45 / 110
第一章始まりと星の古代迷宮
44戦いの後
しおりを挟む「…………んっ…………知らない天井だな…」
あれから何時間たっただろうかわからないが俺は目が覚めると知らない豪華な天井が見えた。
知らない天井てよく漫画の主人公が倒れて目覚めたら言うセイフだが…まさか俺も言うとはアニメや漫画見すぎだな。
「いたたた………包帯………本当にここは何処だ」
無限はベッドから起き上がると体が痛み身体を見ると半身包帯で巻かれており更に周りを見ると何処かのホテルのスイートルームのような部屋にいた。
「何処の高級ホテルだよて突っ込みたいが止めておくかしかしこの包帯やこの部屋本当に何処だ」
無限は自分に巻かれている包帯や部屋に疑問に思いながら現状を考えていた。
モサ
「ん?なんだこの温もりは」
ガサ
「………む…げん…………」
「・・・蒼花///!」
俺はベッドから温もりを感じ毛布を少し開けると俺の隣に下着姿の蒼花が寝ていた。
まてまてまてまて///!!なんで蒼花が俺の隣に寝ているんだしかも下着姿///!!。
俺が寝ている時何があったまさか俺倒れた後に蒼花に何かしたのかヤバいどうするまずは冷静になろう。
この時無限の思考0.5秒。
「………んっ……無限?」
「……おはよう蒼花///」
「…む…無限………」
「あっ!蒼花///!」
蒼花は起きて無限の顔を見た瞬間涙を流しながら無限にゆっくりと抱きついた。
「グスン………よかった…………無限が生きてて……本当によかった」
「!!…………心配かけたな蒼花」
俺は蒼花をゆっくりと抱きしめ泣き止むまで頭を撫でた。
数分後
「落ち着いたか」
「うん……ありがとう落ち着くまで頭撫でてくれて」
「気にするなそれより………なんで下着姿なんだ///」
「!これは…………その///……無限をこの部屋で治療した後上半身包帯だけじゃ風邪引くと思って肌で暖めようと///」
「治療だと………」
ガチャ
蒼花と話していると扉が開くとキュンとある男が入ってきた。
「無限様!目が覚めたのですね!」
「キュン」
???「お目覚めになられてよかったです。無限様」
「よぉ……始祖の悪魔」
蒼花は服を着替え俺は蒼花とキュンそして始祖の悪魔から状況を聞くことにした。
「まずはここは何処だ」
「ここは私の住んでいる屋敷の客間です」
「屋敷か…倒れた後ここに運んで治療したて事か?」
「その通りです無限様そしてここに運ぶよう言ったのはそこにいる悪魔です」
「………成る程キュンその時この事教えてくれ」
「わかりました」
一日前
「無限!」
「無限様!」
無限が倒れた後蒼花とキュンは直ぐに無限の近くに駆け寄った。
「無限!しっかりして!」
「おいおい、こいつ大丈夫か?」
「こら!インフェ余計な事言わない!」
「そうじゃ、こやつの戦いを見てなかったのか?」
「そうよ………蒼花て本当にいい男に惚れているよね」
「…………彼は強い」
「どうだ聖獣」
「ミコ彼の容態は」
キュンとミコは無限の状態を調べ始めた。
「…………蒼花様大丈夫です。ただ眠ってるだけです」
「本当?」
「ですが何処か休める所で治療をしなくては」
「…………それなら私の屋敷の客間で治療をしてはどうでしょ」
「「!!」」
ザッ!!
