ファミリア・ラプソディア エバーアフター

日常５

誰でもいいと君だから（オマケ）

　僕はフラフラと、類さんにつれられて浴室に向かった。
　浴槽にもたれかかれば、お尻を軽く叩かれた。

「ほら、ケツこっちよこせ」

「は、はい……」

　少し恥ずかしかったが、自分でする余裕もなく、
　僕はもたついた動きで、言われた通りにした。

　身体にかかるシャワーのぬるま湯が心地良い。

「中洗うからな」

「ふぁ……」

　少し力を抜けば、簡単に指が穴口に潜り込んでくる気配。

「すげぇ出しちまった……本当、ごめんな……」

　ドロリと溢れ出るのを感じて、だんだんと羞恥心が強くなっていく。
　知れず腰を引くと、中で動く指が敏感なポイントを突いた。

「んひっ……！」

　背後を振り返る余裕はなく、ただされるがままぐにぐにと快楽スイッチを連打される。

　掃除……これは掃除、なのに……

「類さ――ん……んぁっ、ふ……ぁあっ」

　だ、ダメだ、これ……掻き出す前に、また気持ち良くなってしまう……っ！

「類さ、そこ、はぁうっ、きもちよく、なっちゃいますからっ……」

「そりゃそうだろ。気持ちよくしてんだから」

「へっ！？　だ、だって、中、洗うって……」

　指の動きが激しくなる。
　ぶぴぶぴとやらしい音が浴室に反響し、散々出したにも関わらず陰茎が緩く勃ちあがっていく。

「お、ぁ、あっ……ふぁっ……！」

「どした？　腰、揺れてるけど」

「そ……そんなとこ……ぅうっ、トントンしないれくだはい……っ」

　制止の言葉を口にしながら、お尻は心地良く上下してしまう。

　指……指、きもちいい……

　口の端から唾液が溢れるのも構わず、僕は彼の与える快感に集中していく。
　けれど、指じゃ物足りなくなってくるわけで。

「伝？」

　僕は、こちらに伸びる類さんの手首を掴んだ。
　なんとか膝に力を入れて、彼の指を中から抜いて、荒い呼吸をつきながら類さんを振り返る。
　そして、僕は彼の腰に抱きつくようにして、彼のソコを口に含んだ。　

「んっ……！　お、おい、伝……」

「はぁ、はぁ、はぁ……る、類さ……」

　洗ったばかりのソコは石鹸の香りがする。

　これが欲しくてたまらない。

　両手で根本を優しく扱きながら、喉奥まで一気に含んだ。
　手の動きに合わせて、顔を上下させる。

「これ……入れてください……も、我慢できません……」

「……本当、やらしくなっちまって」

　もったいつけるように、頬張った屹立からゆっくりと口を離す。

　
　体力の限界まで楽しんでから、僕らは浴室を後にした。
　身体を拭うのもそこそこに下着だけはいて、ベッドに沈んだ。

　掃除とか諸々やらなければならないことがあるが……
　全ては明日の自分に任せて、今は幸せな倦怠感に沈もう。


オマケおしまい