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第一章始まりと星の古代迷宮
16不動流剣術格闘
しおりを挟む【不動流剣術格闘】
かつて平安時代後期、五大明王を祀る寺で一人の和尚、不動天明(ふどうてんみょう)によって産み出されたとされている。戦がある中人々を守る為、悩める人々を導くために作られ時代につれ徐々に変化し江戸時代初期に柔術が加わり数年を経て剣術と全ての格闘が融合し【剣術格闘】となった。
「さぁ……始めようか羊に山羊」
「メェェェェェ!!」
「ヴェェェェェェ!!」
カチッ
「抜刀……光、聖獣の太刀(せいじゅうのたち)」
ザキン!!
「ヴェェェェェェ!!!!」
無限は抜刀の構えから山羊に向かい鳳凰と竜が合わさった聖獣姿の幻影が見えそうになる勢いあるスピードで山羊の右手を切った。
「やはり山羊は光に弱いか」
「メェェェェェ!!」
「火、獄天烈火(ごくてんれっか)」
「メェェェェェ!!!!」
「羊は火に弱い…これで弱点が確定したなら」
羊は地獄の火と天の火の合わさった炎に全身を斬られ剛毛と木々が燃え始めた。
やはり山羊は闇、羊は自然の属性だな最初雷が効かなくて戸惑ったが何処かのゲームのタイプ相性と予想していたが当たりだ。
「なら火、灼熱流星(しゃくねつりゅうせい)、光、光刃千斬(こうじんせんざん)」
ドドドドドドドドド ザザザザザサ
「ヴェェェェェ!」
「メェェェェェ!」
俺は羊に灼熱の流星群を山羊には千個の光の刃を放った。
「………流石に効いたか」
「メェ………」
「ヴェ………」
無限の攻撃で羊は全身の毛や木々が焼け焦げた後があり山羊は右手を失いかつ所々に光の刃が刺さっていた。
流石に大技ばかり放っているからある程度ダメージを与えられたか………そろそろ決める。
カチッ
「スゥーーーーーーハァーーーーーー………不動流剣術格闘、剣技」
北
西 中央 東
南
「メェ!!」
「ヴェェ!!」
無限は深呼吸すると羊と山羊に対し威圧を放ち剣を構えた。羊と山羊は無限の威圧その姿はまさに明王。二体はその威圧に全身が恐怖に怯えた。
「ヴェェェェェェェェェェェェ!!」
「メェェェェェェェェェェ!!!!」
「遅い………」
二体は無限が危険だと本能で感じ無限に攻撃を動いたが遅かった。
その頃蒼花とキュンは羊が呼んだ魔物の軍勢を相手にしていた。
「火、ファイヤー・ボール」
「水、ウォーター・ブレード」
「「「「「「ギァォォォォ!」」」」」」
「無限様が毒魔法で数が減っていますが流石に毒耐性の魔物が多いですね」
「けど今ここで私達が魔物を止めないと無限がフロアボスに集中できない」
「そうですね……蒼花様は無限様の不動流剣術格闘を知っているんですか?」
「ごめん私もあんまり知らないの少し教えて貰ったんだけど五大明王が関係しているて」
「五大明王ですか?」
「うん、無限のご先祖様が人々を守る為導く為にその剣術を産み出され時代に連れて格闘術も合わさったて無限が言ってた」
ドゴーーーーーーーーーン
「「!!」」
蒼花とキュンは少し話していると無限がいる方から何か大きいな物が倒れる音がした。
「まさか無限!」
「無限様!」
二人は後ろを振り向くと周りは砂煙に覆われ無限と二体のフロアボスは見えなくなっていた。
「無限………」
「無限様……あっ!」
「!!…やっぱり無限……凄い///」
次第に砂煙が晴れるとそこには羊と山羊、二体のフロアボスの上に無限が剣を肩に乗せながら立っていた。
「ふぅ~~疲れた」
数分前
「ヴェェェェェェェェェェェェ!!」
「メェェェェェェェェェェ!!!!」
異世界来て鍛練をし俺がじいちゃんから継承した剣技と格闘技………日々鍛えることで無限に進化する。
ドガーーーーン!!
