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第二章シャーカ王国

50シャーカ王国

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「光、聖なる癒し」

俺はツバキとの勝負を終え倒れているツバキに回復魔法をかけた。

「これで大丈夫だろ」

「無限」

「蒼花」

俺は後ろを向くと蒼花が心配そうに見ていた。

「無限怪我とかしてない?」

「嗚呼、大丈夫だこの通り怪我一つもしてない」

「その人は大丈夫なの?」

「峰打ちで気絶しているだけだまぁ、しばらくは起きないだろ」

「そうなんだ…………無限ツバキさんと戦ってどうだったの?」

「軽い剣だったよ」

「やっぱりそうだったんだ」

「蒼花は気づいていたのか」

「前に教えて貰っていたからすぐにわかったの」

よく見ているなそして俺の事をわかっている流石俺の彼女だ。

「さて、ツバキを馬車に乗せるぞこのまま置いて行けないし」

「うん」

俺はツバキを背中に乗せて馬車まで運ぼうとした。

「無限、お姫様抱っこはしないの?」

「…………」

「無限?」

「俺は好きなでもない女をお姫様抱っこをする気はない///」

「…………!無限///」

「行くぞ」

「うん」

二人は顔を少し赤くしながら馬車に戻り無限達を乗せた馬車は橋を渡りシャーカ王国へ向かった。

「すいませんミツロさん一人追加で乗せて貰って」

「いえ問題ありませんよしかしBランク冒険者に勝つとは驚きです」

「お兄ちゃん!強い!」

「鍛えているからな」

「無限様」

「どうしたゾディア」

「ツバキ様を連れてきたのは良いのですが
シャーカについたらどうするのですか」

「そうだな…………」

「あの~よろしければ私達が起きるまで付き添いますよ」

「よろしいのですか?」

「はい、聖獣様実はツバキちゃんはうちのお店の常連なんです」

「では、お願いいたします」

「さぁ!そろそろつきますぜ」

「おお!ようやくか」

???「だから!本当だって」

???「俺達は命からがら伝えに来たんだ」

「なんだ?」

俺達は国の門の前に着くと門の所では人が集まり冒険者のような格好をした三人組と騎士達が話していた。

「なんか揉めているな」

「あれは!」

「ミツロさん何か知っているんですか?」

「はい、あの三人組は私達が雇っていた冒険者です!」

「皆さんを置いて逃げた人達?」

「はい、間違いありません!」

「なろさっさと捕まえないとな」

俺達の馬車から降りて騎士達に近づくと騎士達と冒険者三人組はミツロさんの顔を見ると驚いてあたふたしていた

「貴殿方は!」

「なんで………なんで生きているんだ!」

「確か!魔物に襲われて………」

「えぇ、貴方が護衛をせず逃げ出して魔物に襲われていました。しかしたまたまそこにこの方々が我々を助けてくれたのです」

「どう言うことた貴様ら!」

「失礼」

「貴方は?」

「私はこの方々を助けた者の一人です。先程そこにいる冒険者の方々が貴殿方にどのような説明をしたか教えていただけませんか」

ゾディアは騎士達に近づき騎士達から全ての事情を聞きだしていた。

「私達が門の警備をしていたところこの冒険者三人組が慌ててこちらにやって来まして『魔物が現れそれが協力して倒そうとしたが倒せなくて護衛の人達も殺られてしまい命からがら逃げてきた』と」

「成る程そうでしたか」

「どうやらこいつらあんたらに嘘を言っていたようだな」

「そのようです無限様」

「騎士の皆さんこいつらどうします?」

「勿論捕らえます」

「クソ!!」

ザッ! ジャキン!

すると冒険者三人組は武器を取り出し攻撃体制をとると周りにいた人達はその場から離れ始め俺達は警戒する。

「貴様ら!この騎士団から逃げられると思うのか!」

「知るかよ!」

「こんなところで捕まってたまるかよ」

「どうせ俺達は冒険者ライセンス剥奪になるだ最後は暴れてやる!」

「無限どうする?」

「捕まえないと周りの人達が危ないですよ」

「わかってる。さ~てどうやって捕らえるか」

「皆様ここは私にお任せください」

「…そうかゾディア頼んだぞ」

「ゾディア頑張って」

「頼みましたよ」

「はい」

俺達は三人組の冒険者を捕らえようと動こうとしたがゾディアが任せてほしいと言ってきたので任せてた。

「おい!あんた!」

「何を速く避難を」

「ご安心を私はそこにいる三人組より強いですから」

タッタッタッ

ゾディアは騎士達の警告を無視して三人組に近づいた。

「なんだお前!」

「来るな!」

「来ると殺すぞ」

「殺すぞですか…………武器を構えるなら殺される覚悟を持っているんですよね」

ゾッ!

「「「なっ!!」」」

ゾディアは殺気を三人組に放つと三人組はその殺気だけで恐怖で震えていた。

「これ以上無限様達に時間を待たせるわけには行けませんので直ぐに終わらせましょ」

「くそ死ね!!!!」

「はぁぁぁ!!」

「やぁぁぁ!」

三人組はゾディアに向かって剣、槍で攻撃しようとしてきた。ゾディアは三人組に向かって右手を向けていた。

「…………闇、ナイトメア」

ズウン!!

「「「ぎぁぁぁ!!」」」

ゾディアは三人組に向かって闇の波動を放つと三人組は気絶し倒れると苦しみ始めた。

「ゾディア何したんだ?」

「闇魔法、ナイトメアでございます。闇の波動を放ち相手を気絶させ悪夢を見させる技、捕らえるならこれが最適と思いましたので」

「そうか」

他にも方法があったと思うが黙っておくか。

「捕らえろ!!」

「「「おお!!」」」

騎士達が三人組が動けなくなったのを見計らい直ぐ様捕らえるために動き始めた。ゾディアのナイトメアのお陰で何事もなく捕らえるとこができた。

「ご協力ありがとうございます」

「お礼はゾディアに頼む」

「いえ、私は主にこれ以上時間を待たせるわけには行けませんので」

「それであの冒険者達はどうなるんだ?」

「今回の場合は冒険者ギルドと話し合い強制労働者、最悪の場合は奴隷落ちですね」

「そうか…………」

やはり奴隷落ちはこの世界の常識なんだな…………せめて罪を償ってくれればいいが。

「無限大丈夫?」

「嗚呼、大丈夫だ」

「無限様、蒼花様そろそろいきますよ」

「そうだなキュン、ようやくシャーカ王国に入れるんだな」

「楽しみだね」

俺達は再度門に並び順番が来て検問を行っていた。

「え~この国にやって来たり理由がこの大陸にやって来てこの国の冒険者ギルドで身分登録をして旅をするであってますか?」

「はい、あっています」

「水晶が光っていませし、犯罪履歴もありませんから大丈夫です」

「それにミツロさんを助けくらたしあの冒険者達を捕らえるのにも協力してくれた人達ですからね」

「その水晶はなんですか?」

「嗚呼~これは真実の水晶でしてね犯罪や嘘を見抜いたりするものでこの国に初めて来た人達を毎回これでチェックするんですよ」

「便利だな」

あの水晶が光らなかったってことはあれは冤罪だってことが証明されたてことか…………まぁ、そんなことはいいか。

「本当は通行金を貰うのですがさっきの件で今回は無料にたします。ようこそシャーカ王国へ」

俺達はようやくシャーカ王国へ入ることができた。

神界

「ホホホ、どうやら無限は無事に旅が始められたようじゃな…………お主はなんの罪も犯していないから存分に異世界を楽みなさい」

無限神は無限達の旅をゆっくりと見守っていた。

続く
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