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chapter2
step.11-2 餃子と眼差し
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* * *
大学が夏休み期間に入った。
それはつまり、バイトのかき入れ時ーー塾の夏季講習が始まるということ。
僕は翌日から始まるバイトのため、朝から授業の準備に勤しんでいた。
デスクにはテキストが山と積まれている。
今年担当するクラスは小学生から中学生までの4クラスで、教える科目は国語、英語、社会の3教科。なかなかハードな夏になりそうだ。
深夜まで準備をしていた僕は、小腹が空いてキッチンに向かった。
カップラーメンは残念ながら切らしていたから、気分転換に自分で作ってみようと思い立つ。
「チャーハン……ならできるか?」
米を炒めるだけだ。さすがに出来ないことはない……はず。
正直に言えば自炊はほぼしたことがなかった。
寮の時は食事があったし、アパート暮らしの時はカップラーメンと外食。実家にいた頃は家事全般は女性の仕事だと台所に入ろうものならすぐに追い出された。
炊飯器を覗き込む。
ちょうど1食分のご飯があった。
冷蔵庫には、ウィンナーと長ネギと卵とニンニクと……うん、材料は問題無さそうだ。
キッチンも冷蔵庫の中身も、自由に使っていいとソウさんから許可は貰っている。
僕は米を茶碗に移し、ニンニクと長ネギを洗った。
芽って取るべきだったっけ? などと考えつつ、包丁を繰る。
「よ、よし……なんとか、できた」
かなり手間取りながら、ニンニクをみじん切りにした。いや、みじん切りというほど細かくは切れていないが自分で食べる分には問題ない。
手の甲で汗を拭う。ネギに手を伸ばす。
とーー
「ぅうわっ、ぁああ……っ!?」
裏返った声を上げかけた僕は慌てて口を噤んだ。
少し離れたところで、ソウさんが立っていたのだ。
上下グレーのルームウェアに、髪はぐしゃっと乱れている。
彼はいつものあの不機嫌そうな目つきで僕を見ていた。
「す、すみません、キッチンお借りしてます……」
「……」
反応なし。
僕は作業を進めるわけにもいかず、立ち尽くす。
……汗をかいてきた。
許可は貰っているから、料理をすること自体は問題ないはずなんだが。
あ、いや、深夜は例外とかそういうことだったのだろうか……?
「あ、の……この時間に料理するのって、マズかったですかね?」
「……別に」
一言、ボソリと言うと、彼は静かに僕の手元を見つめてくる。
「ええと……お、お腹空いてます?」
「空いてない」
じゃあ、どうして見てくるんでしょうか!?
と尋ねたい気持ちを抑えて、僕は結局、恐る恐るというように作業を再開した。
……睨まれている。鋭い視線が左腕に突き刺さる。
ソウさんが去る気配はなく、次第に頭の中が混乱していく。
お腹が空いているわけではなく。
料理をするなと言うわけではなく。
じゃあ、どうして彼はここにいるんだ?
僕に言いたいことがあるなら、言って欲しい……本当にわかんないんだ……
そんなことを考えていると、ソウさんが動いた。
素早く袖をまくりシンクで手を洗ってから、僕を見る。
「おい」
「は、はいっ!?」
「俺がやる」
無造作に押しのけられた。
「包丁」
よこせ、と手を差し出される。
僕は戸惑った。
「え、で、でも、個人的な夜食ですし、ソウさんのお手を煩わせる必要は……」
「俺がやった方が効率が良い」
確かにその通りだろう。自炊経験ほぼゼロの僕がやるより、手慣れているソウさんが作った方が遙かに速く作り終えるのは議論の余地もない。
しかし、だからと言って……
「早く」
僕はしぶしぶ包丁をまな板の上に置いた。
引き継いだ彼はあっと言う間にニンニクを細かくし、ネギも切り終わってしまう。
「凄い……上手ですね」
「これくらい誰だってできる」
僕には無理です……という言葉は内心に留めておく。
にしても、所在ない。僕はソウさんのパキパキした手際を眺めた。
それからハッとした。
「あのっ、僕、卵割りましょうか!?」
「……ああ」
僕は用意していた卵を割る。
予想以上に親指が殻に陥没した。崩れた卵と殻の一部が茶碗に落ちる。
あ、あああ……
ソウさんの視線を痛いほど感じる……!
