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chapter4
step.31-5 クリスマスとお墓参り
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ソファに腰掛けたそれぞれに、ニャン太さんから番号に沿ったプレゼントが手渡される。
「じゃ、1番の人から順番にプレゼント開けていこっか」
「俺だね」と帝人さん。
手のひら大の箱を開封すると、中身はボトルテラリウムだった。
まるで明るい森の小道を切り取ったかのような景色が、ガラスボトルに閉じ込められている。
「わ、オシャレ~!」
「これは……類からかな」
「正解」と類さん。
「最近ハヤッてんだってさ、苔テラリウム。手入れも楽らしいし、結構癒されるだろ?」
「うん……」
帝人さんが目を細めて、眺める。
「ありがと。俺、こういうの凄く好きなんだよ。大事にする」
続いては、類さんの番だった。
「俺のは何かすげー重いな。何だコレ……」
恐る恐る包装を破くと、中からは見覚えのある形の機器が出てきた。
「……焼き芋、メーカー」
半眼になる類さんに対して、ニャン太さんが「おおっ♪」と嬉しそうな声を上げた。
「それ、すっごくお手軽に、蜜とろっとろに焼けるんだよ。しかもボクが持ってるやつよりバージョン高くてタイマー付き……」
「お前、自分が欲しいヤツ買ったな?」
「えっ、そんなこと……」
ニャン太さんが目を瞬かせる。
それからフイと視線を逸らして、頭をかいた。
「やっぱ、バレた?」
「バレバレだ。ってーか隠す気ねぇだろ」
3番目はニャン太さんだ。
「何かな、何かな~……おぉっ! 甘酒飲み比べセットだ!」
古代米入りのものや、抹茶が入ったもの、産地の違う小さな甘酒の瓶が6本入っている。
「今年は例年より寒いって言ってたからね。俺以外はみんな甘いの好きだし」と、帝人さん。
プレゼントは彼からのものらしい。
「ありがとー!冬の楽しみが増えたよ!」
「次は僕ですね」
僕のはソウさんからのプレゼントだった。
モコモコした厚めのプレゼントを開けると……
「わ、イヤーマフだ。あ、まだある……ネックウォーマーに、ニット帽、それから、ええとこれは……」
「腹巻きだ」とソウさん。
「腹巻き……」
相変わらず、徹底した実用重視だ。
ジャケット以外の防寒は後回しにしがちだから、正直助かる。
「完璧な防寒対策だな」
類さんが言うのに、ソウさんは真剣に頷いた。
「冷えると腹が痛くなる」
「ありがとうございます。早速使わせて貰いますね」
亡くなった祖母に腹巻き巻かれたっけなぁ……
腹巻きを手に、感慨深く子どもの頃を思い出していると、ソウさんが丁寧に僕からのプレゼントの包装を外した。
「本だ」
「何の本?」
ニャン太さんが僕と類さんに乗り上げて、ソウさんの手の中を覗き込む。
「そ、う、こ?」と、ソウさんは首を傾げた。
「これは何の本だ?」
「『荘子』――中国の昔の人の本です。思想書と言いますか。最近、いろいろと思うことがあって読み返したんですけど、凄く面白くて――」
「???」
ソウさんとニャン太さんがキョトンとする。
「あ、えと……」
僕ははたとして言葉を飲み込む。
まずい、チョイスをミスった。
ここは狂雲集とかにすべきだったのかもしれない。
オロオロしていると、フッと類さんが噴き出した。
「『星の王子様』とかじゃないとこが伝らしいわ」
類さんがサン=テグジュペリの小説を上げる。確かに、人生とか愛とかについて語られた本と言えば、そっちの方が有名だ。
「『荘子』って、胡蝶の夢の出典だったっけ?」
「そ、そうです、そうです……!」
帝人さんの言葉に何度も頷く。
類さんはソウさんから本を取り上げると、ペラペラとページを繰った。
「『庖丁解牛』って四字熟語があるだろ。包丁の語源の。それとかも荘子の話だよ」
ほら、と件のページを開いて差し出す。
「そうなのか」
ソウさんがページに目線を落とす。
帝人さんと類さんにフォローをさせてしまった……僕は、いたたまれなくなって俯いた。
