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本編

第30話

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家についてからあおくんの話とか僕の使った魔法の話とかは置いといてまずみんなでお風呂に入った
「ね~、前から思ってたんだけどゆう兄ちゃんのそれすごく大きいよね?」
と湯船に一緒に入ってたらクロくんが体を洗ってるゆうくんに指さしていった
な、なにいきなり言ってんのこの子は!今までそんなこと言ったことなかったのに!なんでこのタイミングで...はっ!昨日家族だって思っていいんだよって言ったからか...だから遠慮しないで言ってるのか...!でもこれは違くない!?あおくんも!そんな確かにみたいな目でガン見しちゃいけません!ふと、ゆうくんの方見ると固まっていた
うん、そりゃ、固まるよね?僕でも固まるよ...これ以上何か言う前に注意しなきゃと思い口を開こうとしたけど先にクロくんに言われた
「こんな大きければ、あらんお兄ちゃんの中に入んなくない?あらんお兄ちゃん大丈夫?」
と本気で心配そうにこっちを見てきた
いやいや!クロくんなに言っちゃってくれてんの!?あおくんがきょとんとしてるけども!ぼくは顔真っ赤だよ!
「っ...///ゆうくん!」
この状況をどうにかして欲しくてゆうくんのことを呼ぶとゆうくんが
「ちゃんと慣らすから安心しろ!」
と少し見当違いなことを言った
いや!ゆうくん違うじゃん!そんなこと言って欲しかったわけじゃないじゃん!?ってかいつもは察してくれるのに!いや...多分ゆうくんも動揺してるんだ...きっとそうだ...ってかとりあえずこの場から逃げよう、そうしようと思い1人でバッて立ち上がって逃げるようにお風呂場から出た


しばらくリビングで髪を乾かしてると3人が少し濡れたまま帰ってきた
「君たち...風邪ひくよ?」
といい1人ずつ髪をタオルで拭きながら風魔法でも乾かす
このぐらいかな?と思い手と魔法を止めた。うん!みんなふわふわになった!我ながら上出来!え?もうお風呂場でのことは大丈夫かって?そんなわけないじゃん!ただたんに目を背けてるだけだよ!ってそろそろみんなでお話ししたいから、初めて?あおくんとクロくんを僕の部屋に案内してゆうくんには飲み物をとって来てもらった。
「ほい、持ってきたぞ~」
「ん、ありがとう!んじゃそろそろ話してもらおっか?」
にこりとあおくんの方を見て笑う。
「うっ...その笑顔ちょっと怖いよ...あらんお兄ちゃん...ふぅ...よし!とりあえず言うね?あおには精霊さんが小さいころから見えるの」
「ふむ...それはクロは知ってたか?」
ふるふると頭を横に振るクロくん
「そっか~あおはその精霊とか見えるだけなのか?契約とかは?」
「できないと思うよ。でも声は聞こえるよ!」
ふむ...それは精霊に愛されてるのかな?あっ...称号とかあるのかな?異世界には『精霊の愛し子』とかいう称号あったしあおくんにもあるのかな?と思い鑑定してみるとやっぱりあった
「やっぱり...」
と思わずつぶやくとクロくんに聞かれた
「なにがやっぱりなの?あらんお兄ちゃん」
「えーと、あおくんが精霊に愛されてるってことだよ。いま、鑑定で見てみたら『精霊の愛し子』って出てきたから」
「おー!あおすごい!もしかしたら契約とかもできるんじゃない?」
とクロくんが興奮状態で話しかけてる
「契約の仕方とかわかんないのかな...?」
「ギルマスに聞いてみるか?」
おー!ナイスアイデア!
「それがいいね!今度会った時聞いてみよ!」
「んじゃ、これでとりあえずあおの話は終わりだな~次はあらん!」
「えーと、なにが聞きたいんだっけ?」
「いろんな魔法だよ!」
「魔法か~僕、あれただ単に本の知識なんだよね...」
「あ~ラノベの知識か」
とゆうくんは納得してる感じだけど2人ともあまりわかってないような顔してる
ん~なんて伝えればわかりやすいかな~と考えてるとゆうくんが思い付いたように
「あらんお兄ちゃんは天才で魔力が豊富だから何でもできるんだと思ってればいいと思うぞ!」
となんか適当に言った。それでいいのかと思いつつほかにいい案もなくそれでいいことにした。
「うん、なんかそれでいいや...そうだ!明日は、魔法の練習する?それともギルドに依頼しに行く?」
「んーあおは転移魔法の練習したい」
「あっ!クロも!あとは魔力を渡してたあれも!」
「りょーかい!なら明日はみんなで家の周りで魔法の練習しよっか。ゆうくんもそれでいい?」
「おう!」
「んじゃご飯作ろっか」
「「「はーい」」」
と4人でご飯を食べに下に降りた
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