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第二章シャーカ王国

75各国の情報

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「ん~今日もいい天気だな」

「そうだね無限」

「のんびりできますね」

「無限様、今日はどこに行かれるんですか?」

今日俺達はとある場所に向かっていた。

「嗚呼、今日はミツロ商会に行く」

「ダイヤモンドスネークの素材の支払いですね」

「それもあるがそろそろ次の場所に行こうと思ってな」

この国についた時ミツロさんが旅の支度なら我が商会を使ってくださいて言ってたからな。

「次はどこ行くの?」

「まだ決めてないがミツロさんが色々な場所を教えてくれるからなそれを聞いて決める」

「楽しみ」

「皆様どうやらついたようですよ」

ゾディアに言われて目の前を見てみると大きな建物に上にはミツロ商会と描かれた看板が飾られていた。

「ここがミツロ商会か」

「随分と大きな建物ですね」

「昔のショッピングモールみたい」

「ミツロ商会、主に食料品や旅の必要な物資更には雑貨など多種多様な商品を取り扱っているようです」

「いつ調べたんです?」

「この間の暗殺者の件が終わった後暇でしたので調べていました」

「ゾディア、暗殺者てどうゆうこと」

「それは私も聞いていません」

「…………無限様話してもよろしいでしょうか?」

「あ~別に話しても問題ない」

「かしこまりました実はですね」

ゾディアは蒼花とキュンに暗殺者の事をそしてその後どうしたかの説明をした。

「あの日そんな事があったんだ………無限何で教えてくれなかったの?」

「そうですよ」

「あの時二人に教えなかったのは誰の差し金か不明だったからだ。ある程度予想はしていたがそれよりも不安にさせたくなかった」

「……無限、私はそんな事で不安にはならないけど黙っていたら逆に不安になるから一人で抱え込まないで」

「……わかった次からそうする二人とも黙ってて悪かったな」

「いいよ」
(無限は誰かのために自分を犠牲する……けどそんな事しないでほしい)

「構いませんよそれで暗殺者は結局どうなったんですか?」

「尋問をして仲間の居場所を吐かせた後はシィーさん達に任せました。念のため私の眷属の一人キャンサーをつかせいます」

「そうか話しはこれで終わりとして中に入るか」

「うん」

「えぇ」

「そうしましょ」

俺達はミツロ商会に入ると中はショーケースにアクセサリーや棚にはバック、他に武器や装備、日用品、食料等多種多様な物が綺麗に並べられていた。

「おお~凄いな」

「色々あるね」

「ここまで種類があるとは」

「流石と言えますね」

「報酬受け取ったら色々買い物するか」

「うん、服や食材とか見てみたい」

「なら早めに済ませるか」

俺は用事を早く済ませる為に受付の向かった。

「こんにちは」

「こんにちは、ようこそミツロ商会へ何かご用ですか?」

「ミツロ商会、会長のミツロさんに会いたいんだがいますか?」

「会長にですか……すいませんがお名前を御伺いしてもよろしいでしょうか?」

「不動無限だ念のため証拠にギルドカードだ」

「えっ!?か!確認致します」

受付の人が俺のギルドカードを確認すると驚いた顔をしていた。

「直ぐに!会長に知らせて参りますのでここで少しお待ちください!」

タッタッタッタッタッタッ!!!!

受付の人はギルドカードを俺に返した後直ぐ様ミツロさんを呼びに行ってしまった。

「すごい勢いで行ったな」

「うん、ゆっくりでいいのに」

「では少し待ちましょうか」

「そうですね」

数分後。

「皆様お待たせして申し訳ありません」

「どうもミツロさん」

「「こんにちは」」

「お久しぶりです」

俺達がエントランスで待っていると奥からミツロさんがやってきた。

「ダイヤモンドスネークの件ですよねどうぞこちらへ」

「行きますか」

俺達はミツロさんの案内で奥にある客室に行き部屋のソファーに座った。

「ではまずダイヤモンドスネークの素材の代金白金貨20枚です」

ミツロさんはテーブルの上に革袋を置いて俺はそれをゾディアに確認してもらった。

「どうだ?」

「問題ありません」

「そうか」

「後は各国の情報ですね」

次に各国の情報をミツロさんが色々と教えてくれた。

神聖キリス共和国は現在勇者達の育成に力をいれており魔王軍が動き出したら戦うらしい。

リード王国とエイレー王国は特に何もない。

フェレスト王国は最近エルフ側の森に魔物の数が増加して更にはエルフ狩りが行われていると。

「成る程勇者の育成と魔王軍か」

「……少し怖いね」

尾田、謙信、風影が心配だな…………いや、あいつら以外に問題ないか。

「いつ我が国に魔王軍が来るのかわかりません。勇者達がこの国にいれば安心できるのですが」

「フェレスト王国ではエルフ狩りがあるのは何故でしょうか」

「聖獣様それは奴隷にするためです」

「と言うと?」

「エルフは美男美女が多く闇の奴隷商に高値で売れると言われています」

漫画やアニメでよく見るあれか…………流石に許せないなそれは。

「この国では奴隷は見かけませんが?」

「基本的この国の多くの奴隷は借金奴隷でして男は近くの鉱山での採掘や商人の労働力、女性は畑仕事等をしています」

「以外と平和なんですね」

「この国だけですよ。他の国では酷い扱いをされている奴隷が多いですから」

「…………そうですか」

この世界の奴隷については知っていたがこの国の奴隷はまだ幸せかもな。

「次に私が知っているこの世界の絶景スポットですがおすすめは先ほど話したフェレスト王国のエルフの森にある湖ですね」

「湖ですか」

「はい、あそこの湖は森に包まれて微かな光が差すと光の屈折で周りが神々しくその湖の水は透き通って底まで見えるんです」

「そんなところがあるんだ」

「そしてその湖の中心には一本の巨大な樹木が生えてその湖を見守っていると見ていた時感じさせるものでしたよ」

「ほ~他にはありますか」

「後おすすめなのはリード王国のコロシアムがおすすめです」

「コロシアムがあるのか」

「はい、リード王国は獣人の国、日々コロシアムでは熱い戦いが行われています。昔見てみたんですが凄かったですよ」

フェレスト王国の湖にリード王国のコロシアムか確かここから近いのはフェレスト王国だな…………よし。

無限は少し考えてニアリと笑った。

「無限次どこ行くか決まったの?」

「嗚呼、次はフェレスト王国のエルフの森に行く」

「湖を見に行くんですね」

「いつ頃出発しますか」

「まだ少し先だな少しやることがある。さて、そろそろ」

「そうだね」

「行きましょう」

「皆様も行かれるんですか?」

「ダイヤモンドスネークの代金と情報を貰ったからな」

「そろそろ我々はお暇します」

「この後買い物もありますからね」

「うん」

俺達は帰ろうと立ち上がるとミツロさんが話しかけてきた。

「でしたら我がミツロ商会でお買い物してはいかがでしょうか私がご案内致します」

「いいんですか?会長が自ら接客するなんて」

「構いません、ムゲンさん達は私の命の恩人なんですからこれぐらいさせてください」

「わかりましたではお願いします」

「よろしくお願いします」

「親切にどうも」

「ありがとうございます」

続く
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