蒼花達は聞き覚えのある声が聞こえると精霊帝王達は直ぐ様蒼花とキュンを守るよう戦闘態勢に入った。
「ぐぅ…………」
声の主は先ほど無限に倒された悪魔だった。悪魔は胸を手で押さえながら立ち上がり無限の顔を見ていた。
「貴様死んでなかったか!」
「どうします!?我々で何とか倒しますか」
「…構えろ」
「…………私は貴殿方と戦う意志はありません」
「どう言う事だ答えろ」
「……そこにいる不動無限は私を救ってくれたお方ですから」
シフクが悪魔に向かって殺気を放ちながら質問をすると悪魔はただうっすらと微笑みながら答えた。
「…………嘘はついてないか……わかった」
「おい!シフク信じるのか」
「………シフクが言うなら信じよう」
「クロウも信じるの!?」
「……今は無限の治療が先決もし何かあれば奴は俺が斬る」
「蒼花様どうします?」
「…………提案を受け入れる無限を速く治療してあげたい」
精霊帝王達は口論していたが蒼花とキュンは直ぐに悪魔の提案を受け入れた。
現在俺は蒼花達から話を聞いて状況を把握できた。
「ここまで無限様を運び魔力が余りなかった私達は悪魔から治癒包帯を頂いて無限様の体に巻いきその後は蒼花様が付きっきりで看病していました」
「成る程…蒼花、看病してくれてありがとうな」
「…………うん///」
「それでは私から一つよろしいですか無限様」
「嗚呼、いいぞ俺もお前に聞きたい事があったからな」
「では私から…………なぜ私の心臓に束縛の鎖があるのを見抜いて破壊したんですか」
「束縛の」
「鎖?」
「…………その事か」
悪魔の言葉に蒼花とキュンはなんの事かわからないでいたが無限だけは直ぐに理解していた。
やっぱりそれを聞いてくるよなまぁ…………答えは決まっているがな。
「お前も俺と同じだからだ」
「えっ!?」
「あの鎖……他の悪魔から付けられたんだろ。多分だが裏切られたか追放されたそうだろ」
「!!」
「無限、束縛の鎖てなに?」
「実はな俺は最初にこいつを見た瞬間に鑑定眼で何者か確認しょうとしたら束縛の鎖て表示されてなそれがなにか確認したら…………始祖の悪魔達の呪いて事がわかった」
「呪いですか?」
「嗚呼…………ここで俺の聞きたいことだ、お前がなぜこの迷宮にいるのかなぜこの迷宮を作ったのか」
「…………それを話せば私を助けた答えを教えてくれるんですか?」
「嗚呼、答えてやる」
「…………わかりました」
悪魔はゆっくりと俺達に何故、束縛の鎖を心臓に埋められそしてこの迷宮を作ったのかを話し出した。
「私達始祖の悪魔は悪魔神様によって生み出され種族達の願いを叶えその者の魂を奪うのが役割でした。ですが私は悪魔神様から名を頂けずスキルしか授けて頂けませんでした」
「悪魔神から名前を貰うのか?」
「当時、始祖の悪魔達は悪魔神様に生み出されたら直ぐに名前とスキルを授けられるのです」
「…………」
「私はスキルだけで名を貰えずただ他の悪魔から除け者されていました……ですが私にも一人慕ってくれる女性の悪魔がいました」
「「「…………」」」
無限達は悪魔の話を真面目に聞いていた。
「彼女は私とスキルが似ており意気投合し共に切磋琢磨し過ごしていました………ですがそれを良くないと思う悪魔達がいました」
「そいつらがお前に」
「はい………私は彼女と星を眺めている時複数人の悪魔達がやってきて私達に襲いかかってきました。私は彼女を守ろうとしましたが余りにも数が多く彼女を奪われそして…………心臓に束縛の鎖を埋め込まれこの迷宮へ追いやられてしまいました」
「…………」
「私は束縛の鎖で外には出られず数千年かけ破壊しようとしましたがやはり無理でした。私は迷宮を作りでここまで来た者は私以上の力を持っているその力を取り込めばこの鎖を破壊できると」
「そんな時俺達がやって来た」
「はい、予定通り貴方の力を取り込みこの鎖を破壊しようと考えてました。ですが貴方は私を倒すどころか鎖を破壊してくれた答えてください何故貴方を殺そうとした私を助けてくれたんですか」
「最初に言ったろ俺と同じだて」
「えっ…………」
「俺もここに来る前にクラス連中に嵌められて追放処刑されそうになってな、逃げてきたら此処だったそしてお前を見ていたら俺と同じと感じて救いたいと思ったそれだけだ」
「…………本当に偉大なお心をお持ちですね」
続く
60
お気に入りに追加
264
あなたにおすすめの小説
平穏を愛する女子高生は、どうやらこの世界から帰れないみたいです。
水洋館立花
ファンタジー
なんでもないある日の事。三年A組の生徒全員と担任教師は、異世界に勇者として召喚された。
平穏な日常をこよなく愛する牧野楓はハッキリ言って帰りたかったが、その世界の者達を見殺しにする事も出来ず、結局他の生徒同様、仕方なく勇者として戦う事を決める。
しかし異世界の者のみが持つとされる特殊能力を、楓だけ持っていないと言われてしまい……。
*基本的にライブ感で書いているので、時折設定や描写に矛盾が生じる時があります。予めご了承ください。
*小説家になろうでも連載中です。
子爵令嬢マーゴットは学園で無双する〜喋るミノカサゴ、最強商人の男爵令嬢キャスリーヌ、時々神様とお兄様も一緒
かざみはら まなか
ファンタジー
相棒の喋るミノカサゴ。
友人兼側近の男爵令嬢キャスリーヌと、国を出て、魔法立国と評判のニンデリー王立学園へ入学した12歳の子爵令嬢マーゴットが主人公。
国を出る前に、学園への案内を申し出てきた学校のOBに利用されそうになり、OBの妹の伯爵令嬢を味方に引き入れ、OBを撃退。
ニンデリー王国に着いてみると、寮の部屋を横取りされていた。
初登校日。
学生寮の問題で揉めたために平民クラスになったら、先生がトラブル解決を押し付けようとしてくる。
入学前に聞いた学校の評判と違いすぎるのは、なぜ?
