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第一章始まりと星の古代迷宮
15フロアボス1
しおりを挟む星の古代迷宮に入ってから数日が経ち俺達三人は第一階層を沢山詮索をした。主に草原や森が多く魔物の種類は兎、熊、狼、カメレオン、鷲等の中位種が多く見られ魔法や剣、拳で倒して行った。夜は結界を張ったテントや家を作ったりして夜を過ごしたりした。
そして現在俺達は………
ジューーーー
「さぁ、焼けたぞ」
「いい匂い」
「美味しいそうですね」
草原にあるとある遺跡のステージの前でバーベキューをしていた。
「しかしここだけ魔物が来ないとなるとモグモグモグここがボスのいる場所かもな」
「多分そうですね迷宮には各階層にフロアボスがいます」
「けど………草原のど真ん中にあるんだね」
「数日この階層を探索してやっと見つけたからな」
「はい、ここのフロアボスを倒して下の階層に進みましょ」
「うん、私もがんばる」
キュンは元気だなそのおかげで毎日迷宮攻略が楽しい蒼花も魔法の習得が早いだが精霊が見えないんだよな。
そんな話をしながら無限達はバーベキューを楽しみ数分休憩した後装備を整えた。
「じゃあ、行くぞ」
「はい!」
「うん」
俺達は準備が終え遺跡のステージに乗ると次の瞬間周りが夜になってしまった。
「周りが変わった!」
「急に夜になりましたね………」
「空を見みてみろ」
すると空には牡羊座と山羊座が描かれると同時に二つの星座が光始めた。
「牡羊座に山羊座?」
「二つの星座が浮かび上がっていますね?」
カチッ
「………」
牡羊座に山羊座二つの星座………まさかフロアボスは二体いるのか。
無限は剣を構えた瞬間二つの星座は碑石のステージの地面に光が差し込み牡羊座は草の球体に山羊座は真っ黒な球体に変化した。
「何あれ」
「これは一体」
「来るぞ」
「「えっ!?」」
ピキ ドーーーーーーーーン
「ヴェェェェェェ!!」
「メェェェェェェ!!」
その場は夜から昼に戻り二つの球体の全体に皹が入り中から草の球体から毛皮から木々が生えた巨体な羊が真っ黒な球体からは二足歩行で黒い翼を広げた山羊が現れた。
「やはりボスが二体か!」
「あれがフロアボス」
「何ですかあの魔物は鑑定………えっ………」
「どうしたキュン?」
「無限様!鑑定を使ってください!」
「わかった。鑑定………なんだと」
俺はキュンに言われ直ぐさま鑑定を使ったすると驚く事がわかった。
「名前がないだと」
「名前がないどう言うこと無限、キュン?」
「普通魔物には名称があります。ここまで倒した魔物がそうでしたですがこの二体の魔物には名前がないんですそれに……私も知らない魔物です」
「つまり強さは未知数てわけか」
「メェェェェェ!!」
「来たぞ!」
無限達が話をしていると巨大な羊は無限達に向かって突進してきた。
「いきなり突進ですか!」
「どうする無限……」
「まずは小手調べだ、雷、雷豪帝!!」
ドゴーーーーーーーーーン
無限は右腕から豪快な雷を巨体羊に放た。
「いきなり上級魔法級の魔法を放ちましたね」
「凄い威力だね」
「嗚呼、だが流石にフロアボスは簡単には殺られてくれないか」
「「えっ!?」」
「見てみろあの羊傷一つついてない」
「メェェェ!!」
煙が晴れるとそこには傷一つついてない羊が立っていた。
「ヴェェェ!!」
「あれは!闇魔法、デッドアロー」
「避けろ!」
「はい!」
「うん!」
次は羊の後ろにいた二足歩行の山羊が黒い矢を放ち無限達は急いで避ける。
シュンシュンシュン
「メェェ!!」
シュルルルルル
「今度は茨か面倒だな火、炎天業火」
ザン ボォォォ!!