お前の話はわかんねーよ、と将臣を白けさせていたことを思い出す。
自分の楽しいが他人の楽しい訳ではない。みんなが優しくてついつい気が緩んでいた。
「ありがとう、伝」と言ったソウさんに、僕は緩く首を振る。
「いえ……すみません……。他のものにするべきでした……」
「え、なんでなんで」
「もっと、その……身近なものにすべきだったと……」
「自分と関わりねぇもんが回ってくるから、プレゼント交換は楽しいんだろ」
「そうそう。新たな扉が開く喜び?というか?」
「お前は完全に自分で使う気で買ってんだろーが」
「はぁっ!? 違うし! 一緒に使うつもりだし!」
「俺は芋は食わねぇよ」
「またそうやって好き嫌いを……いい、類ちゃん。焼き芋は凄いんだよ? 準完全食品ってNASAから言われるレベルなんだよ? 食物繊維も豊富だし、ビタミンBもEも……」
「それでハズレはいつ食べるの?……出来れば食べたくないけど」
熱心にサツマイモを語り出したニャン太さんを、帝人さんが遮る。
ハッとしたニャン太さんは、思い出したようにシューの箱を開いた。
「そうだった、そうだった。それじゃあ、ソウちゃんと帝人、どっちがどっち食べるか選んで」
ふたりがシューを手にする。
帝人さんが手にしたシューは、なんだかおどろおどろしい赤が透けていた。
「それじゃあ、いただきます」
ふたりがシューを口に運ぶ。
「……ど、どう?」とニャン太さん。
モグモグと口を動かすソウさんの喉がゴクリと上下した。
「意外といける」
「え!?」
「それ、何味なんだ?」
「納豆が入ってる」
「納豆シューか……」
類さんが顔をしかめる。
しかし、ソウさんは躊躇いなく全て口に放ってしまった。本当に意外と食べられる味だったらしい。
「帝人は?」
次いで、ニャン太さんは帝人さんに感想を求めた。
彼は食べかけのシューを手に、不思議そうに首を傾げた。
「……ニャン太。これ、本当にハズレ? 普通に美味しいけど」
「ええっ!? だってそれ、ハバネロ味だよ!?」
やはり、と僕は内心恐怖におののく。
「これはヤバイ強烈です、ってやつ買ってきたのに!?」
「ンなもん買うな、バカ」
呆れたように言った類さんが、
「……まぁ、フツーに考えりゃ、変な味っつっても食えねぇもんは売らないよな」
大袈裟に肩を竦める。
「ですね……」
僕は頷いた。
「そんなぁ……店員さんに裏切られたぁ」
「ニャン太も食べてみる? 美味しかったよ」
そんなニャン太さんに、帝人さんはニコニコしながら食べかけのシューを差し出した。
「うん……」
ニャン太さんはちょっと悔しそうに、けれどいつもの調子で大きな口を開けてそれを口に放る。
とーー
「……っ!!!??……っ!!……ッッッッ!?」
顔を真っ赤にして、勢いよくシャンパンの入ったグラスを手にしゴクゴクと喉を慣らした。かと思えば、それでも足りなかったのか彼はウォーターサーバーに走った。
「ーーぷはっ、いっ、いった、舌痛っっっ!?!?!?」
何度も水を流し込むニャン太さん。
それに帝人さんがクスクス笑った。
「辛いよね。俺も実は凄くビックリしてた」
「ウソつき! 帝人のウソつき!!!」
半泣きでニャン太さんが叫ぶ。
「ははははは」
帝人さんは、遂に堪え切れないというように声を出して笑った。
「もーーーーー!!!!」
……末恐ろしい。
そんなヤバイものを買ってきたニャン太さんも、辛さをおくびにも出さずに食べていた帝人さんも。
ふたりのやり取りをゲラゲラ笑って見ていた類さんが、ふと窓に目を向けて「おっ」と呟いた。
その視線の先を追えば、窓の外の暗闇にちらちらと白いものが舞っている。
「雪、降ってきましたね」
「ああ、ホワイトクリスマスだ」
僕はゆったりとソファに背を預けると、不思議な気持ちで外を眺める。
去年のクリスマス、僕は類さんを知らなかった。
けれど今、僕は彼と、彼の大事な人たちと愛おしい時間の中にいる。
「……こんな風に、親父の命日を過ごす日がくるなんて思ってなかったわ」
