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第二章シャーカ王国
67国王、ジャダ・シャーカ
しおりを挟む「皆様ここちらです」
「扉でかいな」
俺達はようやく王様のいる部屋の扉までやって来た。
「ムゲンさん今回は陛下の謁見…ですので」
「分かってるちゃんした態度でいる」
「分かりました…………陛下!ダイヤモンドスネークを討伐した冒険者の皆様をお連れしました!」
『入りなさい』
ガコン!
「さて、行くか」
扉が開き中に入ると玉座には金髪の髪にダンディな髭を生やし金色と赤色を合わせた中世ヨーロッパの王服装をした男が座っていた。
その周りには大臣的な人達が数人立っていた。
あれがラテスの父でこの国の国王か結構ダンディな親父なんだな。
ザッ!
無限達は玉座の近くまで歩くとラテスとミナはそのまま玉座の隣に立ち無限達と騎士団の全員が立て膝をついた。
「面を上げよ」
「「「「はぁ!」」」」
「冒険者の皆は始めましてだな私がこの国の国王ジャダ・シャーカである」
「お初にお目にかかります国王陛下。私は異国よりやって来ました旅人の不動無限と申します。後ろにいる三人は私の仲間で鬼人族の方は今回の討伐に協力してくれた者です」
「中野蒼花です」
(久しぶりに見た無限の真面目な挨拶)
「聖獣のキュンと言います」
(無限様あんな言葉使いできるんですね普段はあんな真面目ではないのですがね)
「ゾディアと申します」
(無限様聞いていた通りしっかりする時はするんですね)
「ツバキです!」
俺は普段とは違い態度も言葉使いも真面目にした。
「やはり本物の聖獣様でしたか」
「私は今はここにおられる無限様のパートナーですので敬語や敬うのは結構ですよ」
「いえ、聖獣様は我々にとって大切な存在ですのでそこはご理解を」
「分かりました」
やっぱり俺達の事とキュンが聖獣て事を知っているなどうやって知ったんだ?。
「さて、騎士団の皆そして騎士団長シィー今回のダイヤモンドスネークの討伐ご苦労であった」
「「「「「勿体無きお言葉!!」」」」」」
「そして冒険者の者達よ今回のダイヤモンドスネークの討伐をしてくれて感謝する」
「いえ、私達はダイヤモンドスネークを討伐したのはこの国の人々が危険にさらされるのを防ぎたかったのと恋人の友人を助けたかったからです」
「無限///」
「無限殿…………///…」
無限は蒼花とツバキを見て今回の討伐した理由を述べた。
「ほ~恋人の友人を助けたかったか成る程なだがそれでも国を救ってくれた事はかわりない改めてありがとう」
シャダ王は無限達に感謝をし頭を下げた。
こんな旅人の俺達に頭を下げるとはな……この国の国王はいい人だ。
「ダイヤモンドスネークの討伐の報酬を君達に与えたいんだが望みはあるかな?」
「キュン」
「はい、シャダ王よ今回の討伐の報酬は私達は既に冒険者ギルドとミツロ商会から受けとる事が決まっています。ですので国からの報酬は受けとりません」
「聖獣様それは本当ですか」
「聖獣の私の言葉が信用度できませんか?」
「…………仕方ないですね」
「陛下そろそろ」
「そうだな…ではこれにて謁見を終了とする騎士団の皆は戻りしばし休息を与えるしっかりと休め」
「「「「はぁ!!」」」」
「ラテスよムゲン殿とその仲間達に城を案内するといい」
「わかりました」
ふぅ~これで何とか事が終わりそうだな久しぶりに真面目にするのは疲れるな。
「では皆さん参りましょ」
「そうだな」
ドタン!!
