26 / 57
本編
第25話
しおりを挟む「おいしかったね~」
「まぁ、あらんが作るのはおいしいからな」
「え~普通だよ?そういえば午後は何する?」
「ん~あおが目覚ましたから街に行って服屋行くか~?」
「わ~!ほんと!?いきたい!みんなでおそろいのパジャマ買いたい!」
そっかそっかあおくんみんなでおそろいのパジャマが欲しかったのか~でも言ってくれれば作ったのに...どうしてだろう...?と思ってるとクロくんが聞いてくれた
「え?それならあらんお兄ちゃんにお願いすればよかったじゃん」
「それだと意味ないの!あおが自分で選んでプレゼントしたいの!」
「ならさ!明日から頑張ってお金貯めて2人で貯めたお金で買わない?」
「いやいや、そのぐらい買ってあげるからね?ね!ゆうくん!」
「おう!いつも夜ご飯とか作るのとか家事とか手伝ってくれてるしな~パジャマぐらい買ってきていいぞ~」
「ん~お金渡すからクロくんと2人でいってくる?」
「え~?でもあおはあらんお兄ちゃんと行きたかったんだけどなぁ...」
だよね~ん~どうしよっかな...と考えているとゆうくんがあおくんに近づいて内緒話するみたいに耳元で何かを喋ってこっちを見た。
「ん?どうしたの?」
「あお、クロとかわいいパジャマ4人分選んで買ってくるね!」
「う、うん?」
「いこ!クロ!あっ!ゆうりお兄ちゃん!お金ちょうだい!」
「おう!行ってこい!お金は落としたら危ないからクロに持たせるな」
「はーい!」
と言って玄関に急いで行ってしまった
「え?まって、ゆう兄ちゃん!あお、急にどうしたの?」
「ん?俺はちょっと魔法の言葉を言っただけだぞ?ほら!あおが待ってるぞ?」
と言って玄関まで行ったので急いで追いかけた
「じゃあ、絶対に変な人について行っちゃダメだからな!あと、あおはクロの言うこと聞くこと!なんかあったら『思念』であらんに教えること。わかった?」
うん、やっぱお父さんだよね
「うん!」
「よし!じゃあ、みんなに似合うパジャマ買って来いよ?」
「わかった!いってきまーす!」
といってクロくんと一緒に出て行った
「うん、なんか丸く収まってたけど、どうやったの?」
「え?簡単だよ?あらんお兄ちゃんがびっくりするほどかわいいやつ選んできてって言っただけどだよ?」
「あ~、サプライズ的な?」
「そうそう。ってことでイチャイチャしたいな~」
「うっ...いいけど...!キスだけでいい?」
「いいよ!じゃこっちにおいで?」
それからいっぱいキスしてると急にあおくんの声が頭に響いた
『あらんお兄ちゃん!たすけて!クロと一緒に逃げてるんだけど...人数が多すぎて対処できない!』
『え?あおくん!?どうしたの!?』
『えっと、クロと一緒にお買い物してたらお兄ちゃん達と出会った時の男の人たちに出会って気付いたら囲まれてて.......っ...!クロ!』
『あおくん!?あおくん!!』
「ゆうくん!クロくんとあおくんが!」
と少し焦りながらあおくんとの連絡内容を教えた
「っ...!それはやばいな...とりあえず行くぞ!」
「うん...!全速力でいこう!ゆうくんって空飛べる?」
「いやまだ無理...だから先にあらんが行ってあいつら見つけ出して!俺はギルマスに協力を求めてから探すから」
「わかった!じゃあゆうくん気を付けてね」
「あらんもな」
「うん『飛翔』」
よし、まずは街まで急がなくちゃ...!目立つかもしれないけど...今出せる最大速度で...!としばらく空を飛んでるとあっという間に街に着いた
うーんと、まずは2人の魔力を探さないと...!「『索敵』」............うっ、まって街の人たちの情報が一気に入ってきた...!頭痛がすごい...情報量を制限しないと...!ってことは精霊さんにお願いしするか...!精霊さん!あの2人の居場所を探してください!...よし!ん?あそこって領主の館じゃない...?どうしよ...正攻法で入るか、こっそり侵入するか...うん、緊急事態だしこっそり行くか!と思いこっそり館に侵入したつもりだったけど普通に見つかった
「おい、きさま、そこで何をしている」
あーあ、見つかっちゃったよ。うーん少し話してみるか...