類さんが口元を触りながら、ポツリと言った。
「時間って……進んでるんだな」
その横顔はどこか寂しそうだったけれど、眼差しは力強い光を湛えていた。
「じゃ、1番の人から順番にプレゼント開けていこっか」
「俺だね」と帝人さん。
手のひら大の箱を開封すると、中身はボトルテラリウムだった。
まるで明るい森の小道を切り取ったかのような景色が、ガラスボトルに閉じ込められている。
「わ、オシャレ~!」
「これは……類からかな」
「正解」と類さん。
「最近ハヤッてんだってさ、苔テラリウム。手入れも楽らしいし、結構癒されるだろ?」
「うん……」
帝人さんが目を細めて、眺める。
「ありがと。俺、こういうの凄く好きなんだよ。大事にする」
続いては、類さんの番だった。
「俺のは何かすげー重いな。何だコレ……」
恐る恐る包装を破くと、中からは見覚えのある形の機器が出てきた。
「……焼き芋、メーカー」
半眼になる類さんに対して、ニャン太さんが「おおっ♪」と嬉しそうな声を上げた。
「それ、すっごくお手軽に、蜜とろっとろに焼けるんだよ。しかもボクが持ってるやつよりバージョン高くてタイマー付き……」
「お前、自分が欲しいヤツ買ったな?」
「えっ、そんなこと……」
ニャン太さんが目を瞬かせる。
それからフイと視線を逸らして、頭をかいた。
「やっぱ、バレた?」
「バレバレだ。ってーか隠す気ねぇだろ」
3番目はニャン太さんだ。
「何かな、何かな~……おぉっ! 甘酒飲み比べセットだ!」
古代米入りのものや、抹茶が入ったもの、産地の違う小さな甘酒の瓶が6本入っている。
「今年は例年より寒いって言ってたからね。俺以外はみんな甘いの好きだし」と、帝人さん。
プレゼントは彼からのものらしい。
「ありがとー!冬の楽しみが増えたよ!」
「次は僕ですね」
僕のはソウさんからのプレゼントだった。
モコモコした厚めのプレゼントを開けると……
「わ、イヤーマフだ。あ、まだある……ネックウォーマーに、ニット帽、それから、ええとこれは……」
「腹巻きだ」とソウさん。
「腹巻き……」
相変わらず、徹底した実用重視だ。
ジャケット以外の防寒は後回しにしがちだから、正直助かる。
「完璧な防寒対策だな」
類さんが言うのに、ソウさんは真剣に頷いた。
「冷えると腹が痛くなる」
「ありがとうございます。早速使わせて貰いますね」
亡くなった祖母に腹巻き巻かれたっけなぁ……
腹巻きを手に、感慨深く子どもの頃を思い出していると、ソウさんが丁寧に僕からのプレゼントの包装を外した。
「本だ」
「何の本?」
ニャン太さんが僕と類さんに乗り上げて、ソウさんの手の中を覗き込む。
「そ、う、こ?」と、ソウさんは首を傾げた。
「これは何の本だ?」
「『荘子』――中国の昔の人の本です。思想書と言いますか。最近、いろいろと思うことがあって読み返したんですけど、凄く面白くて――」
「???」
ソウさんとニャン太さんがキョトンとする。
「あ、えと……」
僕ははたとして言葉を飲み込む。
まずい、チョイスをミスった。
ここは狂雲集とかにすべきだったのかもしれない。
オロオロしていると、フッと類さんが噴き出した。
「『星の王子様』とかじゃないとこが伝らしいわ」
類さんがサン=テグジュペリの小説を上げる。確かに、人生とか愛とかについて語られた本と言えば、そっちの方が有名だ。
「『荘子』って、胡蝶の夢の出典だったっけ?」
「そ、そうです、そうです……!」
帝人さんの言葉に何度も頷く。
類さんはソウさんから本を取り上げると、ペラペラとページを繰った。
「『庖丁解牛』って四字熟語があるだろ。包丁の語源の。それとかも荘子の話だよ」
ほら、と件のページを開いて差し出す。
「そうなのか」
ソウさんがページに目線を落とす。
帝人さんと類さんにフォローをさせてしまった……僕は、いたたまれなくなって俯いた。
お前の話はわかんねーよ、と将臣を白けさせていたことを思い出す。
自分の楽しいが他人の楽しい訳ではない。みんなが優しくてついつい気が緩んでいた。
「ありがとう、伝」と言ったソウさんに、僕は緩く首を振る。
