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生徒会室での攻防 新たな力関係 3

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糸の切れたマリオネットの様に脱力してソファーの上で無防備に裸体を晒す瑠璃。
呼吸の為だろうか、微かに上下する腹部が瑠璃が生きていると教えてくれる。

まだ禄に男を知らない瑠璃の身体は人形の様にも見える。
小ぶりな胸とその頂の可愛らしいポッチがまだ少女から大人の女に変わる途中であると教えてくれる。

それでも瑠璃の股間にある雌穴からは男を誘う匂いと男を咥える準備が出来た証の愛液が滴っている。
そしてポッカリと開いた雌穴は時折男を誘う様に閉じては開くのだ。

愛液でびっしょりと濡れ肌に張り付いている淫毛で飾り立てられた雌穴が食虫植物の様に蠢いている。
全身を見ればまだ少女と言える瑠璃だがそこだけは発情したメスの様相を呈している。

いやらしくも綺麗だ、僕はそんな瑠璃を見つめ続ける。
そして閉じていた目が開く。

「あん、あれ、ええ、ここって生徒会室、私裸、なんで、えっ、きゃああ」

意識を取り戻した瑠璃が動揺している。
自分が裸でいることに驚いて慌てて股間と胸を手で隠す。

「瑠璃、俺は隠すなって言ったよな」

「えっ、そうか私……ハイ、ご主人様」

思い出した様だな。

「なら、手を退けるんだ」

僕の言葉でおずおずと動く瑠璃の腕。
胸も股間も剥き出しになる。

僕はそんな瑠璃の裸を更に見つめる。
その視線が瑠璃の羞恥心を刺激する。
裸を隠したげに腕が動こうとするが僕を見てはその腕は止まる。
僕の目を見る度に見つめられている事を意識して、ゆっくりと瑠璃の乳首が立ってゆく。

「脚を開くんだ」

意識を取り戻した瞬間に閉じられた瑠璃の脚を開く様に言う。
引きつった顔、口は拒絶の言葉を紡ごうと動きかける。
でも拒絶の言葉は出る事もなく瑠璃の脚がオズオズと開かれる。
そして瑠璃の股間からは隠しようがない瑠璃のメスが現れる。

「瑠璃はさっき教室で僕にセックスを強請った相沢をディスったけど、本当に破廉恥なのは瑠璃だな」

「なんでよ、クラスメートに見られながらセックスをする様な女より私が破廉恥なわけない!」

憮然とした声を上げる瑠璃。

「瑠璃は少しも分かっていないんだ。
瑠璃と相沢、いや所謂上流階級と庶民では倫理観が違うんだよ」

「違うって、どう違うのよ」

「男性の生殖機能が大幅に衰えて一夫一妻制は崩壊した。
婚姻は生活共同体になり、生殖と婚姻は分離した。
半年に一度しか生殖が行えない男に操を立てたら子供を得るのは難しいからだ」

瑠璃の顔を見る限りここまでの話にはついて来てるな。

「今では相沢達庶民にとってはセックスは子を為すための手段でそこに愛情は無い。
セックスと恋愛が切り離されているからセックスをした相手とはそれきりだ。
そんな後腐れの無い関係でもセックスをして精子を提供してくれる男とは中々巡り合えないんだ。
セックスだって挿入して精子を出してお仕舞い。
愛情どころか快楽でさえ与えられない、求めない。
分かるか」

「そんなの、私だって一緒よ」

「同じじゃ無い、上流階層では結婚とセックスはペアだろう。
男性の出生率が落ちて母性相続に財産相続のルールを変えた時に男性救済として母性相続を選択した場合に限り一夫一妻を維持する事にした事ぐらいは知ってるよな」

「当たり前じゃない」

「つまり、母性相続を選択する女は貞操を守る義務がある。
瑠璃、お前は貞操を守る義務があると言う事だ。
でも、相沢は違う、貞操を守る相手はいないからな。
分かるだろう、相沢が教室でセックスする以上に瑠璃が生徒会室で逝くことがハレンチなのが!」

「私は破廉恥じゃない」

「ならば僕に操を捧げて他の男とはセックスをしないという事になるがそれの意味は分かっているのかな?」

瑠璃の顔が驚愕で歪む。

「なんだ、分かってないのか」

「分かってないんじゃない、おかしいもの。
だって、貴方とセックスはするけど子供は作らない。
そう言う話だったはずよ」

「少し違うな。
僕とのセックスで瑠璃は避妊薬を使うことが許される。
でも妊娠しない間は僕と週に一度はセックスを続けなければならない。
これが正確な条件だ。
つまり瑠璃は妊娠するか僕が生徒会管理の元での女生徒への種付けを終えない限り僕とのセックスを継続させなければならない」

