上 下
27 / 116
第一章始まりと星の古代迷宮

26不死身の魔物

しおりを挟む

蒼花とキュンが魔法が使えない中、火山地帯を探索して数日がたった。キュンがこの階層の魔力を吸収している魔物がいると言ったのでキュンがその魔物の気配感じながら探しているが………そいつがいるところが。

「火山だとは面倒なところにいるなそいつ」

「暑い」

「流石に火山にいるとはエンチャントした装備が少しずつ効かなくなってきましたね」

魔力を吸収する魔物はこの第三階層の中でも三つの火山が連なっている火山の中心の頂上にいた。

俺達は頂上に到着すると火口が見えておりその中に炎に包まれた卵があった。

「あれか」

「はい、どうやらあの卵の中にいる魔物がこの第三階層の魔力を全て吸収しているようです」

「あの卵の中に強力な魔物がいるのかな」

「多分そうだろ」

パチ 

「「「!!」」」

バゴーーン

「ピェェェェェェェェ!!!」

「あれは…………」

「まさか…厄介のが現れましたね」

「…………鳳凰か」

炎に包まれた卵から孵化したのは翼の一つ一つが炎を纒っい全身が紅色に輝く鳥……鳳凰が現れた。

「鳳凰…またの名を不死鳥…………少しヤバイなキュン鳳凰て聖獣か神獣じゃないのか」

「確かに鳳凰は本来なら私と同じ聖獣ですがこの鳳凰は違います魔の力を感じます」

「なるほど…蒼花、行けるか?」

「うん、大丈夫」

「そうか…………なら」

ザッ

無限達は鳳凰に向かって無限は剣と手に手甲を装備して蒼花は杖を持ってキュンも鳳凰に睨み付けるように構えた。

「ピェェェェェェ!!!」

鳳凰は直ぐ様真上に飛び上がり炎の羽根を飛ばしてきた。

シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュン

「身体強化」

ドーーーーン 

「はぁぁぁぁぁ!!」

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

無限は身体強化を使い鳳凰に向かって飛びながら剣を使い炎羽根を全て斬り落とす。

これなら剣が届く。

ドクン

「!!ぐぅ」

ザキン

俺は鳳凰にあと一歩で届きそうな所体が急に力が抜けてしまい鳳凰に少し斬った後下に落下してしまう。

「くそ!」

「無限!」

「無限様!不味いですこのままだと火口の中に!」

何で近づいたら力が抜けたいや抜き取られたような感覚……………………そうかあいつは魔力を吸収している。俺が身体強化を発動させていたし魔力を使っていたから俺の魔力を吸収したんだ。

「無限速くこれに捕まって!!」

「!!」

ガシ! 

「「せぇーーの!!!」」

シュタ

「助かった蒼花、キュン」

蒼花はとっさに無限に向かってロープを投げると無限は直ぐにロープに捕まると蒼花とキュンは直ぐにロープを引っ張ると無限は直ぐに元の位置に戻れた。

「危なかったねあのまま火口に落ちるところだったよ」

「嗚呼、途中で身体強化が完全に切れた」

「やはり無限な魔力でも近づけば無限様も魔力が使えなくなりますか」

「けどどうするの無限も魔法が使えないなんて………」

「…………」

さて、どうするあいつに近づくと俺も魔力を吸われて魔法が使えないそれにあいつの剣で斬った所がもお再生している。

「ピェェェェェェ!」

「あれは不味い!」

ボォォォォォォ!!

「光、全光の盾!」

キーーーーーーーン

「ぐぅ………」

「無限!」

ピキッ

鳳凰は無限達に向かって口から炎を放射してきた。無限はそれに対して光魔法全光の盾を発動させたが魔力が少ししか使えないため防御力が通常よりも弱くなっており皹が入ってしまう。

「無限、無理しないで」

「そうは言ってもな」

俺は盾を維持しようと奮闘するそれを支えようと蒼花は無限を後ろから支える。

流石に魔力が少ない分維持が難しいそれよりもこの後どうするかだ。

「無限様魔力を少し分けていただけますか」

「………策があるのか」

「はい!」

「…………わかった魔力をお前にやる」

「では盾を解除したら蒼花様を連れて少し後ろへ私が奴の隙きをついて攻撃します」

「わかった」

「蒼花様は無限様のサポートを」

「わかった」

「よし、盾を解除する行くぞ」

俺はキュンに魔力を分けて盾を解除した瞬間蒼花をお姫様抱っこしてその場から下がった。

「むっ///!無限///!」

「蒼花すまないが今はこうした方が速い」

キュンは無限達が後ろに行ったのを確認すると鳳凰と睨みあっていた。

「流石が無限様の魔力暖かいですね。では鳳凰に似た魔物よ…………」

キュンは無限から魔力をもらい一時的だが魔法が使えるようになっていたそして鳳凰に威圧感を放った。

「私は無限様のパートナー聖獣キュンその力の一部を見せてあげましょう」

キュィィィィィ!!

「!!ピェェェェェェェェェェ!!!」

「光、聖光の咆哮」

ピキーーーーーン ドォーーーーーーーーン

キュンは鳳凰に向かって光の咆哮を放つ鳳凰は逃げるまもなくその光の波動を喰らってしまいその場は爆発してしまい周りが煙に包まれてしまう。

ドサァ

「はぁ…………はぁ…………」

流石に百年ぶりにこれを使うのは体力を奪われますね。本来の魔力があれば造作もない魔法なんですが無限様の魔力でなんとかできましたね。

「これで魔力が少しでも戻れば」

「ピェェ…………ェェェ!」

「!!やはり回復していますか」

煙が晴れるとキュン目の前には所々傷だらけの鳳凰がたっていた。

「この階層の魔力を吸収して回復ですか」

「ピェェェェェェ!!!」

ボッォォォォォォゥ!!

鳳凰は口から周りの炎を吸い上げ始め大きな炎の球体を生み出していた。

「火の魔法プロミネンスですか…………無限様今です!」

ダッダッダッダッダッ

「キュン後は任せろ」

「ピェェ!」

鳳凰がプロミネンスをキュンに放とう炎を吸い上げている時キュンの後ろから無限が鳳凰に向かって走ってきた。

「魔力を剣に圧縮………これなら行けるか」

「ピェェェェェェ!!」

ボォーーーーーーーー!!

「無限様!」

鳳凰は無限に向かってプロミネンスを放つ無限はそれに恐れずただ鳳凰に向かって一直線に走っていく。

「蒼花!!」

「光、精霊の盾!」

キーーーーーーーン

「ピェェ!?」

「タイミングバッチリだ」

俺は蒼花と一緒に離れた後キュンの様子を見て作戦をたてていた。

数分前

「無限どうする…キュンだけで倒せるの?」

「蒼花、キュンが魔法を放って鳳凰が弱まったら俺が奴を剣で斬るサポートを頼む」

「私魔法が使えないよ」

「俺が魔力を多く渡すそれでサポートを頼むできるか?」

「……できる任せて」

「よし、行くぞ」

現在蒼花は無限の魔力を使い精霊の盾を発動させていた。

「無限!そろそろ魔力が切れるよ」

「十分だ」

チャンスは一度きりこれを逃すな。

「ピェェェェ!!!」

「無限様!今です」

蒼花の精霊の盾の効力が消えたと同時にプロミネンスも消え鳳凰は物理的な攻撃をしょうと翼を広げるが無限は鳳凰の目の前にたどり着き剣を構えた。

カチカチカチカチ

「氷、氷牢絶麟(ひょうろうぜつりん)」

ザキン!!

「ピェェ………ピェェェェェェ!!」

無限は鳳凰の胴体を剣で斬った。鳳凰は無限に斬られたと思い直ぐ様近くにいる無限の魔力を吸収上げ傷口を回復しようとした。

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

鳳凰は魔力を吸収し始めた瞬間体が徐々に凍り始めた。

「氷牢絶麟……俺の魔力が尽きない限り凍り続ける氷の牢獄。俺の魔力は無限そこで絶望を味わいながら凍りつけ」

「ピェェェ」

カチーーーーーーーーーーーン バコーーーーン

「魔力を過剰に吸収した影響か、過剰な回復は毒になる自滅だな」

鳳凰は全身が凍りつき少しすると崩れ消えてしまった。

「これでこの階層の魔力が戻ったな」

続く
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ  俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる  だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった

さくらはい
ファンタジー
 主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ―― 【不定期更新】 1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。 性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。 良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~

雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?

桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」  その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。  影響するステータスは『運』。  聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。  第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。  すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。  より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!  真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。 【簡単な流れ】 勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ 【原題】 『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

転生賢者の異世界無双〜勇者じゃないと追放されましたが、世界最強の賢者でした〜

平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人は異世界へと召喚される。勇者としてこの国を救ってほしいと頼まれるが、直人の職業は賢者であったため、一方的に追放されてしまう。 だが、王は知らなかった。賢者は勇者をも超える世界最強の職業であることを、自分の力に気づいた直人はその力を使って自由気ままに生きるのであった。 一方、王は直人が最強だと知って、戻ってくるように土下座して懇願するが、全ては手遅れであった。

処理中です...