「いえ……すみません……。他のものにするべきでした……」
「え、なんでなんで」
「もっと、その……身近なものにすべきだったと……」
「自分と関わりねぇもんが回ってくるから、プレゼント交換は楽しいんだろ」
「そうそう。新たな扉が開く喜び?というか?」
「お前は完全に自分で使う気で買ってんだろーが」
「はぁっ!? 違うし! 一緒に使うつもりだし!」
「俺は芋は食わねぇよ」
「またそうやって好き嫌いを……いい、類ちゃん。焼き芋は凄いんだよ? 準完全食品ってNASAから言われるレベルなんだよ? 食物繊維も豊富だし、ビタミンBもEも……」
「それでハズレはいつ食べるの?……出来れば食べたくないけど」
熱心にサツマイモを語り出したニャン太さんを、帝人さんが遮る。
ハッとしたニャン太さんは、思い出したようにシューの箱を開いた。
「そうだった、そうだった。それじゃあ、ソウちゃんと帝人、どっちがどっち食べるか選んで」
ふたりがシューを手にする。
帝人さんが手にしたシューは、なんだかおどろおどろしい赤が透けていた。
「それじゃあ、いただきます」
ふたりがシューを口に運ぶ。
「……ど、どう?」とニャン太さん。
モグモグと口を動かすソウさんの喉がゴクリと上下した。
「意外といける」
「え!?」
「それ、何味なんだ?」
「納豆が入ってる」
「納豆シューか……」
類さんが顔をしかめる。
しかし、ソウさんは躊躇いなく全て口に放ってしまった。本当に意外と食べられる味だったらしい。
「帝人は?」
次いで、ニャン太さんは帝人さんに感想を求めた。
彼は食べかけのシューを手に、不思議そうに首を傾げた。
「……ニャン太。これ、本当にハズレ? 普通に美味しいけど」
「ええっ!? だってそれ、ハバネロ味だよ!?」
やはり、と僕は内心恐怖におののく。
「これはヤバイ強烈です、ってやつ買ってきたのに!?」
「ンなもん買うな、バカ」
呆れたように言った類さんが、
「……まぁ、フツーに考えりゃ、変な味っつっても食えねぇもんは売らないよな」
大袈裟に肩を竦める。
「ですね……」
僕は頷いた。
「そんなぁ……店員さんに裏切られたぁ」
「ニャン太も食べてみる? 美味しかったよ」
そんなニャン太さんに、帝人さんはニコニコしながら食べかけのシューを差し出した。
「うん……」
ニャン太さんはちょっと悔しそうに、けれどいつもの調子で大きな口を開けてそれを口に放る。
とーー
「……っ!!!??……っ!!……ッッッッ!?」
顔を真っ赤にして、勢いよくシャンパンの入ったグラスを手にしゴクゴクと喉を慣らした。かと思えば、それでも足りなかったのか彼はウォーターサーバーに走った。
「ーーぷはっ、いっ、いった、舌痛っっっ!?!?!?」
何度も水を流し込むニャン太さん。
それに帝人さんがクスクス笑った。
「辛いよね。俺も実は凄くビックリしてた」
「ウソつき! 帝人のウソつき!!!」
半泣きでニャン太さんが叫ぶ。
「ははははは」
帝人さんは、遂に堪え切れないというように声を出して笑った。
「もーーーーー!!!!」
……末恐ろしい。
そんなヤバイものを買ってきたニャン太さんも、辛さをおくびにも出さずに食べていた帝人さんも。
ふたりのやり取りをゲラゲラ笑って見ていた類さんが、ふと窓に目を向けて「おっ」と呟いた。
その視線の先を追えば、窓の外の暗闇にちらちらと白いものが舞っている。
「雪、降ってきましたね」
「ああ、ホワイトクリスマスだ」
僕はゆったりとソファに背を預けると、不思議な気持ちで外を眺める。
去年のクリスマス、僕は類さんを知らなかった。
けれど今、僕は彼と、彼の大事な人たちと愛おしい時間の中にいる。
「……こんな風に、親父の命日を過ごす日がくるなんて思ってなかったわ」
類さんが口元を触りながら、ポツリと言った。
「時間って……進んでるんだな」
その横顔はどこか寂しそうだったけれど、眼差しは力強い光を湛えていた。
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