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第一章始まりと星の古代迷宮
38絶望
しおりを挟む「無限!!」
「一体何が!」
無限はいつの間にか部屋の壁に埋もれており全身が血だらけになっていた。
「ゲホゲホ流石に威力の調節を間違いましたね」
「「!!」」
爆発の煙が晴れるとそこには一切傷がついていない悪魔が平然と立っていた。
「無限様に何したんですか!」
「一体どうやって」
「闇魔法、ダーク・ブレイク全てを破壊したんですよあの男の全てを」
「ぐぅ…………ぐはぁ………」
「無限!!」
「蒼花様は!無限様を回復をここは私が」
「わかった!」
私は無限の所に行くと無限は口から血を吐き気出していた。
「…………蒼花」
「無限今回復するから!光、ヒール」
「…………」
私は無限を回復させようとヒールを使ったけど全然回復しない。
「なんで、何で回復しないの!」
「無駄ですよ言いましたよねその男の全てを破壊したとつまり命すらも破壊しているんですよ。ですがまだ息があるとはと驚きです」
「!」
「貴様!!」
「そんな…………」
「蒼花………サポートを頼む」
「えっ!?」
無限は私にサポートを頼むて言い始めた怪我がひどいのに逃げようとしない。
「俺達が奴を倒すそれしかここから出られないからな」
「何で…………なんでそんなこと言うの………逃げようよ」
「……それは無理だ……油断した最初から奥義を使えば勝てたかもしれないのにな……」
「そんな事言っている場合…じゃないよ……」
「そうかもな………でも俺は諦めない」
「………待って!」
無限はまだ諦めていない目をしながら少し揺れながら立ち上がった。
無限サイド
光、聖なる癒し…………回復しないか。
ゾン!
「「!!」」
「はぁぁぁ!!」
「無限様!」
キーーーン!
「ほ~まさかまだ動けるとは」
「生憎だな俺はそう簡単にはやられねぇよ」
俺は悪魔に向かって剣を振るうと悪魔は天秤の形をした錫杖で防いだ。
「耐性ですか」
「嗚呼……キュン、蒼花と一緒に遠くからサポートしろ!」
「ですがその傷で動いては!!」
「頼む!」
「…………ぐぅ!」
キュンは急いで蒼花のところに向かうと蒼花と一緒に魔法を発動させていた。
「キュンどうするのするの!?」
「一旦魔力を溜めますそれまでは防御をお願いします」
「わかった…………無限」
キュンは全身に魔力を溜め蒼花は杖でキュンの守りに入った。
「おや?よろしかったのですかお一人で」
「嘗めるなよ奥義を使えばお前を倒せる」
「その奥義…………発動条件があるのでは」
「なんでそう思う」
「感と言えば良いのですかねさっきので魔法は直ぐに発動しましたですが第五階層の時奥義を放つのに少し時間がかかっていたつまり貴方は奥義は使えてもすぐには使えない」
やっぱりばれていたか確かに奥義には大量の魔力が必要となるが問題はそこじゃない魔力を込めるのに繊細な力が必要となる。そこがずれるといくら魔力を込めても発動できない。
「そうだよ!」
キンキンキンキンキン
「さて、どうしますか」
「こうするさはぁぁぁ!!」
「これは」
「不動流剣術格闘、剣技!」
無限は悪魔に向かって突きの構えをする。
「ならこれですかね」
「北、金剛夜叉明王」
「巨蟹盾」
ギーーーーン
「!!」
無限は悪魔の胸に向かって突きを放つと悪魔は盾を装備して無限の剣をそれを防いだ。
「甘いですね」
バリン!!
悪魔は盾を押し出し俺が持っていた剣を壊した。
「剣は失くなりましたが」
「それはどうかな!不動流剣術格闘、格闘技」
「しまっ!」
「西、大威徳明王 乱」
ドドドドドドドドドドドド
「これは防ぎきれない」
「はぁ!」
ピキ
無限は盾に向かって一撃が重い拳を何発も喰らわせると盾にひびが入り始めた。
「ひびが!」
「はぁぁ!!」
バリン!! ドゴ!
「ぐぅ!」
ドーーーーン!!
「はぁ…………はぁ………ぐぅ…………」
ドサッ
無限は盾を破壊しその勢いで悪魔の腹に一撃当てると悪魔はそのまま壁まで吹き飛んでいった。
「これでどうだ…………」
「ぐはぁ………やりますねあの魔法を喰らってもそこまで動けますから」
「…………まだ動けるのかよ」
「えぇ、ですが私の本気を見せましょ」
シャリン!!
悪魔は異空間から禍々しいさと神々しさを二つの魔力帯びた槍を取り出した。
「槍か」
「えぇ…この槍は星霊魔槍、私の本来の武器です」
「お前のスキル星に関するものか?」
「えぇ、私のスキルは横道十二宮です。十二の星座の能力、武器、魔法そして眷属を召喚できます」
「つまり魔法は適正は全属性であり全耐性か」
「その通り貴方と、彼処にいるお嬢さんもですよねそしてあの獣は聖獣面白いパーティーですね」
「無限様!!」
「あいよ」
「!」
俺は直ぐ様上に飛ぶとキュンが力を溜めて魔法を放つ準備をしていた。
「まさか聖獣の技!」
「光、シャイニング・チェーン!」
シャリン!!
「またですか」
蒼花は直ぐに光の鎖を発動させ悪魔の動きを封じた。
「聖獣の力を見よ!光、聖水光咆!!」
ズハァァァァァ!!
「確かにこれが直撃すれば私も危うい…………ですが」
バリン!!
「えっ!」
悪魔は光の鎖を槍を使い破壊し聖なる水の光線に向かって槍を向けた。
「これが私の技です闇、黒色終焉星(こくしょくしゅえんぼし)」
ググッ ドッ!
「なっ!」
悪魔は光線に向かって禍々しい一撃の刺突を放つと光線は正面から真っ二つに割れてしまった。
「そんな…………キュン最大の攻撃が…………」
「お次は」
「私の攻撃は囮ですよ」
「後ろですか!」
ザッ!
「不動流剣術格闘、剣技」
「なっ!」
ザン!! ザン!!
「西、大威徳明王」
「ぐっ!火、煌炎流星(こうえんりゅうせい)」
無限は悪魔に傷をつけると悪魔は槍に炎を纏わせ流星のごとく無限に解き放つ。
「…………不動流剣術格闘全技、中央、不動明王」
キンキンキンキンキンキンキンキンキン
「これを防ぐとは驚きですね」
「抜かせ」
無限の一撃一撃が悪魔を徐々に弱らせる。
「はぁぁぁ!!」
「うぉぉぉ!!」
無限の剣と拳悪魔の槍二人の凄まじい死闘は周囲を巻き込んでいく余波は蒼花達も感じ取っていた。
「これは凄まじい戦い」
「無限………頑張って」
だが二人は忘れていた無限の体が既に限界を越えていたことに。
「…………ぐぅ!」
「流石に限界ですよね」
「俺は負けない…………お前に勝つ」
「終わりですよ風、風死妖星(かぜしにようせい)」
ブン!!
「!!」
ギギギギギギギギ
「ぐっ!!!」
悪魔は槍に風を纏わせ風車のように回し始めその遠心力を使い槍を振り続ける。無限はそれを受け止め続けるが…………限界が来てしまった。
「はぁ!」
ズン!
「がはぁ…………」
蒼花…………キュン…………すまない…………。
ドーーーーン
「無限!!」
「無限様!!」
無限は悪魔の一撃を受け壁に追突。白目を向いていたそれを見た蒼花達は無限に近づいた。
「無限!無限!しっかりして!」
「無限様!」
「………終わりましたね………眷属召喚」
「「!!」」
「「「「「我らが主よ如何様に」」」」」
「彼らを潰しなさい」
「「「「御意に」」」」」
悪魔は十二体の眷属達を召喚すると蒼花達を潰すように眷属達を差し向けてきた。
「蒼花様」
「無限…………」
(私はいつも無限に守られてばかりだ頼られているけどいつもピンチな時はいつだって守ってくれる今度は)
蒼花は杖を握りしめて立ち上がった。
「今度は私が無限を守る!」
続く
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