹夜で麻雀をしていたっけ。
「デンデンは麻雀のルール知ってる?」
「一応……あ、でも、符計算は出来ないです」
「その辺は類ちゃんと帝人がわかるから無問題!」
「俺は年越し蕎麦を作るから後で入る」とソウさん。
そう言うわけで、僕と類さん、ニャン太さん、帝人さんの4人で卓を囲むことになった。
キッチンから聞こえてくる水の音に、じゃらじゃらと牌を手で混ぜる音が重なる。
それから僕らは牌山を積んだ。
類さんと帝人さんの手付きは堂が入ったもので、ビッと効果音が聞こえてくる気がする。
「途中流局は一切なしでいいんでしょうか?」
一方、僕は牌を数えつつもたもたと積みながら、ルールの確認。
「いいよ~」
応えてくれたニャン太さんも同じような手付きだったから、僕は内心ホッと胸を撫で下ろす。
山を作り終えると「それじゃ仮り親決めるね」と、帝人さんがサイコロを投げた。
「お手柔らかにお願いします……」
「大丈夫、大丈夫! ボクも基本的な役しか覚えてないし!」
こうして波乱の年越し麻雀が始まった。
「はーい、みんなダイニングに集合!」
ソウさんと一緒にリビングで紅白歌合戦を眺めていると、ニャン太さんに呼ばれる。
移動すれば、長方形だったダイニングのテーブルが何故か正方形になっていた。どうやら伸長式だったらしい。
「年越し麻雀はっじめるよ~!」
ニャン太さんは明るい声で言うと、緑色の麻雀マットをテーブルの上に敷いた。
僕は、男が集まるとどこも似たり寄ったりだなぁ、なんて思う。
寮にいた頃も、年末は実家に帰らない生徒たちで適当な人の部屋に集まり、徹夜で麻雀をしていたっけ。
「デンデンは麻雀のルール知ってる?」
「一応……あ、でも、符計算は出来ないです」
「その辺は類ちゃんと帝人がわかるから無問題!」
「俺は年越し蕎麦を作るから後で入る」とソウさん。
そう言うわけで、僕と類さん、ニャン太さん、帝人さんの4人で卓を囲むことになった。
キッチンから聞こえてくる水の音に、じゃらじゃらと牌を手で混ぜる音が重なる。
それから僕らは牌山を積んだ。
類さんと帝人さんの手付きは堂が入ったもので、ビッと効果音が聞こえてくる気がする。
「途中流局は一切なしでいいんでしょうか?」
一方、僕は牌を数えつつもたもたと積みながら、ルールの確認。
「いいよ~」
応えてくれたニャン太さんも同じような手付きだったから、僕は内心ホッと胸を撫で下ろす。
山を作り終えると「それじゃ仮り親決めるね」と、帝人さんがサイコロを投げた。
「お手柔らかにお願いします……」
「大丈夫、大丈夫! ボクも基本的な役しか覚えてないし!」
こうして波乱の年越し麻雀が始まった。
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