疎遠だった幼馴染と付き合うことになったけど異世界に飛ばされました！

本編

第23話

しばらくゆうくんとあおくんを観察してるとクロくんの魔力が近づいてきてた
よし！クロくんが来てるからゆうくんの邪魔をさせないように抑えとかないと...！
「『ウォーターボール』」
んーやっぱ当たんないな～剣士との戦い方ってわかんないんだよね...！スピード重視の魔法にしてみよ...！
「『ファイヤーアロー』」
よし！何発か当たったけど...あれ？クロくんも結界張ってるな...ってかこっち来てる...！ふ～落ち着け...！クロくんが来たらあの今考えれる最大火力の魔法使ってみよ...！まぁ当たっても死なないよね...？まぁ少し手加減しよ！おっとそろそろ近くなってきた...！
「........『インフェルノ』」
あっ...やば威力間違えた...！
《ごめん！クロくんは結界張るから止まって！あおくんはゆうくんの後ろで結界張ってて！ゆうくんは魔法無効できる剣で防いで！》
精霊さん！クロくんと僕に魔法結界をお願い！

どかーーん！！

しばらくするとすごい轟音と衝撃が収まった
「うん、これはやりすぎたな...」
僕の周りにあった植物が結構なくなってる...あっ！クロくんとかの安否を確認しないと...！
と思いクロくんのほうに行くとぼ～っと突っ立ているクロくんがいた
「クロくん大丈夫！？」
「はっ！さっきのはあらんお兄ちゃんの魔法？」
「うん...少しやりすぎちゃって...！大丈夫だった？」
「う、うん...それよりあの2人は大丈夫かな？」
「そうだった！はやく見に行こ！」
「わかった！」
それから2人であおくんとゆうくんの方に行くとあおくんがゆうくんの腕の中で泣いていた
「あれ？あおなんで泣いてるの？」
「あ～なんかさっきの魔法にびっくりしたみたいで...」
「あう...僕のせいか...ごめんね...？あおくん...」
「ん...？ぐす...あら...にいちゃ...！」
と言って手を伸ばしてきたからゆうくんからあおくんを受け取った
「あ～ほんとごめんね...いきなりすぎたよね...！」
「ううん...！ちが...の！ゆうりにいちゃが...！」
「うんうん、大丈夫後で聞くから今は少し休もっか」
と言うと頷いて頭を預けてきた
「ん、とりあえず座ろっか」
「りょーかい」「はーい」
いつの間にかクロくんはゆうくんの膝の上...もうなんでもいいか...
「とりあえず今日の魔法は威力間違えた...！ごめんなさい...！」
「クロは少しびっくりしたけど大丈夫！」
「俺も別に大丈夫！」
「え？でもあおくんがゆうくんがどうこうって言ってたよ？」
「あ～多分それはこの左手かな～？」
と袖をゆうくんがまくると酷い火傷をしていた
「は！？ちょ...！もっと早く言ってよ！『ハイヒール』！..........あれ？治らない？なら精霊さんにお願いしないと...！」
精霊さん！魔力いくらでも持って行っていいからゆうくんの腕を回復してください！
「いや...！あらんお前魔力足りなくなるんじゃ...？」
あっ...やっば...
「あう～もう手遅れだったよ...！」
「はぁ...少しこっちおいで？」
「いや大丈夫！ほんとに！少し休憩すれば大丈夫だから！」
「2人なら寝てるから大丈夫だぞ」
と言われあおくんの方を向いてみると穏やかに寝息を立てて寝ていた
「ほんとだ...でも2人がいる前でキスは恥ずかしいんですけど...！....ん.....んく...ふ...！は...！」
あ～あ...2人の前でめっちゃ深いキスしちゃったよ...
ふとクロくんの方見ると顔が少し赤くなっている
「ふっ...よし！頭痛とかはなくなった？」
「っ...！バカ！クロくん起きてるじゃん！」
「あ？ほんとだｗすまんｗ」
「ばか！......クロくんも言ってくれればよかったのに...！」
「だ、だって...！あおが魔力不足の時はつらいって言うから...！」
「そーだぞ！クロ師匠が気をきかせてやったんだぞ！」
「とか言いながらゆうくんはキスしたかっただけでしょ？」
「うぐっ...！そ、そんなことな、ないぞ？な？クロ」
「へ？ここでクロに振らないでよ！」
「ごめんごめんｗで？結局勝負はどうなったんだ？」
「話しそらしやがって...！........ん～引き分けでいいんじゃない？」
「だね！でもあらんお兄ちゃんがぶっ放した魔法なんて魔法なの？」
「えーとインフェルノって言って火属性魔法の超高火力の魔法だよ」
「うわぁ...あんま使わないようにな...地形が崩れる...！」
「わかってますぅ！んじゃ家に戻ろっか！午後からあおくんが起きたら街にいこっか」
「わかった！ゆう兄ちゃん！抱っこで連れてって！」
「はいはいｗじゃあ、家に戻りますか～」
「「はーい」」
それから3人で今日の反省点とかを話しながら家に戻った