「えーと、お友達?ってか家族がここに攫われたので迎えに来ました!」
「あ?その家族は小さな子供2人か?」
「はい!居場所を知ってるなら教えてください!」
「ふっ、教えるわけないだろう?では貴様もとらえて同じ場所に行かせてやろう」
と剣を構えられた。
うーん、先に攻撃してもらった方がいいかな?その方がいいよね?ってことで少し痛いかもだけどよけないで切られとくか...まぁ痛いのは嫌だから強化魔法かけとくけど...!『身体強化』!あとは攻撃にあたるだけ!って思い相手のほうを見ると案の定、攻撃してきた。よし!全然痛くない!ってことで反撃開始!
「なっ!効いてないだと!?」
「ごめんね、僕、結構強いんだよ」
「っ...!『フャイヤーボール』!」
?なんで空に向かって打ったんだろ、まぁいいや
「『サンダーボルト』」
「うが!」
と言って倒れた
よし!とりあえずはだいじょ...うん、全然大丈夫じゃなかった。すごい数の足音がこっちに近づいてきてるんだもん。はぁ、ゆうくんまだかな...?さすがにこの数を相手するのは目立つから嫌なんだけど...まぁ、しょうがな...い...?え?まってなにしてんの?なんであおくんとくろくんが殴られてるの...?はやく助けに行かなきゃ...!
「おまえ!そこを動くなよ!すぐ捕まえるからな!」と言って兵士たちが一斉に剣や杖を構えたけどそんなの関係ない
「『フャイヤーアロー』」
「なっ!?上級魔法を詠唱省いてしかもこんなに!?」
「とりあえずそこどいて」
と周囲を囲んでいた兵士たちに矢を放った
うん、次は館だね。あおくんとクロくんがいるところに行かないように威力調節して
「『インフェルノ』」
すさまじい轟音が鳴り響いて館の半分が消滅した
あ、2人を殴っていた、領主みたいな人がすごいびっくりした顔でこっちを見てる。まぁどうでもいいけどとりあえずその人を捕まえとくか「『バインド』」捕まったのを確認してから2人のもとに走った
「大丈夫!?」
駆け寄りながら2人に『エクストラヒール』を使って鎖を壊して抱きしめた
「ん?あらん...お兄ちゃん?」
「うん、ごめんね...2人をもっと早く見つけれれば殴られる...ふっ...ことなんて...ひっく...なかったのに...」
「泣かないで?あらんお兄ちゃんは悪くないから...!」
「そーだよ!あらんお兄ちゃんは家族でもないクロ達を助けてくれたじゃん」
と言って泣いてる僕をゆうくん達が駆け付けるまで静かに頭を撫でててくれた。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
咳が苦しくておしっこが言えなかった同居人
こじらせた処女
BL
過労が祟った菖(あやめ)は、風邪をひいてしまった。症状の中で咳が最もひどく、夜も寝苦しくて起きてしまうほど。
それなのに、元々がリモートワークだったこともあってか、休むことはせず、ベッドの上でパソコンを叩いていた。それに怒った同居人の楓(かえで)はその日一日有給を取り、菖を監視する。咳が止まらない菖にホットレモンを作ったり、背中をさすったりと献身的な世話のお陰で一度長い眠りにつくことができた。
しかし、1時間ほどで目を覚ましてしまう。それは水分をたくさんとったことによる尿意なのだが、咳のせいでなかなか言うことが出来ず、限界に近づいていき…?
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
男だけど女性Vtuberを演じていたら現実で、メス堕ちしてしまったお話
ボッチなお地蔵さん
BL
中村るいは、今勢いがあるVTuber事務所が2期生を募集しているというツイートを見てすぐに応募をする。無事、合格して気分が上がっている最中に送られてきた自分が使うアバターのイラストを見ると女性のアバターだった。自分は男なのに…
結局、その女性アバターでVTuberを始めるのだが、女性VTuberを演じていたら現実でも影響が出始めて…!?
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
全寮制男子高校生活~行方不明になってた族の総長が王道学園に入学してみた~
雨雪
BL
スイマセン、腐男子要素どこいった状態になりそうだったんでタイトル変えました。
元、腐男子が王道学園に入学してみた。腐男子設定は生きてますがあんま出てこないかもです。
書いてみたいと思ったから書いてみただけのお話。駄文です。
自分が平凡だと本気で思っている非凡の腐男子の全寮制男子校での話。
基本思いつきなんでよくわかんなくなります。
ストーリー繋がんなくなったりするかもです。
1話1話短いです。
18禁要素出す気ないです。書けないです。
出てもキスくらいかなぁ
*改稿終わって再投稿も終わったのでとりあえず完結です~
真冬の痛悔
白鳩 唯斗
BL
闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。
ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。
主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。
むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる