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リクエスト01
声と虚構の果実(2)
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* * *
運命的な再会を果たしたのは、新年が明けて少ししてからのことだった。
「ハロハロ、イサミちゃーん! 来たよ~」
ニャン太が行きつけのバーの扉を押し開き明るい声をかければ、カウンターで接客をしていたイサミが瞬時に気付いて野太い挨拶を返してきた。
「いらっしゃいませ、根子さん!」
つんのめるようにして走り寄ってくる。それから彼は俺を見て「類ちゃんも」と、付け加えた。
「俺はオマケかい」
「あら、やだ。拗ねちゃって、カワイイ」
「拗ねてねぇよ!」
「それで? 今日はおふたりなんですか?」
イサミは俺を軽く無視してニャン太に問う。
「帝人もソウちゃんも仕事。だから今日はカウンターで大丈夫だよん♪」
「かしこまりました!」と、イサミは恭しく頭を下げて俺たちを席に案内した。
馴染み深いタバコと酒の気配。
鼓膜を震わせる、店内に流れるクラブミュージック。
いつもよりも早い時間帯に来たからか、今日の客層は少しだけ違う。
カウンター席に腰を下ろせば、イサミが酒を作りながら口を開いた。
「そういえば、類ちゃん、珍しく帽子じゃない」
「ああ、うん」
俺は頭に乗せたベレータイプのニット帽の後ろを引っ張ると、はみ出す髪を中にしまうようにする。
イサミはグラスとウィスキーボトルをテーブルに置きながら、首を傾げた。
「遂にハゲげた?」
「ハゲねぇよ! 仕事忙しくて美容室行ってねぇの!」
「ガチ缶詰めだったもんねぇ」
ニャン太が相槌を打つ。
それにイサミが大仰に肩を落とす。
「そうなの……」
「なあ、なんでそんなガッカリしてんの? そんなに俺にハゲて欲しいの?」
「ひとまず乾杯しよ、乾杯ー!」
青筋を浮かべる俺に、ニャン太がグラスを押しつけてきた。
俺はイサミを睨みつけたまま、ストレートのウィスキーを手にする。
「そんじゃ、類ちゃん! 締め切りお疲れ~!」
「……おう」
気を取り直して、乾杯。
グラスに顔を寄せると、スモーキーな香りが鼻をついた。
ちみ、と舌を湿らせてからグラスを仰げば、心地よい熱がカッと喉を焼く。思わず口の端が持ち上がる。
「あー……うま。仕事終わりのこのウィスキーのために頑張ってるわ、俺」
「スポーツドリンクみたいに飲まないでよ。いいお酒なんだから」
3口でグラスを空にした俺に、イサミが呆れたように溜息をつく。
俺は肩を竦めた。
「そーいうのは俺よりコッチに言え」
ニャン太はと言えば、一口でグラスを空にしていた。それだけでは終わらず、彼はボトルを傾けてグラスの淵まで並々と注ぎ、再び間髪入れずに飲み干した。
「あ、もうないじゃん。ボトルおかわりで!」
「……」
さすがのイサミも閉口する。
別のスタッフが新しいボトルを出してくれて、空のそれにぶら下がっていたボトルキーパーと、前にニャン太がゲーセンで取ったよくわからないキャラのチャームを移動させる。
キープするほど残すことがないから、もうキーパーはいらないのではと思いつつチャームを眺めていた俺は、ふと、聞き覚えのある声に顔を上げた。
ちらりと辺りを見渡して、息を飲む。
「どったの?」
思わず席を立ちかけた俺に、ニャン太が首を傾げた。
「いや、さ……」
俺は改めて、少し離れたテーブル席に座る青年に目をやった。
怜悧さをたたえる色素の薄い茶色の瞳。生真面目そうな口元。垢抜けない服装に、控えめな笑顔。
あまりの偶然に目を疑ったが、間違いない。
「あそこに座ってる眼鏡って……」
呟けば、「え?」と、ニャン太が俺の視線の先を追う。それから目をぱちくりさせた。
「あっ!! 電車のっ……!」
「電車? 伝ちゃんがどうかしたんですか?」
つまみのチョコレートを出しながら、イサミが首を傾げる。
彼の名前は「伝」というらしい。
「前にちょっとトラブっちゃった時、助けてもらったんだよ。えー、スゴい偶然!」
スゴいスゴいとニャン太が繰り返す。
俺はグラスに口を付けた。
不思議と心臓の鼓動が速度を上げていく。
「……アイツ、よく来たりすんの」
問えば、イサミは胸の前で手を組んで無駄にくねくね揺れた。
「常連さんよ~! ンもうすっごい良い子なの! 良い子ってこと以外なんも印象に残らないレベルの良い子!」
「お前、それ、絶対本人には言うなよ……」
俺は眉間を指先で揉んでから、再び眼鏡――伝の方を見やった。
彼は随分と仲の良さそうな男と飲んでいた。
ツーブロックショートの、気が強そうな好青年だ。
「にしても、珍しいじゃない。類ちゃんが他人に興味持つなんて」
「え? あー……そうか?」
俺は曖昧に肩をすくめる。
この言葉にならない気持ちは、興味を持っている、ということなのだろうか?
確かに、あの夏の日から不思議と彼のことを思い出してはいた。
思案を巡らせれば、ふたりが顔を見合わせる。次いで、ニャン太が口を開いた。
「類ちゃん、話しかけてみよっか。この前のこと、ありがとって言いたいし」
俺は頷きかけて、唇を引き結び、首を振った。
「いや……やめとく」
「えっ、なんで?」
あの日のことは思い出すのも恥ずかしい。それに……
「今、恋人と飲んでるみてぇじゃん?」
隣で話す男を見やる伝の眼差しは、熱を帯びている。あれはどう見ても、恋する目だ。
「相変わらず鋭いわねぇ」とイサミ。
「でも、まだ恋人じゃないのよ~」
「なになに、どゆこと?」
身を乗り出すニャン太に、イサミはうふっ♪と笑った。
「伝ちゃん、彼に絶賛片思い中なんです♪」
「ありゃ。切ないねぇ」
「かれこれ2年くらいですかねぇ。一途でこっちがヤキモキしちゃう」
「この店にはプライバシーはないのか……?」
呆れ返る俺に、イサミはムキになって唇を尖らせた。
「こんなこと根子さんにしか話さないわよ! 当たり前でしょ!」
「当たり前じゃねぇ。ニャン太にも話すな」
「大丈夫だよ。こう見えてボク、口固いから!」
「そういう話じゃなくてだな……」
俺は説明を諦めて肩を落とす。
まあ、自分が不利益を蒙らなければいいか。
「……ったく」
俺は首の後ろを指先でかいた。
歯形のかさぶたに気付いて、それをシャツの襟首で隠すようにする。
次いで、遠目に伝の横顔を見やり、つまみのチョコレートを口の中に放った。
「片思い、か」
恋する眼差しは、キラキラしていて少し眩しい。
運命的な再会を果たしたのは、新年が明けて少ししてからのことだった。
「ハロハロ、イサミちゃーん! 来たよ~」
ニャン太が行きつけのバーの扉を押し開き明るい声をかければ、カウンターで接客をしていたイサミが瞬時に気付いて野太い挨拶を返してきた。
「いらっしゃいませ、根子さん!」
つんのめるようにして走り寄ってくる。それから彼は俺を見て「類ちゃんも」と、付け加えた。
「俺はオマケかい」
「あら、やだ。拗ねちゃって、カワイイ」
「拗ねてねぇよ!」
「それで? 今日はおふたりなんですか?」
イサミは俺を軽く無視してニャン太に問う。
「帝人もソウちゃんも仕事。だから今日はカウンターで大丈夫だよん♪」
「かしこまりました!」と、イサミは恭しく頭を下げて俺たちを席に案内した。
馴染み深いタバコと酒の気配。
鼓膜を震わせる、店内に流れるクラブミュージック。
いつもよりも早い時間帯に来たからか、今日の客層は少しだけ違う。
カウンター席に腰を下ろせば、イサミが酒を作りながら口を開いた。
「そういえば、類ちゃん、珍しく帽子じゃない」
「ああ、うん」
俺は頭に乗せたベレータイプのニット帽の後ろを引っ張ると、はみ出す髪を中にしまうようにする。
イサミはグラスとウィスキーボトルをテーブルに置きながら、首を傾げた。
「遂にハゲげた?」
「ハゲねぇよ! 仕事忙しくて美容室行ってねぇの!」
「ガチ缶詰めだったもんねぇ」
ニャン太が相槌を打つ。
それにイサミが大仰に肩を落とす。
「そうなの……」
「なあ、なんでそんなガッカリしてんの? そんなに俺にハゲて欲しいの?」
「ひとまず乾杯しよ、乾杯ー!」
青筋を浮かべる俺に、ニャン太がグラスを押しつけてきた。
俺はイサミを睨みつけたまま、ストレートのウィスキーを手にする。
「そんじゃ、類ちゃん! 締め切りお疲れ~!」
「……おう」
気を取り直して、乾杯。
グラスに顔を寄せると、スモーキーな香りが鼻をついた。
ちみ、と舌を湿らせてからグラスを仰げば、心地よい熱がカッと喉を焼く。思わず口の端が持ち上がる。
「あー……うま。仕事終わりのこのウィスキーのために頑張ってるわ、俺」
「スポーツドリンクみたいに飲まないでよ。いいお酒なんだから」
3口でグラスを空にした俺に、イサミが呆れたように溜息をつく。
俺は肩を竦めた。
