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本編

第35話

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次の日、僕たちは朝早く起きてお昼用のサンドイッチを作り街の門に向かった。まだギルマスさんたちはついて無いようで5人で雑談して待ってたらすぐ来てくれた。
「「おはようございます!ギルマスさん!」」
と元気よく挨拶するクロくんとあおくんにギルマスさんは笑いながら頭を撫でて挨拶を返してる
「お~朝から元気だな~お前らwっとこっちが俺の奥さんのリーゼだ」
「初めまして、今日はよろしくお願いしますね」
と僕に向かって言ってきたからこちらも自己紹介をしなきゃっと思って口を開こうとしたらゆうくんに言われた
「こちらこそ、よろしくお願いします。俺が悠璃で、こっちが愛蘭、んでこのちびっこ3人は右からルナ、あお、クロです」
「「「よろしくお願いします!」」」
「ふふっ、かわいい子たちですね」
「ですよね!家でもほんとかわいくて!」
む~なんか仲良くなってるし!別にいいし!僕はルナちゃんとあおくんがいるもん!と思いそっちを向くとギルマスさんと喋ってる...あ、あれ?ルナちゃん初めましてのはずなのに...!うぅ~いいもんね!ゆうくんにくっついてやるもんね!と思いくっつくとリーゼさんに笑われた。
「ふふっ、ゆうりさん、あなたの恋人さんがやきもち焼いてますよ」
「あ~ほんとですねwほらこっちおいで?」
と抱っこされてしまった
「やきもちじゃないもん...!僕もリーゼさんと話したかっただけだもん!だから降ろして!」
と言うと普通に降ろしてくれた
「あら、ならたくさん話しましょ!フィリユスから話をたくさん聞いてお話ししたいと思ってたの!」
「ほんとですか!?やったー!」
と喜んでるといつの間にかギルマスと話してたゆうくんに呼ばれた
「そろそろ行くぞー?あらんはあおとルナとリーゼさんの4人で後衛でいいか?」
「いいよ!んじゃ何があってもリーゼさんを守るね!」
と意気込んでたらリーゼさんに笑われた
「ふふっ、そんなに意気込まなくても私自分の身は自分で守れますよ?」
「む~でも!危なくなったら助けます!」
「ふふっ、ありがと!」
「あおも!あらんお兄ちゃんとリーゼさん守る!」
「私も!」
「わぁ!ありがとう!2人とも!でも危なくなったら逃げていいからね」
「「はーい!」」
「んじゃいくか~」
とギルマスさんの気の抜ける合図で森の中へと進んでいった


しばらく進んでるけど魔物とかは全部前衛の3人が倒しちゃってるから出番がない...む~暇だなぁいや、お話ししてるから暇じゃないんだけど...!なんていうか...!戦いたい!む~なんか物理耐性高い敵出てこないかなぁと思ってるとまたまた前と同じくらいかそれ以上の魔力が感知に引っかかった。
「ねぇ、あおくんこの気配は強敵かな?」
と聞いてみると呆れたような顔された。
「はぁ~ほんとあらんお兄ちゃんって戦うの好きだよね...」
「え~そんなことないよ~?」
「いつも目が輝いてるんだけどなぁ、気づてないのかな...?まぁ、いいや。んじゃ、まず魔法使ってみる?」
「そうだね!前衛組をびっくりさせちゃお!ルナちゃんはもし何かあった時にリーゼさんのことよろしくね!」
と言うと少し拗ねてしまった
「む~私もあらんお兄ちゃんと戦って褒められたいのに~!」
「ふふっ、私のことは気にしなくても大丈夫ですよ?」
気をきかせてリーゼさんはそう言ってくれるけど...ん~なら魔物は2人に任せようかな?と考えながら魔物の方を見ているとその姿が目に入ってあわててゆうくんの背中に『転移』した。
「うぉ!どうしたいきなり、ってか転移使ってよかったのか...?」
と小声で話しかけてきたけど僕はいまそれどころじゃなかった。
お化けの魔物が出てきたんだよ...!うぅ...いやさ!さっきまではびっくりさせようとか思ってたけども...!お化けはほんと無理...!はっ!リーゼさんたち置いて来ちゃった...!どうにかこっちに来てもらわないと危ないよね...でも怖くてゆうくんのそば離れたくないし...ゆうくんと言えばさっき話しかけられたような...?と、とりあえず顔を上げないと...!魔物も結構近くなってきてるし...!
と思い、思いきって顔を上げるとルナちゃんの顔がすぐ目の前にあった
「あっ!あらんお兄ちゃんもう大丈夫?」
「うぅ~大丈夫...!でも、みんなを守らないとだもんね...!」
そう意気込んで魔物の様子を見ようと辺りを見渡すとあおくんがリーゼさんと一緒にこっちに着いた頃だった。
「あらんお兄ちゃん!なんであお達のこと置いて行っちゃったの!?ルナちゃんも!」
「う~だってお化け怖かったんだもん...!」
「私はあらんお兄ちゃんが心配で...!」
「まぁまぁ、今は魔物討伐しないと...な?」
とゆうくんに諭された。
たしかに、ゆうくん頼りになるなぁ~よし!今はとりあえず目の前の敵に集中しないと!ふとあおくんの方を見るとしぶしぶ頷いてた。えーと魔物はお化けだから...うーん、光属性の魔法が有利かな?............使ってみていいかな?みんな臨戦態勢だけど...よし!やってみよう!「今から光魔法やってみるね!」とみんなに一言かけてからライトアローと心の中で唱えて50本くらい放った。すると魔物が金切声を上げ、手下?みたいなお化けが僕の近くにたくさん出てきた。
「っ...!?」
「あらんくん!?」「「あらんお兄ちゃん!?」」
は?え?なにこの数!おかしいでしょ!う~怖いけど...!今度は逃げずに戦おう...!ってか守らないとだもんね...!そう意気込み、みんなに大丈夫という意味を込めて頷き、物理無効結界を張った。と同時にお化けたちに向かってまたまたライトアローを放った。でもさっきはこの魔法でボスみたいなのは倒せなかったんだよねぇ...!あっ!そういえばルナちゃんは光の精霊だったはずだから光の矢よりも強い魔法使えるかもと思いルナちゃんの方を向くともうすでに魔法を発動させるために魔力を練ってる。よし!あとは前衛の人たちを下がらせるだけだね!
「ギルマスさん!クロくん!ゆうくん!10秒以内にその魔物から離れてねー!」
と言い、僕は「バインド」と心の中で唱えて使った。
う~この魔法めっちゃ魔力使うんだよね...!まぁいいけど...!よし!やっちゃえ!ルナちゃん!
「........『ヘブンズレイ』」
と静かにルナちゃんの声が響いた。同時に光の線が魔物の脳を貫通して魔物が消滅した。
「よし!やったね!さすがだよ!」
と褒めると少し恥ずかしそうに「ありがと...!」とお礼を言ってきた。う~かわいい!と思いながらルナちゃんを抱きしめると前衛組がこっちに戻ってきた。
「おつかれ!さすがだな~お前らは」
「あはは...そんなことないですよ?........っとギルマスさん、リーゼさんお疲れ様です!ゆうくんとクロくん、あおくんもお疲れ!」
と僕が言うとみんなが返してくれた。若干、あおくんは拗ね気味だったけど...!
それから休憩がてらお昼をとることになりみんなで近くの湖に向かった。
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