人狼坊ちゃんの世話係

Tsubaki aquo

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エピソード6

♥︎赤の饗宴(3)

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「はぁ、あっ、あっ……はぁ、はぁあっ……」

 最奥を突き下され、舌が溢れる。
 飲み下せなかった唾液が、滴り落ちる。

「だんだんと可愛らしい声で鳴くようになってきたじゃないか」

「だ、れがっ……」

 意識が途切れる。その度に、それを上回る快感に呼び戻された。

「ひっ、ぁ……くそ……っ」

 いい。いい、イイ、いイ。

 背をのけぞらせて、真っ白な世界に飛ぶ。
 ぐたりと体を投げ出すと、尻を引っ叩かれた。

「誰が休んでいいと言った」

 両手を後ろに引かれて、ズンっと奥を暴かれる。

「かはっ……!」

 仰け反るような体勢で容赦なく痙攣する粘膜を貪られた。
 見開いた目から、生理的な涙が散る。

「ひぐっ、ぅ……奥は、ぁっ……」

 暴力的な快感に、脳髄が焦げつく。
 世界が裏返る。

「……貴様のこんな姿を見て、アイツはどんな声をあげるんだろうな。
 どんな顔をして、貴様に謝るんだろうな」

 昂ぶりを表すように、中の屹立が質量を増す。
 何度目かの吐精の気配に体を強張らせれば、
 ぐちゅりと音を立てて、ソレが引き抜かれた。

 散々ぶちまけられた白濁が、ぼたぼたと後孔から溢れ出て、内腿を伝う。
 穴がヒクヒクと切なく震えている。

「考えるだけで、気持ちが高ぶる」

 頭を掴まれ、引き立てられた。
 鉤爪がこめかみに食い込む。

「そう、物欲しそうな顔をするなよ。
 望み通り、すぐに犯してやる。お前の穴という穴、全てな」

 そう言うやいなや、半開きになった唇に獣の剛直が捻じ込まれた。

「まずは口からーー」

 傘張る先端が喉奥を突く。
 濃厚な血の味が口の中に広がっていく。

「ああ、だが……歯が邪魔だなぁ?」

 白い満月を背に、獣は笑った。
 ――オレは目を見開いた。
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