「ん?」
「親父今戻ったぜ」
「ハジン兄さん、今は客人がいるから陛下だよ」
「うるせぇなクラマ俺達にはそんなの関係ねぇ」
俺達はラテスと共に部屋からでようとすると扉が勢いよく開くと二人の男が立っていた。
一人は坊主で体のガタイがよく身長は俺より低いが荒っぽい格好をしている。
もう一人は片目に眼鏡をかけており茶髪で魔術師の格好をしていた。
「ハジン、クラマか何のようだ」
「ダイヤモンドスネークが現れたって聞いてな今から俺達が討伐してくるって言いにきたんだよ」
「兄さんだけでは頼りないですから私も行きます」
「なぁ、ラテスあの二人は?」
「…………私の兄です」
「そうかあれが」
「あの荒っぽいのが第一王子のハジン・シャーカ兄さんで大人の雰囲気を漂わせているのが第二王子のクラマ・シャーカ兄さんです」
鑑定…………成る程確かにハジンとクラマ二人はラテスよりも強いな。
「ラテスあの二人のスキルはわかるか?」
「ハジン兄さんは【暴乱】、クラマ兄さんは【魔法の探求者】と呼ばれるスキルでどれも戦闘に強いスキルです」
俺はラテスから二人の兄の情報を少し教えてもらっているとシャダ王が話し始めた。
「二人ともダイヤモンドスネークは既に討伐されたお前達が行く必要はない」
「はぁ!?あのダイヤモンドスネークだぞ誰が倒したんだ!?」
「そうですよそう簡単に倒せるはずは…………嗚呼~成る程討伐されているからここに客人がいるんですね」
「その通りだクラマそこいるムゲン達が騎士団と共にダイヤモンドスネークを討伐してくれた」
「へぇ~」
ハジンは無限達の方を見てよく観察していた。
「…おいおい本当にそいつらが討伐したのかどう見ても俺達よりも弱そうじゃあねぇか」
「ハジン兄さん!ムゲンさん達に失礼ですよ」
「ハジン王子、我々騎士団全員ムゲンさん達がダイヤモンドスネークを討伐したのを確認しています」
「はぁ?お前らは黙っとけ騎士団それと出来損ない俺様に逆らうのか?」
「くぅ…………」
ラテスと騎士団長のシィーは無限達がダイヤモンドスネークを討伐した事が事実だとを伝えるがハジンは聞く耳を持たず。
ラテスは兄に逆らえないとこに悔しい思いをし拳に握りしめていた。
「無限…………」
「何とかする」
ザッ!
「そこまでにして頂けませんでしょうか」
「ゾディアさん!」
俺はラテスを庇おうとすると俺よりも先にハジンの目の前にラテスを庇うかのようにゾディアが立ちふさがりゾディアはハジンと話し始めた。
「先ほどから聞いていれば無限様達に対して失礼な発言ですね」
「何だてめぇ」
「無限様の仲間のゾディアと申します」
「そんな奴が俺に何のようだ」
「まだわかりませんか我が主、無限様と恋人の蒼花様がダイヤモンドスネークを討伐したのは事実もし嘘ならこんな所に来てはいません」
「…だからなんだよ」
「貴殿方の発言はジャダ王が嘘をついていると言ってるようなものですよそれに貴殿方がダイヤモンドスネークを討伐に行ったとしても直ぐに殺られてしまいますからね」
「何だと!」
「それは流石に聞き捨てなりませんね」
「無限…ゾディアなんか怒ってない?」
「あれは少し不味いかもな」
「嫌な予感がしますね」
ゾディア完全にラテスの兄貴達を煽ってるなこれ止めないとヤバいかも。
「フフ事実ですよ貴殿方は我々より弱いですので」
「何だと!!」
「不敬だぞ」
ゾディアは少し笑いながら二人を煽ると痺れを切らしたのか完全にキレてしまった。
「かかりましたね」
「無限止めないと」
「わかってる」
「ゾディア!」
「そこまでだ!!」
「「「!!」」」
俺達はゾディアを止めようとするとジャダ王が大声で上げその場が一気に静かになった。
「ハジン、クラマ言葉が過ぎるぞこの者達がダイヤモンドスネークを討伐は事実もし疑うのであれば確かめて見ればいい」
「確かめる?」
「そうだダイヤモンドスネークを討伐したムゲン一人でお前達二人と騎士団の何人かで勝負してみたらいいそしたらムゲンの強さがわかる」
「ジャダ王よそれはいくらなんでも」
「俺は構わない」
「「「!!」」」
大臣がジャダ王の提案に意見をしょうとするがその前に無限がそれを承諾した。
「どうせこのままだとやばかったからな…………相手になってやるよ」
続く
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