マーゴットは、キャスリーヌと共に、勃発するトラブル、策略に毅然と立ち向かう。
ニンデリー王立学園の評判が実際と違うのは、ニンデリー王国に何か原因がある?
剣と魔法と呪術があり、神も霊も、ミノカサゴも含めて人外は豊富。
ジュゴンが、学園で先生をしていたりする。
マーゴットは、コーハ王国のガラン子爵家当主の末っ子長女。上に4人の兄がいる。
学園でのマーゴットは、特注品の鞄にミノカサゴを入れて持ち歩いている。
最初、喋るミノカサゴの出番は少ない。
※ニンデリー王立学園は、学生1人1人が好きな科目を選択して受講し、各自の専門を深めたり、研究に邁進する授業スタイル。
※転生者は、同級生を含めて複数いる。
※主人公マーゴットは、最強。
※主人公マーゴットと幼馴染みのキャスリーヌは、学園で恋愛をしない。
※学校の中でも外でも活躍。
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。
晴行
ファンタジー
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中
転生ババァは見過ごせない! 元悪徳女帝の二周目ライフ
ナカノムラアヤスケ
ファンタジー
かつて世界を征服しようとした女皇帝がいた。
名をラウラリス・エルダヌス。
長きに渡り恐怖と暴力によって帝国を支配していた彼女は、その果てに勇者との戦いによって息絶える。
それから三百年の月日が流れた。
実はラウラリスは世界の為に悪役を演じていただけであり、その功績を神に認められた彼女は報酬として新たなる(若返った)肉体としがらみをもたない第二の人生を与えられることとなる。
これは悪役を演じきったババァの、第二の人生譚である。
召喚勇者の餌として転生させられました
猫野美羽
ファンタジー
学生時代最後のゴールデンウィークを楽しむため、伊達冬馬(21)は高校生の従弟たち三人とキャンプ場へ向かっていた。
途中の山道で唐突に眩い光に包まれ、運転していた車が制御を失い、そのまま崖の下に転落して、冬馬は死んでしまう。
だが、魂のみの存在となった冬馬は異世界に転生させられることに。
「俺が死んだのはアイツらを勇者召喚した結果の巻き添えだった?」
しかも、冬馬の死を知った従弟や従妹たちが立腹し、勇者として働くことを拒否しているらしい。
「勇者を働かせるための餌として、俺を異世界に転生させるだと? ふざけんな!」
異世界の事情を聞き出して、あまりの不穏さと不便な生活状況を知り、ごねる冬馬に異世界の創造神は様々なスキルや特典を与えてくれた。
日本と同程度は難しいが、努力すれば快適に暮らせるだけのスキルを貰う。
「召喚魔法? いや、これネット通販だろ」
発動条件の等価交換は、大森林の素材をポイントに換えて異世界から物を召喚するーーいや、だからコレはネット通販!
日本製の便利な品物を通販で購入するため、冬馬はせっせと採取や狩猟に励む。
便利な魔法やスキルを駆使して、大森林と呼ばれる魔境暮らしを送ることになった冬馬がゆるいサバイバルありのスローライフを楽しむ、異世界転生ファンタジー。
※カクヨムにも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる