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第一章始まりと星の古代迷宮
25力
しおりを挟む「………暑い!」
「暑いですね~」
「無限のお陰で少しは涼しくなったけどそれでも暑いね」
俺達は第三階層の攻略を始めて数時間経過したが魔物も現れず暑い中迷っていた。
「しかし一向に魔物が出てこないのはおかしいな」
「確かに普通なら出てもおかしく無いんですが」
「もしかしたら強い魔物しかいないのかな?」
「その可能性はあるが」
ドン!ドン!ドンドン!
「「「!!」」」
無限達は歩いていると遠くから巨大な混紡を持った灰色の巨人が向かってきた。
「うぉぉぉぉぉ!!」
「巨人!?」
「魔物………ですかね」
「鑑定………石像か」
俺は直ぐに様鑑定をするとあの巨人は石像であった
ストーンジャイアント 石像の巨人で自分のエリアに入ってきた侵入者を排除する。
ブン!
「攻撃がくるぞ!」
「うぉぉぉぉぉ!!」
ドゴーーーーーーン!!
「きぁぁぁ!」
「蒼花様!きぁぁ!」
巨人は混紡を地面に向かって振り下ろすと風圧が起こり無限は直ぐ様後ろに避けるが蒼花とキュンは風圧で吹き飛ばされてしまう。
ガシ!!
「えっ!?」
「大丈夫か二人とも」
「無限///!」
「無限様!」
「流石巨人、力が凄いな」
無限は直ぐ様風圧で飛ばされて決まった蒼花とキュンの後ろに移動し二人を真っ正面から受け止めた。
「………仕方ない二人とも直ぐに構えろ」
「無限なんで」
「………周りを見てみろ巨人は一体だけじゃない」
俺は蒼花達に周りを見るように促すと周りには複数の石像巨人と石の猟犬と蛇がこちらに向かってきていた。
「嘘………」
「流石にこれは不味いですよ!」
「すぅーーーーはぁーーー」
流石に石像巨人が多いな星座で言えばオリオン座、犬がいるからうしつかい座と蛇つかい座だな力が強い星座ばかりだなら。
ザッ
無限は直ぐに状況を理解すると構えた。
「流石にこの数を相手するのは少しきついな」
「無限私も戦う」
「私もやれますよ」
無限は拳を蒼花は杖を構えキュンは全身を奮い立たせた。
「うぉぉぉぉぉ!!」
「フッ…行くか」
ダッ!!
「!!」
無限は全身に力をいれると直ぐ様石像巨人に向かい走り始めた。
「ふん!!」
シュン!! バゴーーーン!!
「えっ!………」
「無限………凄い………」
「ぐぁぁ………」
ボロボロボロボロ
無限は石像巨人の右足を殴ると殴った場所がまるでその場で爆発したような勢いで壊れてしまいその後石像巨人は全身が崩れてしまった。
「まず一体」
「無限様その手甲は」
キュンは無限の手を見ると無限の手には第二階層のフロアボスの時見せた手甲が装備されていた。
「これか一階層の時作っておいた手甲だ。流石に剣術だけだと奴らには勝てない」
「これが不動剣術格闘の力ですか」
「嗚呼、殴る時の力を入れるタイミングとスピードを合わせればいいしこの手甲のお陰でだからあんな威力が出せた」
「無限いっぱい来るよ」
「そうだな…………不動流剣術格闘その格闘術を石像達に見せてやる」
ドンドンドンドンドン
「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」
「行くぞ」
ダッダッダッダッダッダッ
無限は石像巨人達に向かって勢いよく走り出した。
「身体強化…はぁ!!」
ドゴーーーーーーン!!
「うぉ…………」
無限は足に身体強化を施し飛びあがると先頭にいる石像巨人の胴体を拳で破壊した。
「はぁ!」
ドン!!
次に後ろにいた石像巨人に回し蹴りで左足を破壊。
「うぉぉぉぉぉ!!」
シュン ドーーン!!
「危ないな」
石像巨人は無限に向かって混紡を振り下ろすが無限は水が流れるように避ける。
「せい!」
ドゴーーーーン!
無限は石像巨人の足を両拳を同時当てるとその衝撃波で足を破壊する。
「うぉぉぉ…………」
「まだまだ行くぞ」
最初にいた石像巨人達は無限一人で一体また一体と次々倒されてしまう。
その頃蒼花とキュンは石像巨人と一緒にいた石像の猟犬と蛇を相手にしていた。
「えい!やぁ!」
「はぁぁ!!」
ドゴン バゴン!!
「「「キァウン!!」」」
ボロボロボロボロ
「犬が多いね」
「ですが石像巨人よりかは弱いですよ」
蒼花は杖を使い石像猟犬と蛇を殴りキュンは爪を使い次々と石像猟犬を倒して行く。
「だけど無限やっぱり凄い」
「えぇ…………あれが無限様の力」
無限様足に身体強化をしていますね。手甲それ以外は無限様の純水な力一体どんな鍛練をすればあのような力を身に付けるんですか…やはり不動流格闘術を会得しているからなんでしょうか。
無限と石像巨人との体格差が大きく違うはずなのにまるでキュンは無限の姿が明王に見えた。
数十分後蒼花とキュンは石像猟犬を全て倒し終え疲れていた。
「これで全部倒したね…」
「そうですね流石に数がまぁまぁいましたが魔力がなくても全て倒せたのは流石ですね蒼花様」
「ありがとう…けどもっと凄いねのは」
「無限様ですよね」
蒼花とキュンは無限の方を見てみると無限は一人で倒された石像巨人達の上にただ一人たたずんでいた。
「まさか一人で全部の石像巨人を倒すとは驚きです」
流石無限様………しかしこの気配やはり。
「無限は魔法がなくても元々強いからそれに優しい」
「優しいのわかりますがでは何故クラスの皆様から嫌われているんですか」
「…………あの事件があったから」
「事件?」
「おーーい蒼花、キュン大丈夫か!?」
無限は大きな声で蒼花とキュン二人の名前を呼んでいた。
「この話は無しね無限はこの話あんまりしたくないからけど………無限ならキュンには話してくれると思うから無限が話すのを待っててくれない」
「…………わかりました」
無限は二人が倒した石像巨人達の上から蒼花とキュンがなにを話しているのを悟っていた。
「…………キュンもどうして俺がクラスで嫌われているかに気になり始めたな」
俺がどうしてクラスで嫌われている理由…………あの事件は俺にとって絶対に許してはいけない事件だからな。
「はぁ~嫌な事を思い出したな……よっこいしょ」
無限は飛び降りて下に降りると蒼花とキュンが無限に近づいてきた。
「無限……大丈夫一人で巨人達と戦っていたけど」
「嗚呼、大丈夫だこれぐらいはどおってことない」
「ですが無限様強いのはわかりますが少し無茶をしてはいませんか」
「…………そうかもな」
確かに今回は石像巨人達を一人で相手するのは流石に無茶をし過ぎた魔法がつかえない蒼花やキュン二人が相手するのは危ないなと思ったから行動したんだが自分の強さに酔ってたら駄目だよな。
「無限………私達今は魔法が使えないけど無限のサポートぐらいは出きるよ」
「そうですよ」
「…………今回は無茶をし過ぎて悪かった」
「気にしないで無限は私達を心配しているのはわかっていたか」
「そうですよですから…………魔力を吸収している魔物を探しましょ」
「「!!」」
キュンの言葉に無限と蒼花は驚いていた。
「魔力を吸収している魔物?」
「そんなのがいるのか最初にこのエリアに入った時魔力を封じる魔力吸収エリアて言ってたよな」
「はい、ですが先ほど私の本能的な気配で魔力を吸収している魔物がいるのがわかりました」
「…………ならそいつのところに行くしかなさそうだな」
「はい、その魔物を倒して戦力を取り戻しましょう」
その頃とある火山近くの所で風の球体が現れていた。
ビュウゥゥゥゥゥ ドゴーン
「我…主の命により侵入者を排除する」
続く
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