35 / 98
第一章始まりと星の古代迷宮
34フロアボス6
しおりを挟むフロアボスの双子と天秤ゴーレムそしてその中にいた女性は静かに消えてしまった。
「残りは後一階層か」
「無限……」
「無限様心配しましたよ」
「蒼花、キュン悪いな少し焦ったが何とかな戻ってきたぞ」
「…………」
ガシ!
「おっ!おい///蒼花!」
俺は双子の兄弟を倒した後、蒼花が俺に抱きついてきた。
「何があったの……辛そうな顔をしているよ」
「!………五ヶ月前の事を天秤に問われてた」
「なんであれは!」
「落ち着け今から話す………キュンお前はこの事を知らないだろだから聞いてくれ俺がクラスの連中から嫌われている理由を」
「はい」
俺は異空間であったことを二人に話す蒼花は知っているからそこまで驚かなかったがキュンは驚いていた。
「何ですかそれは!」
「キュン落ち着いて」
「落ち着いていられませんよクラスの人達から嫌われていると聞かされていましたが悪いのは無限様ではありませんよ!」
無限から五ヶ月前の話を聞いたキュンはクラスの連中に怒りを表していた。
「だが学園祭りを台無しにしたのは事実だまぁ、もお終わった話をしていられないからな」
「無限………」
「今度お会いしたら一発魔法をおみまいしましょうかね」
「好きにしろ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「どうやら最後の階層に行く階段が現れたかな」
「音からして祭壇でしょうか?」
「ついに来た最後の階層」
「嗚呼、それをクリアすれば残りは迷宮王だけ行くぞ」
「うん!」
「はい!」
俺達は祭壇の方に行くと祭壇が大きく動いており下に続く階段が現れていた。俺達はそのまま階段を降り始めた。
残りのボスは獅子座、乙女座の二体そしてそれ以外の星座は龍座、蜥蜴座、アンドロメダ座、インディア座、ケフェウス座、カシオペア座、ヘラクレス座こいつらがでてくるかもしれない。
「無限大丈夫疲れてない」
「そうですよさっきの戦いで疲労が」
「問題ない動きを最小限で終わらせたからなそれより着いたぞ」
「これは」
「舞踏会?」
俺達は階段を下りると目の前に広がっていたのはよくテレビとかで見られる舞踏会いやアイドルのライブステージに近いに場所だった。
「どこかのアイドルステージか?」
「今までのフロアボスとのステージよりも広い」
「なにやら異質を感じますね」
「ようこそ私のステージへ」
「「「!!」」」
俺達は声のした方に見てみるとステージの上に光の球体が現れでてきたのは白金色い戦闘ドレスを着た天使だった。
「お前がここのフロアボスか?」
「えぇ、私はこの階層のフロアボスの一体乙女座でございます」
「天使?」
「そのようですね」
「…………天使か獅子座はどこにいるんだ?」
「ここにいますよ獅子座は」
ビリビリビリビリ! ドゴーーーーーン
女の後ろに突如として雷の球体が現れ中きら全身が雷を纏った獅子が現れた。
「さぁ!来なさい私の眷属よ!」
「ガォォォォォ!!」
「「「「主の命により馳せ参じ致しました!!」」」」
「「「ぎぁぉぉぉぉぉ!!」」」
「「「!!」」」
天使が光を放つと六つの魔方陣が現れでてきたのは三人の男と二人の女が現れた。獅子は叫ぶと天使と同じように二つの魔方陣が現れ出てきたのは龍と巨大なティラノサウルスである。
「おいおい予想はしていたが蜥蜴座の場合恐竜かよ」
「それもそうですがこの人数は少し不味いかと」
「敵が多い」
「なら…………一気にまとめて相手してやる」
「行きなさい」
「「「おお!!」」」
「「はぁ!!」」
「ガウ!!」
六人の男女と龍とティラノサウルスは無限達に向かって襲いかかってきた。
「来ましたね」
「無限どうする魔法を一気にぶつける?」
「二人とも目をつぶれ」
「うん」
「はい!」
「闇、虚無の世界(きょむのせかい)」
蒼花とキュンは無限に言われた通りに目をつぶると無限は襲いかかってくる六人と魔物に向かって魔法を発動させた。無限は魔法を発動すると一体が灰色に変わり全てなにも感じなくなってしまった。
「なんだこれは!」
「なにも見えないわ」
「がぅぅぅ」
「闇、常闇の棺(とこやみのひつぎ)、拷獄滅(ごうごくめつ)」
「「「「!!」」」」
無限は更に魔法を発動させると六人の男女は黒い空間に包まれ。龍とティラノサウルスの方の周りには拷問器具が現れる。
「なんだこれは!」
「くそ!五感が使えない」
「何も見えないぞ」
「出して!」
グサ!グサ!グサ!グサ!グサ!グサ!グサ!グサ!
「ガァァォァ!!」
「ギァウン!!」
六人の男女は棺の形をした常闇の中に閉じ込こめられ龍とティラノサウルスは拷問器具によって拷問を受けている。
「二人とも目を開けていいぞ」
「!これは」
「…圧倒的」
俺は虚無の世界を解除して蒼花達に目を開け貰うと二人は目を開けた瞬間少し驚いていた。
「無限の魔法?」
「嗚呼、俺の闇魔法だ光の戦士達はあのまま闇の棺の中で体力を奪われる、ドラゴンとティラノサウルスはダメージを少しでも与える」
「ではなぜ目を閉じさせたんですか?」
「俺の闇魔法、虚無の世界は全てを虚無に変える技発動したら俺以外全員が何も感じなくなるから一旦目をつぶって目を保護したんだ」
「成る程……」
(無限、私達が虚無を感じないようにしてくれたんだ)
「さて、ダメージをある程度与えられたから次は」
「ガァァァァァ!!」
「「「!!」」」
バリン!!バリン!!バリン!!バリン!!バリン!!
「光、ヒール」
キュイン
「回復したぞ」
「助かったわ」
「ギァウン!!」
「グアァァァァァ!」
雷獅子が雄叫びを上げると棺と拷問器具が壊れ男女が中から出てくると同時に天使が回復魔法を発動させて男女と魔物は回復してしまう。
「無限、回復したよ」
「わかっている」
「流石に倒さないと駄目ですね」
「グアァァァァァ!!」
ドゴーーーーーン
「あぶねぇ!」
「速い!」
「流石ドラゴンですね」
ドラゴンは雷の咆哮を放つと無限達は直ぐ様避けて体制を立て直す。
「喰らえ!」
「はあ!!」
キーーーーーーン!!
「本当に面倒だな」
「そうだね無限」
「ギアァァァァァ!!」
「光、閃光咆!」
ドーーーーン
「やりますね」
無限は剣で男の三人の攻撃を防ぎ、蒼花は杖で女二人の攻撃を避けてる。キュンはドラゴンとティラノサウルスの攻撃を咆哮で防ぎ三人背中合わせになった。
「いやはや流石ですね」
「グゥゥゥ」
「主!」
「どうしてこちらに我々がこの者達を相手します」
ステージから天使と雷獅子が下りてくる。
「彼らはここまで来たて事は貴方がまとめてかかっても勝てませんよさっきのがその証拠」
「ぐぅ…………」
「ですが私も一緒に戦えば勝てます」
「ガアァァァァァ!」
「「グアァァァァァ!!」」
成る程こいつらを先に仕掛けてきたのは俺達の実力を少し計るためかフロアボス二体と六人の戦士龍にティラノサウルスがまとめて相手か…………。
フロアボスと六人の戦士とドラゴンとティラノサウルスは無限達の周りを囲む。
「無限…………」
「これはちょっときついですがどうしましょうか」
「二人とも………背中は任せるぞ」
「!…………うん!」
「はい!」
「さぁ!!始めようか!」
続く
21
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
このステータスプレート壊れてないですか?~壊れ数値の万能スキルで自由気ままな異世界生活~
夢幻の翼
ファンタジー
典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。
男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである神様からのお告げも貰えない状態に戸惑う。
それでも気を取り直して強く生きようと決めた矢先の事、国の方針により『ステータスプレート』を作成した際に数値異常となり改ざん容疑で捕縛され奴隷へ落とされる事になる。運の悪い男だったがチート能力により移送中に脱走し隣国へと逃れた。
一時は途方にくれた少年だったが神父に言われた『冒険者はステータスに関係なく出来る唯一の職業である』を胸に冒険者を目指す事にした。
持ち前の運の悪さもチート能力で回避し、自分の思う生き方を実現させる社畜転生者と自らも助けられ、少年に思いを寄せる美少女との恋愛、襲い来る盗賊の殲滅、新たな商売の開拓と現実では出来なかった夢を異世界で実現させる自由気ままな異世界生活が始まります。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
追放?俺にとっては解放だ!~自惚れ勇者パーティに付き合いきれなくなった俺、捨てられた女神を助けてジョブ【楽園創造者】を授かり人生を謳歌する~
和成ソウイチ
ファンタジー
(全77話完結)【あなたの楽園、タダで創ります! 追放先はこちらへ】
「スカウトはダサい。男はつまらん。つーことでラクター、お前はクビな」
――その言葉を待ってたよ勇者スカル。じゃあな。
勇者のパワハラに愛想を尽かしていたスカウトのラクターは、クビ宣告を幸いに勇者パーティを出て行く。
かつては憧れていた勇者。だからこそここまで我慢してきたが、今はむしろ、追放されて心が晴れやかだった。
彼はスカルに仕える前から――いや、生まれた瞬間から決めていたことがあった。
一生懸命に生きる奴をリスペクトしよう。
実はラクターは転生者だった。生前、同じようにボロ布のようにこき使われていた幼馴染の同僚を失って以来、一生懸命に生きていても報われない奴の力になりたいと考え続けていた彼。だが、転生者であるにも関わらずラクターにはまだ、特別な力はなかった。
ところが、追放された直後にとある女神を救ったことでラクターの人生は一変する。
どうやら勇者パーティのせいで女神でありながら奴隷として売り飛ばされたらしい。
解放した女神が憑依したことにより、ラクターはジョブ【楽園創造者】に目覚める。
その能力は、文字通り理想とする空間を自由に創造できるチートなものだった。
しばらくひとりで暮らしたかったラクターは、ふと気付く。
――一生懸命生きてるのは、何も人間だけじゃないよな?
こうして人里離れた森の中で動植物たちのために【楽園創造者】の力を使い、彼らと共存生活を始めたラクター。
そこで彼は、神獣の忘れ形見の人狼少女や御神木の大精霊たちと出逢い、楽園を大きくしていく。
さらには、とある事件をきっかけに理不尽に追放された人々のために無料で楽園を創る活動を開始する。
やがてラクターは彼を慕う大勢の仲間たちとともに、自分たちだけの楽園で人生を謳歌するのだった。
一方、ラクターを追放し、さらには彼と敵対したことをきっかけに、スカルを始めとした勇者パーティは急速に衰退していく。
(他サイトでも投稿中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる