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本編
第47話
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みんなが寝静まった真夜中体感2時ぐらいに僕はリビングを出てこっそり2階の自分の部屋に入り、ベットに座った。
あ~今日のリーゼさんめっちゃくちゃお母さんみたいだったな…。
お母さんと言えば魔王を倒した後どうしよう…あっちの世界に帰れるってあの子たちに会うまでは思ってたけど今はもう2人の事情が分かって、ほっとけなくてずっと守っていきたいとかずっと一緒にいたいとか思っちゃってて…もー!どーすればいいかわかんない…!ゆうくんはどう思ってるんだろうと思ってると扉が開いてゆうくんが入ってきた。
「え、どーした?どっか痛くした?」
え?別にどこにも痛くないんだけど…とか思ってるとゆうくんに抱きしめられて頭を撫でられた。
「その感じじゃ、自分が泣いてるのにも気付いてないな~大丈夫?」
泣いてる!?誰が!?…まぁ、自分しかいないんだけど…!ってほんとに泣いてる…ゆうくんの服濡れちゃってるもん!どこか他人事なのは自分もびっくりしてるからなんだよね
「大丈夫だけど……ゆうくんは魔王倒したらどーしたいと思ってる?」
「急だなw俺はそーだなーこっちの世界には残りたいって思ってるよ。あいつらがいるし。まぁ、あらんが決めた方に着いてくのは絶対なんだけどな」
「そうだよね。やっぱり決め手はあの子達だよね…」
「わかった。あらん、おばさんに会いたくなったんだろ??多分リーゼさんがキッチンに立ってたから」
うん、ゆうくんもう怖いよ…そこまでわかるとかほんと心読んでるとか思っちゃうよ…!
「俺はこーゆー時どーすればいいかわかんないけど俺でよければ全然慰めるし話も聞くよ」
「う~、ゆうくんが優しいぃ」
「いつも俺は優しいだろ!wまったく~夜ご飯食べたあとから少し変だったのそれか~クロもあおもルナもリーゼさんもみんな気にしてたぞ??」
うっそ!みんな、そんなに気付いてたの!?やば…なんかここまでバレてるとみんなに秘密とか作れなさそうなんだけど…とか思ってたらゆうくんがちょっとバカにしたように言ってきた。
「んで?今日は俺もうこのままあらんくんとくっついて寝てたいんだけどあらんくんはさっきの続きしたい?」
「…今日はいいや。明日も早いし!ゆうくんはしたい?」
とバカにされたような気がしたから少し上目遣いで聞くと顔を真っ赤にしてそっぽを向いて聞こえるギリギリの声量で「大丈夫」と言ってきた。
ふむ、ゆうくん上目遣いが好きなのか…それとも今の僕のセリフ?……もっともっと勉強してゆうくんをドキドキさせないと!!と意気込んでると布団の中に入れられゆうくんも入ってきて抱きしめられた。
「余計なこと考えるなよ。あと明日俺も手伝うから朝あらんが起きたら起こして」
「余計なことじゃないし…ん、わかったよ!でも1回しか起こさないからね!」
「りょーかい。じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
と言って2人して眠った。
次の日の朝
昨夜の宣言通り起きたゆうくんと一緒にキッチンで朝ごはんと旅中のご飯やお菓子作ってると、ゆうくんが
「そういえばあらんの家って外の倉庫にも保存食みたいなの無かったか?」
と聞いてきた。
そういえばお母さんがお父さんに災害時にって言われてたくさん買ってたような…?僕もその時好きなお菓子買った気が…!なら取りに行きたい!
「ゆうくん!取りに行こ!…じゃなかった!見に行こ!もしかしたら僕の好きなお菓子あるかもしれない!」
「りょーかい。だけどもう少し静かにな~みんな起きるぞ?」
「あ、ごめん。静かにする!」
「はい、それでよし。さっ!行くか~」
と言って手を差し伸ばしてくれたからその手を握って一緒に外に出た。
倉庫に着くと中はもうほんとすごかった
「ゆうくん?これ…」
「……多分あの神様とやらがやったんだろうな…っとここにメモ書きみたいなのあるぞ?」
「え、ほんとだ。んーと真ん中にある魔晶石に欲しい食材を思い浮かべて魔力を注ぐと食材が出てくるって…あっ、あとこの中は時間止まってるから生物も大丈夫って書いてる!」
「まじか。あらん魔力注いでくれるか?俺久しぶりに鮭おにぎり食べたい」
「わかった!!」
魔力を魔晶石に込めてスーパーに売ってる鮭を思い浮かべると切り身の鮭が10匹くらい出てきた。その切り身の鮭10匹と使えそうな食材を何個か持って家の中に入るとあおくんが起きてきた。
「あらんお兄ちゃんおはよ~あっ、ゆうりお兄ちゃんも起きてる!」
「お、自分で起きんのすごいな!おはよ。あお」
「あおくんおはよーご飯作るから手伝ってくれる?」
と言うと「わかった!」って言って洗面所に行って顔洗ったりして帰ってきた
「あらんお兄ちゃんとゆうりお兄ちゃんのどっちのお手伝いしたらいい?」
と聞いてきた。
んー、僕の方はもうクッキーの型抜きだけだからこれをやって貰うことにした。僕が朝ごはんの準備や旅中のご飯の準備をしてるとみんなが起きてきた。