俺は剣を突きの構えをして山羊が近づいてきた瞬間全身に力を込めて剣に気と魔力を込め山羊を貫いた。
「北、金剛夜叉明王」
「ヴェェ………ェェェ………ェェ………………」
バタン!!!
山羊は無限に心臓を貫かれそのまま倒れてしまった。
「これは凄い威力だな流石不動流剣術格闘」
魔力と気を込めただけで相当進化したな………だが流石に剣の耐久がギリギリか剣が壊れないで技が出せる回数は残り一回決めるしかない。
「メェェ!…メェェェェェ!!!」
「最後はお前だ羊!!」
「メェェェェェ!!」
ドーーーーーーーーン ギギギギ
「ぐぅ!!」
「メェェェェェ!!」
山羊が殺られ怒り狂った羊は無限に全身に木々を角に集中させ突進してきた。無限はそれを真っ正面から剣で受け止めた。
「流石に威力はある………不動流剣術格闘、剣技」
「メェ!!」
ザーーン
「メェ!!」
ザーーーーーン!!
「メェェ………ェェェ………」
ドゴーーーーーーーーーン
「西、大威徳明王」
無限は羊を魔力と気を込めた剣で押し返しそのまま少し跳び羊を逆袈裟斬り、そして次に斬られた事に少し動揺している羊の上から叩きつけるように羊を袈裟斬りをした。
スタ
「ふぅ~疲れた」
羊は無限に押し斬られそのまま力尽きてしまい倒れてしまった。無限はその上に着地して剣を肩に乗せながら立っていた。
ボロボロ
「また剣を作らないとな……」
肩に乗せていた剣は壊れてしまった。
「無限!!」
「無限様!」
「おっ!蒼花、キュン」
シュタ
俺は羊の上から蒼花達の目の前に飛び降りると蒼花は俺の体を触り始めた。多分怪我してないか見ているんだと思う。
「大丈夫…怪我してない何処かの痛めてない」
「怪我した場所がありましたら回復魔法を掛けます」
「嗚呼…大丈夫だ蒼花、キュン……心配かけたな///」
「うん………よかった…無限が無事で///」
「俺はそんな簡単には死なねぇよ」
俺は蒼花の頭を撫でて落ち着かせた。
「///」
「あの~無限様、蒼花様」
「どうしたキュン?」
「どうしたの?」
「巨大羊が呼んでまだ倒されてない魔物達がこちらに向かってきていますが」
「「!!」」
俺は目の前を見ると羊が呼んで蒼花とキュンが倒してない魔物達がこちらに向かってきていた。
「おいおいせっかくフロアボスを倒したと思ったらこれかよ面倒だな~」
「私と蒼花様も魔力があと一回ぐらいしか使えません無限はフロアボスの対決で体力が…」
「心配ないすぐに終わる」
「「えっ!?」」
「………………失せろ魔物ども死にたくなかったらな」
「「「「「!!」」」」」」
「無限………」
「これは………」
俺は魔物達に向かって格闘の構えをしフロアボスと対決した時と同じ威圧を向けたすると魔物達はそれに怖気付きそのままその場から逃げて行った。
「なぁ、すぐ終わっただろ」
「凄い威圧でしたね」
「うん、けどありがとう無限」
「俺こそ大群の魔物達を相手にしてもらってありがとう。お陰でフロアボスを倒す事ができた」
「しかしこの二体は一体何なんでしょうかね」
「さぁな、回収すればわかる」
俺は羊と山羊を回収しようと自動解体とアイテムボックスを使おうとした瞬間突如二体は光始めた。
ピカーーーン
「何だ………」
「まぶしい………」
「一体何が」
シュイン!!
「……消えましたね?」
「いや、正確には星に戻ったて所か」
「あっ、確か星座に戻ってる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「ん?」
「あっ…ステージが動いた」
フロアボス二体は光と同時に消えてしまい空を見ると星に戻っていた。星に戻り空が明るくなると同時にステージの真ん中が動き始めそこには下に行く階段が姿を表した。
「階段ですねこれで下の階層に行けますね!」
「これで一階層クリアか」
「長かったですね」
「後何階層あるのかな」
「まぁ、進むしかないだろ今日はここで休んで明日から下の階層に降りるか」
「うん」
「はい!」
「さぁ、次はどんなステージかな」
星の古代迷宮第一階層クリア
続く
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