「……す、すみません、すぐに取り除きます!」
「お前……何食べて生きてきたの」
菜箸を手に殻と格闘していると、ソウさんが言った。
「カップラーメンですかね」と僕は肩を竦める。
「ふぅん……」
「料理、できるようになりたいとは思うんですけど」
如何せん自分で作ったものを美味しいと感じたことがないため、やる気が沸かない。
ソウさんは何も応えなかった。
僕は何度となく声をかけようとして、彼の横顔をちらちらと見やる。
筋の通った高い鼻に、口角の下がった薄い唇。背は僕より少しだけ低い。
類さんに負けず劣らずの整った顔形だ。けれど何処か無機質で冷たい印象を受ける。
陰があるというか……そういえばあまり笑っている姿を見たことがない。
ソウさんは……突然やって来た僕を、どう思っているんだろうか。
ふと、そんな疑問が脳裏を過った。
怒らせたと思って原因を考えたりしたが、だいたい僕の存在自体が快く思われていない可能性がある。というか、それじゃないか?
ニャン太さんの話によれば、彼らは高校時代からの付き合いとのことだし、僕は新参者で異物だ。
どうして僕は無条件で受け入れられるだなんて信じていたんだろう。
感謝の意思表示が足りないだとかそういう次元の話じゃない。自分には出会った瞬間から疎まれる理由があるのだ。
と思うと、ひゅっと呼吸が引きつった。胸がギリギリして嫌な汗が噴き出た。
――それでも、ソウさんは僕にこうして夜食を作ってくれているわけで。
深夜のキッチンにチャーハンを炒める音が響く。
やがてソウさんはコンロの火を止め、それを皿によそうとさっさと自室に引っ込んでしまった。
僕はひとり、ダイニングでチャーハンを食べた。
米はパラパラ、卵はフワフワ。塩加減も絶妙で空腹に染み入る美味しさだ。
僕はその絶品チャーハンを噛みしめた。
なんとなく、自分のすべきことが見えた気がした。
大学が夏休み期間に入った。
それはつまり、バイトのかき入れ時ーー塾の夏季講習が始まるということ。
僕は翌日から始まるバイトのため、朝から授業の準備に勤しんでいた。
デスクにはテキストが山と積まれている。
今年担当するクラスは小学生から中学生までの4クラスで、教える科目は国語、英語、社会の3教科。なかなかハードな夏になりそうだ。
深夜まで準備をしていた僕は、小腹が空いてキッチンに向かった。
カップラーメンは残念ながら切らしていたから、気分転換に自分で作ってみようと思い立つ。
「チャーハン……ならできるか?」
米を炒めるだけだ。さすがに出来ないことはない……はず。
正直に言えば自炊はほぼしたことがなかった。
寮の時は食事があったし、アパート暮らしの時はカップラーメンと外食。実家にいた頃は家事全般は女性の仕事だと台所に入ろうものならすぐに追い出された。
炊飯器を覗き込む。
ちょうど1食分のご飯があった。
冷蔵庫には、ウィンナーと長ネギと卵とニンニクと……うん、材料は問題無さそうだ。
キッチンも冷蔵庫の中身も、自由に使っていいとソウさんから許可は貰っている。
僕は米を茶碗に移し、ニンニクと長ネギを洗った。
芽って取るべきだったっけ? などと考えつつ、包丁を繰る。
「よ、よし……なんとか、できた」
かなり手間取りながら、ニンニクをみじん切りにした。いや、みじん切りというほど細かくは切れていないが自分で食べる分には問題ない。
手の甲で汗を拭う。ネギに手を伸ばす。
とーー
「ぅうわっ、ぁああ……っ!?」
裏返った声を上げかけた僕は慌てて口を噤んだ。
少し離れたところで、ソウさんが立っていたのだ。
上下グレーのルームウェアに、髪はぐしゃっと乱れている。
彼はいつものあの不機嫌そうな目つきで僕を見ていた。
「す、すみません、キッチンお借りしてます……」
「……」
反応なし。
僕は作業を進めるわけにもいかず、立ち尽くす。
……汗をかいてきた。
許可は貰っているから、料理をすること自体は問題ないはずなんだが。
あ、いや、深夜は例外とかそういうことだったのだろうか……?
