普通の僕が性王と呼ばれる世界【R-18】

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変化するクラスメート達の感情

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教室にクラスメートや先生がいる中で、相沢とセックスをした僕はどう考えてもヤバイ奴のはず。

なのに先生やクラスメートから拍手をもらってしまう。

なに、これ??

途方にくれていると、クラスメート達が口々に話しかけてくる。

「山本のお陰で本当のセックスを知ることができたよ、本当にありがとう」

「セックスで女はキレイになれるのね、ビックリしたわ」

「ねえ、やっぱりセックスって気持ちが良いのね」

「おまえ、俺たちは半年に一度しか出来ないんだぞ。お前が羨ましすぎるよ」

「なあ、どうしたら山本みたいにちんこを大きく出来るんだ、教えてくれよ」

「ねえ、私も山本とセックスをしたいの。お願い、して下さい」

お前、教室で何やってるんだよ。
ふざけんなよ。

そんな感じで罵倒されるかと思ったんだけど、みんな肯定的でびっくりだ。

「山本君、無理を言ったのにちゃんと相手をしてくれてとても嬉しかったわ。本当にありがとう」

相沢が僕にお礼を言ってくれる。
結構やり過ぎたかなと思っていたので相沢にお礼を言われるのはとてもうれしかった。

「ありがとう。
でも、まずは服を着た方がいいんじゃないかな?」

まだ全裸の相沢にお礼を言われて少しトギマギしてしまう。
教室の中で全裸のままで、まんこから僕の精液を溢れさせている姿なのが一層ヤバイ、背徳感が半端ない。

「えっ、あ、キャアー」

僕の指摘で相沢は普通の女の子に戻ったみたい。
慌てて落ちていた服を拾い体を隠す。

「ほら、男子達見ないの、あっちを向きなさいよ」

クラスメートの女子達が男子の目から相沢を隠そうとしてくれる。

「はあ、今更なんだよ。
お前達だってガン見してたじゃん」

「それはそれよ、今は見ちゃダメなの」

「解ったよ、見なきゃいいんだろう」

女達の剣幕に男は勝てないよね。
男達は渋々と相沢の裸が見えない方向に顔を向ける。

それを見て相沢が服を着始める。

「なあ、山本は見てても良いのかよ」

ぼーっと相沢の裸を観ている僕に男子のチェックが入る。

「バカねえ、山本は相沢の子供のお父さんになるのよ。裸ぐらい見る権利はあるに決まってるでしょう」

「そうかあ、いいなあ山本は。
相沢だけじゃなくて高橋や委員長の裸も見放題ってわけか」

こいつ、なに言ってくれてる訳。

「もう、羨ましがってないでアンタもセックスをすれば良いのよ、そうすれば裸も見れるわよ」

「そうなんだ、セックスをすれば谷口も裸を見せてくれるんだ」

「当たり前じゃない、服を脱がないでセックスが出来るわけないんだから」

「じゃ、じゃあさあ、俺とセックスしようぜ、谷口、なあ、良いだろう」

ありゃ、あいつあんなに積極的だったっけ?

「嫌よ、あんたを待ってたらいつになるかわからないじゃない。
それよりも、ねえ、山本、私も子供が欲しいな、だから今度は私とセックスしようよ」

なに、谷口ってそんな性格だったけ?

「あっ、狡いよ谷口、抜け駆けは禁止、禁止なんだからね。
私だって山本とセックスしたいわよ。
ねえ、谷口なんかより私としようよ」

何、このカオス、冗談だよねえ。

「はい、皆さん静かにしましょう。
もうホームルームの時間は終わりです。
次の授業の準備をしてくだい。
それと女子の希望については私から山本君にお願いして見るので結果がわかるまでは、大人しくしているように」

はああ、先生ったら何を言ってくれちゃってるの?

そんな僕の不満顔が分かったのか先生は僕の側に寄ってきてそっと耳打ちする。

「山本君、そんな顔しないの。
こうでも言わないと収拾が付かなくなるわよ。
それと、話をしたいので貴方のカード1枚くれるかな?」

そうですか、収拾がつかないですか。
まあ、そうかもですね。
でもカードって?

「先生、カードって?」

「やあねえ、お店のカードに決まってるでしょう。
それが無いと一見さんじゃあ山本君を指名できないじゃない」

いや、先生、娼館に来くるわけ?

「ほら、早く」

先生にせかされて僕はカードを渡してしまう。
本当に来る気なんだろうか?

「ええっと、相沢さんも服を着たわね。
じゃあ、山本君、机をそろえなさい。
そうしたら次の授業の時間よ。
さあ、みんな頭を切り替えて」

先生はそう言って教室を出て行く。
でも僕は先生のせいで頭が切り替わらないよ。
僕を指名するとか?
あの人は本気なんだろうか。
まあ、あの人だったら僕に抱かれるぐらい気にしないかな?

「ねえ、山本……」

声の方を振り向くと高橋と委員長が済まなさそうな顔で僕を見ている。
今日の騒動を気に掛けてるんだね。
まあ、そうだよね。

「2人ともそんな顔をするなよ。
届出は必要だったんだし、届出たら嫌でも知られるんだよ」

「でも、私達、先生に呼ばれるまでマタニティー用の制服が有るなんて知らなくて。
それに直ぐに着替えろって言われて。
知っていたら先にヒデちゃんに伝えたのに。
本当にごめんなさい」

2人にとっても予想外の出来事だったんだね。
じゃあ、しょうがないよ。

「なあ、子供ができたのは良い事なんだからそんな顔をするなよ。
もうすぐ2人ともお母さんになるんだから、そのために必要な事を考える方が建設的だぞ」

「そうね、ありがとうね、そうするわ」

2人が僕の子供を産むのか。
感慨深いものがあるよね。

そそて、そんな雰囲氣をぶち壊す奴がくる。

「ねえ、ねえ、私も混ぜてよ.混ざれる立場になりたいの」

また島村だ。
まあ、このしんみりした雰囲氣を変えてくれたので良しとするか。

「なんだよ、立場になりたいって」

「えええ、山本がとぼける、酷い」

「いきなり酷いってなんだよ」

「だって、酷いでしょう。
私言ったじゃん、山本の子供が欲しいって」

「ああ、言ったよね。誰とでも良いから子供が欲しいって。
それでしょうがなく相手をしてやるって言ったら、日和って逃げたよね」

僕に痛いところを突かれて固まる島村。
でもメゲないんだな。

「もう、山本のイケズ、そんな昔の話は置いといて、ねえ、私と次はセックスしようよ」

「ああ、じゃあカードを渡すよ」

「もう、そうじゃなくて、相沢みたいにタダでお願い、ねえお願いします」

「えええ、島村さん、抜け駆けはダメよ」

「先生が山本君と話をするから待ってなさいってさっき言ったでしょう」

おう、みんなが助けてくれる。

「なあ、島村、幸運の女神には後ろ髪は無いんだぞ。
お前は逃して、相沢は手にした。
そういう事だよ」

僕はそう宣言して席につく。
2限目の授業が始まるからね。
ほら、先生が入ってきたし。
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