「火、ファイヤー・ブラスト」
ボォォォ!!
「風、ストーム・カッター」
ザザザザザサ
羊は毛皮から茨が無限達に向かって放たれ無限達を襲うが無限は炎の斬撃を蒼花は火魔法をキュンら風魔法を放ち茨の攻撃を防ぐ。
「ヴェェ」
「チッ!風、魔天旋風(まてんせっぷう)」
ビュウウ!!
「ヴェ!?」
キーーン
「やはり効かないか」
無限は山羊が近づいて来たので魔の旋風剣で攻撃しようとするが山羊は闇の盾で防がれてしまう。
「ヴェェェ!!」
「しまっ!」
ドゴーーーーーーーーーン
「!!無限!」
「無限様!」
「…光、全光の盾」
山羊は無限の隙をつき右手に魔力を込めて殴った。無限は剣と全身を光が包む盾で吹き飛ばされたものの攻撃を防いだ。
危ないかった…ここに来るまでに魔法を沢山考えそれを習得して助かったけど剣が壊れたなさて、どうする。ここまで考えてきた魔法がまだあるが効くかどうかだな。
「無限大丈夫!」
「無限様ご無事ですか!?」
「嗚呼、何とかなお前達は大丈夫か?」
「うん、けどあの二体強い」
「そうですね。このまま攻撃してもダメージは与えられず我々の体力や魔力が持ちません」
「けどどうやったら勝てるの」
「ヴェェェェェェェェェェェェェ!!」
「何だっ!?」
「耳が………痛い!?」
「これ程とは」
巨大羊は突如周りに衝撃波を放つほどの声で叫び始めた。
「ぐぅ、防音結界!」
俺は防音結界を発動させ羊の叫びを防いだ。
「耳は無事か蒼花、キュン」
「まだ耳が痛い」
「流石に耳が堪えます」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「なんですかこの足音?」
「こっちに近づいてくる」
「おいおいマジかよ」
「どうしたの」
「見ろよあれを」
俺は蒼花達にステージの外を指差すとそこにはこちらに魔物の大群が向かって来ていた。
「あれは!」
「嘘………」
「面倒だな」
「「「「ガガガァァァ!!!」」」」
「ヴェェェェ 」
「メェェェェ」
「笑ってやがるな毒、邪毒霧(じゃどくきり)」
無限は大群の魔物に向かって毒の霧を放つ。
「蒼花、キュンお前達はあの魔物達を遠距離から足止めしてくれ」
「ですが!それだと無限様があのボス二体を相手にすることになります!」
「ダメだよ………無限一人じゃ危険だよ………」
「フッ安心しろ」
「えっ」
創造しろ………壊れない切れ味のいい剣をイメージ。
「鋼、武器創造、剣」
無限は剣を創造し左腰に装備し羊と山羊に向かって歩き始めた。
「ここからは【不動流剣術格闘】で相手してやるよボスども」
「無限………気よつけてね…」
「そっちは任せるぞ」
「………うん!」
「蒼花様!」
「キュン!!………俺は大丈夫だ蒼花を頼む」
「………はい!わかりました」
蒼花とキュンは大群の魔物の元に向かった。
「蒼花様、無限様は大丈夫なんですか?」
「大丈夫…無限は元々魔法がなくても強いから」
「信頼しているんですね」
「うん、無限は剣術と格闘術二つの武術を合わせた不動流の現師範代だからあんな真剣な顔をする時は絶対負けない」
「なら私達は無限様が毒の霧で倒せなかった魔物達を倒して行きましょ魔力は余ってますよね」
「うん、大丈夫」
無限は剣を構え羊と山羊は無限に向かって攻撃をしてきた。
「メェェェェェ!!」
「ヴェェェェェェ!」
「さぁ………ここからが俺の本気だ」
続く
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