「あ、の……この時間に料理するのって、マズかったですかね?」
「……別に」
一言、ボソリと言うと、彼は静かに僕の手元を見つめてくる。
「ええと……お、お腹空いてます?」
「空いてない」
じゃあ、どうして見てくるんでしょうか!?
と尋ねたい気持ちを抑えて、僕は結局、恐る恐るというように作業を再開した。
……睨まれている。鋭い視線が左腕に突き刺さる。
ソウさんが去る気配はなく、次第に頭の中が混乱していく。
お腹が空いているわけではなく。
料理をするなと言うわけではなく。
じゃあ、どうして彼はここにいるんだ?
僕に言いたいことがあるなら、言って欲しい……本当にわかんないんだ……
そんなことを考えていると、ソウさんが動いた。
素早く袖をまくりシンクで手を洗ってから、僕を見る。
「おい」
「は、はいっ!?」
「俺がやる」
無造作に押しのけられた。
「包丁」
よこせ、と手を差し出される。
僕は戸惑った。
「え、で、でも、個人的な夜食ですし、ソウさんのお手を煩わせる必要は……」
「俺がやった方が効率が良い」
確かにその通りだろう。自炊経験ほぼゼロの僕がやるより、手慣れているソウさんが作った方が遙かに速く作り終えるのは議論の余地もない。
しかし、だからと言って……
「早く」
僕はしぶしぶ包丁をまな板の上に置いた。
引き継いだ彼はあっと言う間にニンニクを細かくし、ネギも切り終わってしまう。
「凄い……上手ですね」
「これくらい誰だってできる」
僕には無理です……という言葉は内心に留めておく。
にしても、所在ない。僕はソウさんのパキパキした手際を眺めた。
それからハッとした。
「あのっ、僕、卵割りましょうか!?」
「……ああ」
僕は用意していた卵を割る。
予想以上に親指が殻に陥没した。崩れた卵と殻の一部が茶碗に落ちる。
あ、あああ……
ソウさんの視線を痛いほど感じる……!
「……す、すみません、すぐに取り除きます!」
「お前……何食べて生きてきたの」
菜箸を手に殻と格闘していると、ソウさんが言った。
「カップラーメンですかね」と僕は肩を竦める。
「ふぅん……」
「料理、できるようになりたいとは思うんですけど」
如何せん自分で作ったものを美味しいと感じたことがないため、やる気が沸かない。
ソウさんは何も応えなかった。
僕は何度となく声をかけようとして、彼の横顔をちらちらと見やる。
筋の通った高い鼻に、口角の下がった薄い唇。背は僕より少しだけ低い。
類さんに負けず劣らずの整った顔形だ。けれど何処か無機質で冷たい印象を受ける。
陰があるというか……そういえばあまり笑っている姿を見たことがない。
ソウさんは……突然やって来た僕を、どう思っているんだろうか。
ふと、そんな疑問が脳裏を過った。
怒らせたと思って原因を考えたりしたが、だいたい僕の存在自体が快く思われていない可能性がある。というか、それじゃないか?
ニャン太さんの話によれば、彼らは高校時代からの付き合いとのことだし、僕は新参者で異物だ。
どうして僕は無条件で受け入れられるだなんて信じていたんだろう。
感謝の意思表示が足りないだとかそういう次元の話じゃない。自分には出会った瞬間から疎まれる理由があるのだ。
と思うと、ひゅっと呼吸が引きつった。胸がギリギリして嫌な汗が噴き出た。
――それでも、ソウさんは僕にこうして夜食を作ってくれているわけで。
深夜のキッチンにチャーハンを炒める音が響く。
やがてソウさんはコンロの火を止め、それを皿によそうとさっさと自室に引っ込んでしまった。
僕はひとり、ダイニングでチャーハンを食べた。
米はパラパラ、卵はフワフワ。塩加減も絶妙で空腹に染み入る美味しさだ。
僕はその絶品チャーハンを噛みしめた。
なんとなく、自分のすべきことが見えた気がした。
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