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57章
元魔王様と国宝級の武具 2
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キュールネの案内に従ってやってきたのは王都の表通りから外れた少し人気が少なくなった裏路地に構えられている店だ。
外観からは少しどんよりとした雰囲気が感じられる暗い店である。
「ドメス、お客さんを連れてきてあげましたよ。」
店の扉を開いて中に入ってキュールネがそう声を掛ける。
奥のカウンターには一人の痩せ細った男がテーブルに突っ伏しており、キュールネの言葉が聞こえると顔を上げる。
「キュールネ、さっき言っていた奴らの事か。」
ドメスと呼ばれた男がジルとホッコに視線を向ける。
目の下に隈を作っていて見るからに不健康そうな男である。
「そうです、武器の新調を希望しています。」
「今日は気分が良いから受けてやる。さっさと依頼内容を言え。」
そう言い終わったドメスから腹の虫が鳴く音が店内に響く。
「何が気分が良いですか。素材にお金を注ぎ込んで食べ物を買えていないだけでしょう?」
「俺が何に金を使おうと勝手だろ。おい、早く用件を言え。」
「腹が減っているなら先に食わせてやろう。空腹は辛いからな。」
ジルが無限倉庫から取り出した串焼きをドメスに差し出す。
これは王都で依頼を受けた際に大量に倒したグレートバッファローの肉串である。
大量に焼いたので無限倉庫に収納しておいたのだ。
「肉!?」
ドメスは一瞬でジルの手から串焼きを掻っ攫って頬張る。
その美味しさにあっという間に肉が無くなって串だけとなる。
「もっとないのか?」
「それは依頼が終わってからだな。良い仕事をしてくれたら報酬とは別に食わせてやろう。ちなみに仕事の報酬の方は店主が欲する物を用意してある。」
「前にキュールネに伝えた物なら何でも歓迎だ。よし、だったらさっさと依頼を片付けるぞ。」
串焼き一本で多少は腹が膨れたのかドメスもやる気を出してくれた。
「それでどんな武器が欲しいんだ?」
ドメスが尋ねてくるのでジルはホッコに視線を向ける。
今回のはジルが使う武器では無くてホッコの武器だ。
本人の希望に沿う様に作ってもらうのが一番なのでホッコの意見が重要となる。
「頑丈でズバズバ斬れる直剣がいいの!」
「ふむふむ、形は直剣で耐久と斬れ味ね。他には?」
ドメスが紙に剣の特徴と素材の候補を書き出していく。
「他?主様、剣って他に何かいるの?」
ホッコのイメージする剣はそれだけで事足りている様だ。
一先ず良く斬れてくれれば戦いやすいのと、前の剣みたいに簡単に壊れない頑丈さがあれば良いらしい。
「そうだな、それだけでもいいがせっかくだから剣自体に能力を付加してもらえばいいんじゃないか?そう言う事も可能なんだよな?」
「当然出来る、俺は混成装具師だからな。」
自信満々にドメスが頷く。
本来武器や防具にスキルを付加させた魔法武具は製作が難しく価値が高いのだが、二つ返事で引き受けてくれた。
「らしいぞ。何か剣に付けたいスキルはあるか?」
「あるの!主様みたいに強力な魔力の斬撃を飛ばしたいの!」
「成る程、断界か。確かに今のホッコが自力で再現するのは少し厳しいだろうな。」
ホッコが選んだのはジルの膨大な魔力が生み出す居合いによる斬撃の技だった。
魔装の練度を上げていくと武器に纏わせた魔力を飛ばす事も出来る様になるのだが、まだ魔装を使い始めて数ヶ月のホッコでは難しい。
「魔力の斬撃による遠距離攻撃か。それは魔力固定なのか?」
スキルを付加するとなるとジルと全く同じ効果に拘る必要も無い。
スキルにはスキルで良いところがある。
「斬撃なら大丈夫なの!」
「ならば飛距離や威力を考えて風の斬撃にするか。比較的付加しやすいスキルなのに使い勝手が良いからな。」
「じゃあそれにするの!」
斬撃を放てるスキルを付加してもらえる事になって嬉しそうである。
「ついでに所持している時に魔法の効果を高めるスキルも付けてくれ。ホッコは魔法剣士だからな。」
せっかくならもう一つくらいスキルを付加してもらう事にした。
本来は魔法を主体として戦う魔物なので、それを強化出来ればかなりの戦力アップに繋がる。
「風の斬撃に魔法の効果上昇と。分かった、他に無ければこれで作るぞ。」
「宜しくなの!」
ホッコがペコリと頭を下げてお願いする。
「黙って聞いていましたがかなり豪華な剣になりそうですね。作れるのですか?」
「誰に言っている、俺は混成装具師のドメスだぞ?どんな注文にも応えてやる。」
キュールネの言葉に自信満々にドメスが宣言する。
「そのわりにはよく客と揉めて依頼が滅多に成立しないと聞きますが。」
ホッコの武器を作る直前だと言うのに何やらキュールネが不穏な事を言っている。
「それは俺では無く客側の問題だ。遠慮無く注文ばかり出して寄越して素材を揃えられないんだからな。俺の注文通りの素材を揃えてもらえればどんな物でも作ってやれるんだ。」