「そーいうのは俺よりコッチに言え」
ニャン太はと言えば、一口でグラスを空にしていた。それだけでは終わらず、彼はボトルを傾けてグラスの淵まで並々と注ぎ、再び間髪入れずに飲み干した。
「あ、もうないじゃん。ボトルおかわりで!」
「……」
さすがのイサミも閉口する。
別のスタッフが新しいボトルを出してくれて、空のそれにぶら下がっていたボトルキーパーと、前にニャン太がゲーセンで取ったよくわからないキャラのチャームを移動させる。
キープするほど残すことがないから、もうキーパーはいらないのではと思いつつチャームを眺めていた俺は、ふと、聞き覚えのある声に顔を上げた。
ちらりと辺りを見渡して、息を飲む。
「どったの?」
思わず席を立ちかけた俺に、ニャン太が首を傾げた。
「いや、さ……」
俺は改めて、少し離れたテーブル席に座る青年に目をやった。
怜悧さをたたえる色素の薄い茶色の瞳。生真面目そうな口元。垢抜けない服装に、控えめな笑顔。
あまりの偶然に目を疑ったが、間違いない。
「あそこに座ってる眼鏡って……」
呟けば、「え?」と、ニャン太が俺の視線の先を追う。それから目をぱちくりさせた。
「あっ!! 電車のっ……!」
「電車? 伝ちゃんがどうかしたんですか?」
つまみのチョコレートを出しながら、イサミが首を傾げる。
彼の名前は「伝」というらしい。
「前にちょっとトラブっちゃった時、助けてもらったんだよ。えー、スゴい偶然!」
スゴいスゴいとニャン太が繰り返す。
俺はグラスに口を付けた。
不思議と心臓の鼓動が速度を上げていく。
「……アイツ、よく来たりすんの」
問えば、イサミは胸の前で手を組んで無駄にくねくね揺れた。
「常連さんよ~! ンもうすっごい良い子なの! 良い子ってこと以外なんも印象に残らないレベルの良い子!」
「お前、それ、絶対本人には言うなよ……」
俺は眉間を指先で揉んでから、再び眼鏡――伝の方を見やった。
彼は随分と仲の良さそうな男と飲んでいた。
ツーブロックショートの、気が強そうな好青年だ。
「にしても、珍しいじゃない。類ちゃんが他人に興味持つなんて」
「え? あー……そうか?」
俺は曖昧に肩をすくめる。
この言葉にならない気持ちは、興味を持っている、ということなのだろうか?
確かに、あの夏の日から不思議と彼のことを思い出してはいた。
思案を巡らせれば、ふたりが顔を見合わせる。次いで、ニャン太が口を開いた。
「類ちゃん、話しかけてみよっか。この前のこと、ありがとって言いたいし」
俺は頷きかけて、唇を引き結び、首を振った。
「いや……やめとく」
「えっ、なんで?」
あの日のことは思い出すのも恥ずかしい。それに……
「今、恋人と飲んでるみてぇじゃん?」
隣で話す男を見やる伝の眼差しは、熱を帯びている。あれはどう見ても、恋する目だ。
「相変わらず鋭いわねぇ」とイサミ。
「でも、まだ恋人じゃないのよ~」
「なになに、どゆこと?」
身を乗り出すニャン太に、イサミはうふっ♪と笑った。
「伝ちゃん、彼に絶賛片思い中なんです♪」
「ありゃ。切ないねぇ」
「かれこれ2年くらいですかねぇ。一途でこっちがヤキモキしちゃう」
「この店にはプライバシーはないのか……?」
呆れ返る俺に、イサミはムキになって唇を尖らせた。
「こんなこと根子さんにしか話さないわよ! 当たり前でしょ!」
「当たり前じゃねぇ。ニャン太にも話すな」
「大丈夫だよ。こう見えてボク、口固いから!」
「そういう話じゃなくてだな……」
俺は説明を諦めて肩を落とす。
まあ、自分が不利益を蒙らなければいいか。
「……ったく」
俺は首の後ろを指先でかいた。
歯形のかさぶたに気付いて、それをシャツの襟首で隠すようにする。
次いで、遠目に伝の横顔を見やり、つまみのチョコレートを口の中に放った。
「片思い、か」
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