みんなと朝ごはんを食べてから王都に行く準備を本格的に初めて、2時間ほどで家を出て王都を目指した
あ~今日のリーゼさんめっちゃくちゃお母さんみたいだったな…。
お母さんと言えば魔王を倒した後どうしよう…あっちの世界に帰れるってあの子たちに会うまでは思ってたけど今はもう2人の事情が分かって、ほっとけなくてずっと守っていきたいとかずっと一緒にいたいとか思っちゃってて…もー!どーすればいいかわかんない…!ゆうくんはどう思ってるんだろうと思ってると扉が開いてゆうくんが入ってきた。
「え、どーした?どっか痛くした?」
え?別にどこにも痛くないんだけど…とか思ってるとゆうくんに抱きしめられて頭を撫でられた。
「その感じじゃ、自分が泣いてるのにも気付いてないな~大丈夫?」
泣いてる!?誰が!?…まぁ、自分しかいないんだけど…!ってほんとに泣いてる…ゆうくんの服濡れちゃってるもん!どこか他人事なのは自分もびっくりしてるからなんだよね
「大丈夫だけど……ゆうくんは魔王倒したらどーしたいと思ってる?」
「急だなw俺はそーだなーこっちの世界には残りたいって思ってるよ。あいつらがいるし。まぁ、あらんが決めた方に着いてくのは絶対なんだけどな」
「そうだよね。やっぱり決め手はあの子達だよね…」
「わかった。あらん、おばさんに会いたくなったんだろ??多分リーゼさんがキッチンに立ってたから」
うん、ゆうくんもう怖いよ…そこまでわかるとかほんと心読んでるとか思っちゃうよ…!
「俺はこーゆー時どーすればいいかわかんないけど俺でよければ全然慰めるし話も聞くよ」
「う~、ゆうくんが優しいぃ」
「いつも俺は優しいだろ!wまったく~夜ご飯食べたあとから少し変だったのそれか~クロもあおもルナもリーゼさんもみんな気にしてたぞ??」
うっそ!みんな、そんなに気付いてたの!?やば…なんかここまでバレてるとみんなに秘密とか作れなさそうなんだけど…とか思ってたらゆうくんがちょっとバカにしたように言ってきた。
「んで?今日は俺もうこのままあらんくんとくっついて寝てたいんだけどあらんくんはさっきの続きしたい?」
「…今日はいいや。明日も早いし!ゆうくんはしたい?」
とバカにされたような気がしたから少し上目遣いで聞くと顔を真っ赤にしてそっぽを向いて聞こえるギリギリの声量で「大丈夫」と言ってきた。
ふむ、ゆうくん上目遣いが好きなのか…それとも今の僕のセリフ?……もっともっと勉強してゆうくんをドキドキさせないと!!と意気込んでると布団の中に入れられゆうくんも入ってきて抱きしめられた。
「余計なこと考えるなよ。あと明日俺も手伝うから朝あらんが起きたら起こして」
「余計なことじゃないし…ん、わかったよ!でも1回しか起こさないからね!」
「りょーかい。じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
と言って2人して眠った。
次の日の朝
昨夜の宣言通り起きたゆうくんと一緒にキッチンで朝ごはんと旅中のご飯やお菓子作ってると、ゆうくんが
「そういえばあらんの家って外の倉庫にも保存食みたいなの無かったか?」
と聞いてきた。
そういえばお母さんがお父さんに災害時にって言われてたくさん買ってたような…?僕もその時好きなお菓子買った気が…!なら取りに行きたい!
「ゆうくん!取りに行こ!…じゃなかった!見に行こ!もしかしたら僕の好きなお菓子あるかもしれない!」
「りょーかい。だけどもう少し静かにな~みんな起きるぞ?」
「あ、ごめん。静かにする!」
「はい、それでよし。さっ!行くか~」
と言って手を差し伸ばしてくれたからその手を握って一緒に外に出た。
倉庫に着くと中はもうほんとすごかった
「ゆうくん?これ…」
「……多分あの神様とやらがやったんだろうな…っとここにメモ書きみたいなのあるぞ?」
「え、ほんとだ。んーと真ん中にある魔晶石に欲しい食材を思い浮かべて魔力を注ぐと食材が出てくるって…あっ、あとこの中は時間止まってるから生物も大丈夫って書いてる!」
「まじか。あらん魔力注いでくれるか?俺久しぶりに鮭おにぎり食べたい」
「わかった!!」
魔力を魔晶石に込めてスーパーに売ってる鮭を思い浮かべると切り身の鮭が10匹くらい出てきた。その切り身の鮭10匹と使えそうな食材を何個か持って家の中に入るとあおくんが起きてきた。
「あらんお兄ちゃんおはよ~あっ、ゆうりお兄ちゃんも起きてる!」
「お、自分で起きんのすごいな!おはよ。あお」
「あおくんおはよーご飯作るから手伝ってくれる?」
と言うと「わかった!」って言って洗面所に行って顔洗ったりして帰ってきた
「あらんお兄ちゃんとゆうりお兄ちゃんのどっちのお手伝いしたらいい?」
と聞いてきた。
んー、僕の方はもうクッキーの型抜きだけだからこれをやって貰うことにした。僕が朝ごはんの準備や旅中のご飯の準備をしてるとみんなが起きてきた。
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