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第二章シャーカ王国

93情報共有

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シャーカ城、会議室。

「それでは皆様、今回の魔族の襲撃でそれぞれの場所で起こったことを共有しょうと思います」

「よろしく頼む」

「お願いします」

「始めるか」

現在シャーカ城の会議室でジャダ王、ラテス、冒険者ギルドからヤクザ、ガロン、教会からアリアさん、ツバキ、商会からはミツロさんそして俺達を含めて合計11人で今回の事で情報を共有をすることにした。

「まずはジャダ王とラテス王子貴方の所で最初何が起きたのか話して貰えないでしょうか」

「わかった」

「お話します」

ゾディアの進行の元ジャダ王とラテスから話が始まった。

ラテス達では今後の事で話し合いをしてた時に悪魔が現れ騎士団は悪魔対峙そんな中ラテス達の所にリョウと上位悪魔現れ戦いそして殺されそうになった所でゾディアが現れ助けて貰いゾディアがリョウと上位悪魔を倒した。

神聖キリス共和国にいる勇者達を呼んだが大臣によれば返答は来なかった。

ジャダ王のスキルでスポフ達を見抜けなかったのはリョウが隠蔽に特快した悪魔を従わせいてそいつの力で魔族であることを偽装した。

冒険者ギルドでは悪魔が現れ緊急依頼を出し向かわせたがロックに阻まれ全滅しそうな時蒼花に助けられ蒼花がロックを倒した。

教会ではスポフがアリアさんの力が今後厄介な事を危惧して教会にいた全員を殺そうとしたたがツバキとカイが阻止しようとしたが止めらなかったがそのお陰で俺が間に合いスポフを倒した。

「以上になります」

「ムゲンさん達はここに来る前に何をしていたんですか?」

「俺達は西の森に調査をしていたんだ魔物が不自然に多いてヤクザさんから言われてな」

「それで調査したらリョウによる魔法陣が見つかりそれを破壊した後に爆発音が聞こえ」

「俺が見てみると国が燃えてて更には魔王軍がいたから急いで戻って」

「私とゾディアの眷属達で魔王軍を足止め」

「その間に私達は国の外壁に登って現状を確認しました」

「その後俺が氷の奥義を放って国にいる悪魔を全て凍られて討伐、後はさっき説明した通りになる。終わったらキュンの所で魔王軍を撤退させようとしたらガロンさんが現れガロンさんのお陰で魔王軍は撤退した」

「確かSランクの依頼に行ってたんだよな」

「早く終わったから帰ってきたんだよしかしアイツら根性無さすぎたぜ!」

ガロンは堂々した態度でその時の事を語っていた。

しかし本当にガロンさんの力はヤバいと本能で感じとったからな。

「成る程…………まずはムゲン、アオカ、キュン様、ゾディア、まずは国のピンチを救ってくれてありがとう特にゾディアお前には命を救われた」

「改めてありがとうございますゾディアさん」

「俺からもだ特にアオカお前には多くの冒険者が助けられたありがとう」

「改めてムゲンさん私たちと子供達を救ってくださりありがとうございます」

「私も商会の職員全員を救ってくださりありがとうございます」

ジャダ王、ラテス、ヤクザ、アリアさん、ツロさんが俺達に向かって深く頭を下げてお礼を言ってきた。

「お礼は素直に受け取っておくか」

「うん」

「そうですね」

「感謝されるのは良いことです」

俺達は素直に感謝の言葉を受け取った。

「さて、それは置いといて…………なんで神聖キリス共和国は勇者達を来させなかったのかだな」

「教会の資金を全て回収したんだすから何か裏があるかもしれませんよ」

「現在わかっているのは勇者達は下位の魔物ばかりを相手していて中位や上位の魔物は相手していないぐらいだ」

「…………」

あの国は勇者を独占してここぞて言う時に勇者を向かわせるのが筋書きかな。

「この話しはおいおいとして最後にゾディア」

「はい、今回の被害についてですが建物の被害は少ないですが食料の問題ですね」

「そこは私にお任せください」

するとミツロさんが立ち上がり話し始めた。

「食料は我々ミツロ商会が全面的に解決に取り組みます。更には建物の素材等は国で補えない部分も我々がサポートします」

「ミツロよろしく頼む」

「喜んで」

「ミツロさん、ジャダ王となか良いんですね」

「ジャダ王とはヤクザと同じ昔からの知り合いですので」

「最後に今回の被害で…亡くなった方は地下牢にいた犯罪者そして…………ハジン、クラマになります」

ゾディアの報告で空気が一気に重くなった。

「…………」

「そうか…………」

「じゃあ今回の情報共有はこれで終わるか」

「ムゲンの言う通りだな、今回の事はこの私自ら国民に説明する」

「それでは今回はこれにて終了とさせて貰います」

こうして情報共有は終わった。

スポフ達は城の地下の強力な結界を張ってある牢屋に幽閉した。

因みに魔法は既に解いている。

「ムゲンさん今回はありがとうございます」

「まさかスポフを倒すとはな」

現在俺はヤクザとミツロさんと三人で話していた。

「ギルドはあの後は大丈夫だったのか?」

「嗚呼、アオカの魔法と精霊の一人が回復させてくれてな全員大丈夫だ」

「そうかそう言えばガロンは?」

「アイツなら帰ったここにいるいみねぇからなて」 

「ムゲンさんこのご恩は必ず我が商会全力で返させて貰います」

「じゃあ一つお願いがあるんですが」

「何でしょう」

「…………」

俺はミツロさんに少しお願いをした。

「それならお任せください」

「お願いします」

「ムゲン今回の件でお前達はこの国の英雄となったそこでお前達をSランク冒険者としたい」

「それはいいが大丈夫なのか?」

「問題ないそれにジャダ王も承諾している」

「じゃあいいか」

「ムゲンちょっと良いだろうか」

「何のようだジャダ王」

俺がミツロさんと話しているとジャダ王がやって来た。

「数日したらお前達に勲章を与える」

「…勲章ね」

「お前達は我が国を魔族から救ってくれたんだ当然だそれに褒美をその時の与える」

「褒美か」

「その時のまでに考えておいてくれ」

「了解した」

その後俺達はツバキ達と別れ宿にいた。

「ん~疲れた」

「お疲れ様」

「情報共有色々と出来ましたね」

「ゾディアもよく短時間で被害の情報をまとめられたな」

「そこまで大変ではありませんでしたから」

「後はスポフ達から色々と情報を吐いて貰うだけか」

「はい」

「ねぇ無限」

「どうした蒼花?」

俺は宿のベットで寝そべっていると蒼花が話しかけてきた。

「ジャダ王とラテスさん大丈夫かな」

「………そうだなジャダ王は二人の息子をラテスは兄を亡くしたからな」

「「「…………」」」

「ラテスはこの国の王子だ大丈夫だろジャダ王もな」

「そうだと良いんですけどね」

「あっ」

「どうしました無限様」

「ジャダ王がよ数日したら俺達に勲章と褒美をを与えるってよ」

「勲章ですか」

「嗚呼、勲章は良いとして褒美をどうするからな」

「私はいらないかな」

「私もいらないです」

「同じく」

蒼花達はジャダ王の褒美はいらないようだった。

「無限様は?」

「…………全員がいらないなら二つ程願いを聞いて貰おうかな」

「何を聞いて貰うんですか」

「内緒だ。さてとゆっくり休むか」

こうして怒涛の一日が終わった。

続く。
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