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本編

第45話

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次の日の朝
いつも通りあおくんを起こして朝ご飯を作ってるとゆうくんが起きてきた
「お~今日は早起きだね!おはよー!」
「ん、はよ~」
「まだ眠そうだね、ゆうくんまだ上で寝てる?うるさかった?」
「いや、だいじょーぶ。顔洗ってくる~」
と言って僕とあおくんのおでこにキスして洗面所に行った。
「..........あらんお兄ちゃんといいゆうりお兄ちゃんといいどうしたの...?」
「あはは...まぁ、僕もゆうくんもみんなのことが好きってことだよ!」
「それじゃあ理由にならないよ!!」
「まぁまぁwって、そんな大きな声出しちゃうとみんな起きちゃうよ?」
「はっ!う~ごめん...」
「大丈夫だと思うけどねwとりあえず朝ご飯作っちゃお!」
「うん!」
それからゆうくんも加わり3人で朝ご飯を作り終えみんなを起こしご飯を食べた。そして今は、お店が開く時間までみんなでリーゼさんが淹れてくれた紅茶を飲みながら雑談している。
「あ、そういえば前にあらん達に王都行けばなんちゃらと言ったが今は多分大丈夫だからな」
と突然フィリユスさんに言われた。今はってどういうことだろう?と思ってると
「ふふっ!今の王様と王妃様は私たちが学園にいた時の親友と言っていいほどの仲だったからですよ~しかも前王が最近、本格的に隠居したからですね」
とリーゼさんに言われた。ふむ、ならみんなと離れ離れにならないってことか~よかった~と安心してるとゆうくんが
「え?ならリーゼさんたちは貴族ってことか?」
と2人に聞いた。それに2人は頷き
「私は隣の国の元王女、そしてフィーはこの国の公爵家ですよ~」
とさらっと大事なことを喋った。
え?まって、リーゼさん元王女ってなに!?まぁ、話し方とか容姿で貴族出身かなぁとか思ってたけど!まさかの王族...!しかもフィリユスさんも貴族の中で一番上の公爵家って...。もう何も考えたくない...と思いクロくんのことを抱き上げて膝に乗せるとまたまたフィリユスさんがしれっと大事なことを言った。
「あらん...おまえ、あおにならわかるがクロに抱っこは恥ずかしいんじゃないか?見た目7歳くらいと言え本来こいつ14歳だぞ??」
「あ!ちょ!フィリユスお兄さん!?それ言っちゃダメな奴!!」
んーこれはほんとのことっぽい?まぁ別に年齢が上がっただけだから気にしないけどなぁとか思ってるとあおくんが僕の方に来た
「クロ~もうバレちゃったからいいんじゃない?ってかあらんお兄ちゃんにはいつか言うつもりだっただしょ!」
「う~そうだけど自分で言いたかったじゃん」
「あ~それはすまん。てっきりもう喋ってるのかと...」
とフィリユスさんが申し訳なさそうにして2人に謝ってる。それに対して2人は諦めたように頷いてこっちを見た。
「あらんお兄ちゃん、嘘ついててごめんなさい...!」
「見た目があんまり変わんないの気持ち悪がられると思って...ごめんなさい...!」
と謝ってきた。
まぁ?もちろん最初から怒ってないから謝られても...って、かわいい!2人とも目をうるうるさせててもうめっちゃ可愛い...!と思いふたりともまとめて抱きしめてると2人からは「くるしいよ~」と苦情が来てしまった。
「ふふっ!ごめんね、でも2人ともあまりにも可愛いから...!」
とぐりぐり顔を押し付けてるといつの間にかルナちゃんとゆうくんも近づいてきてルナちゃんは狭い僕の腕の中に来てゆうくんはみんなを包み込むように抱きしめてくれた
「ほんといつも私たちをほったらかしにして3人でイチャイチャしてるんだから!私たちも混ぜてよねー!」
と拗ねたように言ってぐりぐりしてきた。そしてゆうくんは
「ほんとあらんは俺のものなのに誰かさんたちのせいで独占できないわ~」
と恥ずかしいことを言って首筋に顔を埋められた。と、そこでフィリユスさんが
「お前らほんと俺らがいること忘れてるよなー」
と言われた。いや忘れてるわけではないんだけどなんか2人が可愛いから!とか心の中で言い訳してるとリーゼさんが
「ふふふ、いいじゃないですか、みなさん可愛いですし!っとそろそろお店が開く頃ですね」
と教えてくれた。
「そーですね!行きましょ!ってことでみんな離れてね」
「「「「はーい」」」」
と言うことでそれぞれの街に行く準備を待ってからみんなで街に向かった。
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