「素材なら色々と持っているから取り敢えず剣の素材を聞くとしよう。」
ある程度の無理難題ならば応えられるので、一先ずドメスの提示する素材を聞いてみる事にした。
外観からは少しどんよりとした雰囲気が感じられる暗い店である。
「ドメス、お客さんを連れてきてあげましたよ。」
店の扉を開いて中に入ってキュールネがそう声を掛ける。
奥のカウンターには一人の痩せ細った男がテーブルに突っ伏しており、キュールネの言葉が聞こえると顔を上げる。
「キュールネ、さっき言っていた奴らの事か。」
ドメスと呼ばれた男がジルとホッコに視線を向ける。
目の下に隈を作っていて見るからに不健康そうな男である。
「そうです、武器の新調を希望しています。」
「今日は気分が良いから受けてやる。さっさと依頼内容を言え。」
そう言い終わったドメスから腹の虫が鳴く音が店内に響く。
「何が気分が良いですか。素材にお金を注ぎ込んで食べ物を買えていないだけでしょう?」
「俺が何に金を使おうと勝手だろ。おい、早く用件を言え。」
「腹が減っているなら先に食わせてやろう。空腹は辛いからな。」
ジルが無限倉庫から取り出した串焼きをドメスに差し出す。
これは王都で依頼を受けた際に大量に倒したグレートバッファローの肉串である。
大量に焼いたので無限倉庫に収納しておいたのだ。
「肉!?」
ドメスは一瞬でジルの手から串焼きを掻っ攫って頬張る。
その美味しさにあっという間に肉が無くなって串だけとなる。
「もっとないのか?」
「それは依頼が終わってからだな。良い仕事をしてくれたら報酬とは別に食わせてやろう。ちなみに仕事の報酬の方は店主が欲する物を用意してある。」
「前にキュールネに伝えた物なら何でも歓迎だ。よし、だったらさっさと依頼を片付けるぞ。」
串焼き一本で多少は腹が膨れたのかドメスもやる気を出してくれた。
「それでどんな武器が欲しいんだ?」
ドメスが尋ねてくるのでジルはホッコに視線を向ける。
今回のはジルが使う武器では無くてホッコの武器だ。
本人の希望に沿う様に作ってもらうのが一番なのでホッコの意見が重要となる。
「頑丈でズバズバ斬れる直剣がいいの!」
「ふむふむ、形は直剣で耐久と斬れ味ね。他には?」
ドメスが紙に剣の特徴と素材の候補を書き出していく。
「他?主様、剣って他に何かいるの?」
ホッコのイメージする剣はそれだけで事足りている様だ。
一先ず良く斬れてくれれば戦いやすいのと、前の剣みたいに簡単に壊れない頑丈さがあれば良いらしい。
「そうだな、それだけでもいいがせっかくだから剣自体に能力を付加してもらえばいいんじゃないか?そう言う事も可能なんだよな?」
「当然出来る、俺は混成装具師だからな。」
自信満々にドメスが頷く。
本来武器や防具にスキルを付加させた魔法武具は製作が難しく価値が高いのだが、二つ返事で引き受けてくれた。
「らしいぞ。何か剣に付けたいスキルはあるか?」
「あるの!主様みたいに強力な魔力の斬撃を飛ばしたいの!」
「成る程、断界か。確かに今のホッコが自力で再現するのは少し厳しいだろうな。」
ホッコが選んだのはジルの膨大な魔力が生み出す居合いによる斬撃の技だった。
魔装の練度を上げていくと武器に纏わせた魔力を飛ばす事も出来る様になるのだが、まだ魔装を使い始めて数ヶ月のホッコでは難しい。
「魔力の斬撃による遠距離攻撃か。それは魔力固定なのか?」
スキルを付加するとなるとジルと全く同じ効果に拘る必要も無い。
スキルにはスキルで良いところがある。
「斬撃なら大丈夫なの!」
「ならば飛距離や威力を考えて風の斬撃にするか。比較的付加しやすいスキルなのに使い勝手が良いからな。」
「じゃあそれにするの!」
斬撃を放てるスキルを付加してもらえる事になって嬉しそうである。
「ついでに所持している時に魔法の効果を高めるスキルも付けてくれ。ホッコは魔法剣士だからな。」
せっかくならもう一つくらいスキルを付加してもらう事にした。
本来は魔法を主体として戦う魔物なので、それを強化出来ればかなりの戦力アップに繋がる。
「風の斬撃に魔法の効果上昇と。分かった、他に無ければこれで作るぞ。」
「宜しくなの!」
ホッコがペコリと頭を下げてお願いする。
「黙って聞いていましたがかなり豪華な剣になりそうですね。作れるのですか?」
「誰に言っている、俺は混成装具師のドメスだぞ?どんな注文にも応えてやる。」
キュールネの言葉に自信満々にドメスが宣言する。
「そのわりにはよく客と揉めて依頼が滅多に成立しないと聞きますが。」
ホッコの武器を作る直前だと言うのに何やらキュールネが不穏な事を言っている。
「それは俺では無く客側の問題だ。遠慮無く注文ばかり出して寄越して素材を揃えられないんだからな。俺の注文通りの素材を揃えてもらえればどんな物でも作ってやれるんだ。」
「素材なら色々と持っているから取り敢えず剣の素材を聞くとしよう。」
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