「だからなに!
貴方が卒業すれば終わるんでしょう」

「卒業しても続けるよ。
まあ、瑠璃が妊娠したら辞めるけどね」

「な、なにを言ってるの。
おかしい、そんなのおかしいわよ」

「少しもおかしくないよ。
瑠璃が僕と瑠璃との関係を正しく理解していないだけだ。
ああ、因みに華はちゃんと理解してるぞ」

「ねえ、それって貴方と私が結婚するって事なの?
嘘でしょう、冗談よね」

「なんだ、ちゃんと分かってるんじゃないか。
僕は君のご主人様だよ。
つまり旦那様だ」

「いや、嫌よ、嘘でしょう」

自分の立場に気が付いた瑠璃は僕とのセックスに怯え自分の裸体を隠そうと縮こまる。

「やっと理解したね。
だから瑠璃は淫乱なんだ。
僕との関係を正しく理解しないで相沢達と同じように僕との関係をセックスだけだと思い込んだ。
でも、それは庶民では当たり前でも母子相続の世界ではふしだらなんだよ。
瑠璃は夫にならない男とセックスが出来る立場じゃないんだ」

言葉と同時に僕は瑠璃の背中を撫でる。

「や、やだ、触らないでよ」

「それは無理だ、これから瑠璃とセックスをするんだからね」

僕は背中から瑠璃を抱き抱える。

イヤイヤする様な動きで僕を拒もうとする瑠璃、でもまだ身体は自由に動かないようだ。

僕はそんな瑠璃のおっぱいを後ろから鷲掴みにする。

「や、やだ、やだ、だめ」

小ぶりなおっぱいが僕の手で歪み、柔らかな瑠璃の乳房に僕の手の指が埋め込まれてゆく。
そして瑠璃の首筋に僕はキスを落とす。
何度も絶頂を迎えた瑠璃の身体は瑠璃の意思に関わらず僕の愛撫を受け入れる。

おっぱいを揉みしだく指が乳首に触れるたびに、首筋にキスを落とす度に瑠璃の身体は反応する。
片手をおっぱいから股間に移せばそこは濡れそぼったままだ。
あれだけ感じさせたんだ、身体の火照りは簡単には消えないだろう。

「だめ、だめだから」

そう言う瑠璃の声は僕を拒むには余りにも小声だ。

クチュ、クチュ

さっきまで快楽に溺れていた瑠璃のメス穴は簡単に僕の指を受け入れていやらしい音を奏でる。

クチュ、クチュ、クチュ、クチュ

「や、や、や、やあああ………」

クチュ、クチュ、クチュ、クチュ

もはや瑠璃の拒否の声は瑠璃のメス穴が奏でる音にさえ遮られる程ま小声だ。

「や、や、あ、あ、あ、うああ、うあああ、ああああああ」

クチャ、クチャクチャ、クチャ

遂に瑠璃の言葉は嬌声に変わる。

「あ…ああ…あっ………あっ……♡♡」

僕を拒んでいた筈の瑠璃の腰が僕の指の刺激を求めて前後に動き出す。

「あ、ああ、そこ、そこ、そこがいいの、あ、ああ、そこ、そこよ、そこをもっと、もっとよ」

弓反りになり僕にもたれ掛かりながら瑠璃の体は快感を求めて落ち着きなく動き続ける。
可愛らしかった乳首は固く大きくなり更なる愛撫を求めている。
開き掛かった口から覗く舌が僕の口を狙い、反り返った拍子に近付いた僕の口を塞ぐ。
指を抜けば限界まで開いた股間からサーモンピンクのメス穴がポッカリと口を開けている。

「瑠璃、入れるぞ」

僕の言葉に瑠璃の身体は一瞬強張るが直ぐに力を抜き僕に垂れ掛かる。
そんな瑠璃の身体をソファーに預けると僕は瑠璃の上にのし掛かる。

ニュル

充分すぎるほど発情した瑠璃のメス穴は僕を簡単に受け入れる。

ニュル、ニュル

潜り込んでゆくと途中に引っ掛かりがある。
ここに瑠璃の処女膜があるんだな。

「瑠璃、これでお前は僕の物だ」

僕はそう宣言すると瑠璃の処女膜を破り瑠璃の最奥へと侵入する。

ブチ

聞こえる訳は無いが瑠璃の処女膜を破いた音がした気がした。

「ねえ、奥まで入れたの、私の純血は貴方に奪われたの」

「ああ、奥まで入ってる、瑠璃の愛液に血が滲んでるから瑠璃の純血は僕の物だ」

「そう、そうなんだ、なら私をいっぱい甘やかすのよ」

「何でそうなる」

「あら、貴方は私の伴侶になるんでしょう。
私は妻なんだから甘やかしなさいよ」

「分かったけど、何でそんなに気持ちを切り替えられるんだ?」

「私の立場では政略結婚があたりまえ、恋愛結婚は無理だもの。
恋愛感情を除外すれば貴方はいい伴侶になる。
何しろ毎日だって私を抱いてくれるんでしょう。
今時そんな夫はいないもの。
だから受け入れたわ」

本当かよ??

まあ、簡単に本心は見せないよな……お互いにね。

「ねえ、痛みも収まってきたから動いてよ。
忘れられない処女喪失になる様に逝かせなさいよ」

いつの間にかご主人様の位置付けが変わってるな。
まあ、良いか

希望は叶えてやらないとな。
覚悟しろ、もう辞めてって言うまで逝かせ続けてやるからな。
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