上 下
20 / 57
本編

第19話

しおりを挟む
「じゃ、訓練中はあお先生って呼ぶね?」
「うん!そういえばもう魔力は大丈夫?」
「大丈夫だよ!ありがとね、心配してくれて!」
「いえいえ!じゃとりあえず攻撃魔法からね!」
「うん!あっ!そういえばさ魔法って詠唱とか必要なの?」
「うーんいらないんだけどほとんどの人が詠唱してるから詠唱付きで覚えたほうがいいと思う」
「ふむふむ...じゃあ詠唱付きで教えてくれる?」
「いいよ!じゃあまず...『フャイヤーボール』っとこん位の大きさのやつ作れる?」
と言ってあおくんが作り出したのは野球ボールぐらいの火の玉だった
「やってみる...『フャイヤーボール』!ってわぁ!めっちゃ大きくなったよ!?」
「むーやっぱりあらんお兄ちゃんは魔力操作が安定してないね~」
って言って水魔法で相殺してくれた
「魔力操作ってどうやるの...」
「えーとねイメージとしては蛇口から出る水を調節するみたいに魔力も少しずつ出すみたいに?」
「えっ...?ただ詠唱しただけで勝手にできたんだけど?」
「ん~なら次はイメージしてやってみる?」
「わかった!」
精霊さん!野球ボールぐらいの火の玉を作ってください!
「『フャイヤーボール』.......やった!できたよ!あお先生!」
「うーん、ちょっと待ってね」
と言って少し離れて行って
「その火の玉こっちに撃ってきて~」
「えっ、危なくない?」
「大丈夫!同じ分の魔力で相殺するから」
「わ、わかった!」
とあおくんのほうに魔法を飛ばすとあおくんはさっきの僕と同じくらいのフャイヤーボールを作って相殺してたそれを呆然と見てたらあおくんが戻ってきて
「これでわかった?あらんお兄ちゃんはちゃんと魔力操作ができてないんだよ」
「えーならどうすればいいの??」
「んーとね、やっぱりさっき説明した蛇口みたいに調節するしかないと思う。あらんお兄ちゃんってどうやって魔法使ってる?」
「もの作るときみたいに精霊さんにお願いしてるよ?」
「それだ~」
「えっ、ダメなの?」
「ダメじゃないんだけど精霊にお願いしちゃうと威力がめっちゃ高くなるの...周りに何もないときは別にいいんだけど家とか木とかあれば周りの被害がすごいことになっちゃうから自分で制御しないとダメなんだけど...まずあらんお兄ちゃん魔力が体の中を巡ってるのわかる?」
「うっ...わかんない...」
「なら少し手出して~魔力少し流すからそれを追いかけてみて」
「わかった!」
と手を差し出すと手を握ってきて体の中に温かいものが入ってくるのが分かった
「うわ~魔力ってこんな感じに体の中にあるのか」
「うんうん。んで魔法は魔力を外に出してそれを変換するんだけどさあらんお兄ちゃんの場合、多分めっちゃ出してるんだと思う。だからそれを少しに抑えられるようにしよ?」
「わかった!がんばる!」
「うん!じゃあさすがにフャイヤーボールじゃあ危ないからウォーターボールっていう水属性の魔法.........この的を壊せるように頑張ってね!じゃあおクロの方見てくる!」
と言ってあおくんは魔法を発動させ的を出現させて向こうに行った
「ん?的ってあれだよね?どっからどう見ても木だよね??なら適当に打っても壊れるはずだけど...まぁやってみるか...『ウォーターボール』んーやっぱ無理か~とりあえず頑張らなきゃ...」
それから一人で魔力制御の訓練してるとあっという間に夕方になった
「あらーん!もう夕方だから家入ろうぜ??」
「ん?あっ、もうそんな時間か~」
「そーだよー!あらんお兄ちゃん制御できた?」
「できない~!難しくない??でもさ少しは傷つけれたよ?」
「お~!!ならその傷つけた時の感覚で頑張ればいいよ!」
「わかった!じゃあご飯作りに家に行こっか~」
「うん!」


「そういえば今日ハンバーグ食べたいんだっけ?」
「「うん!!」」「おう!」
「りょーかい!なら捏ねて丸めるの手伝ってね?」
「「「はーい!」」」
「よし!じゃあ、これ捏ねて~」
「はーい!」
「そういえばクロくん、ゆうくんの訓練どうなったの?剣、大丈夫だった?」
「うん!めっちゃ切れ味やばかったけど大丈夫だよ!腕前のほうはね、ゆうりお兄ちゃんはもうめっちゃ上達したから明日からみんなで魔法の訓練しよってあおと話してたんだ~」
「お~!まぁゆうくん剣のスキルあるから上達が早いんだな~羨ましい...」
「羨ましいってお前は魔力ほぼ無限じゃんww」
「そーだよ!いいな~あらんお兄ちゃん魔力制御覚えたら魔法打ち放題じゃんか!」
「でもさ~剣も使えたほうがかっこよくない?」
「俺は魔法のほうがかっこいいと思うけどな~」
「う~って話てばっかじゃなくて手を動かしてよ!」
「はいはいw」
「あっ、そろそろ丸めてこっか」
「「「はーい!」」」
「じゃあ、何個かできたらクロくん僕のほうに運んでくれる?」
「わかった!じゃあまずはい!3個!」
「わぁ!早速だね!ありがと!」
それから4人で雑談しながら夜ご飯を作って食べた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

騎士の成り損ないと言われた僕は王子の騎士(恋人)に成りました

クロユキ
BL
騎士の家系に生まれた四男兄弟の中で三男のロイは騎士としての素質がなく、兄弟から才能が無いと言われる日々。 騎士としての才能が無くても騎士の家系に生まれたからには騎士に勧めと言われ家を離れ騎士寮へと住む事になったロイの生活が始まった。そんなある日一人の王子が二階の窓から飛び降りてきた! 更新が不定期ですが皆様に読んで貰えたら嬉しいです。 誤字脱字がありますが気にしないよと言って貰えると助かります。ヨロシクお願いします

白雪王子と容赦のない七人ショタ!

ミクリ21
BL
男の白雪姫の魔改造した話です。

腐男子君とイケメン教師

無神ルキ@腐男子
BL
とある腐男子君と学校で一番人気なイケメン教師が恋に落ちてしまう!?

男だけど女性Vtuberを演じていたら現実で、メス堕ちしてしまったお話

ボッチなお地蔵さん
BL
中村るいは、今勢いがあるVTuber事務所が2期生を募集しているというツイートを見てすぐに応募をする。無事、合格して気分が上がっている最中に送られてきた自分が使うアバターのイラストを見ると女性のアバターだった。自分は男なのに… 結局、その女性アバターでVTuberを始めるのだが、女性VTuberを演じていたら現実でも影響が出始めて…!?

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

全寮制男子高校生活~行方不明になってた族の総長が王道学園に入学してみた~

雨雪
BL
スイマセン、腐男子要素どこいった状態になりそうだったんでタイトル変えました。 元、腐男子が王道学園に入学してみた。腐男子設定は生きてますがあんま出てこないかもです。 書いてみたいと思ったから書いてみただけのお話。駄文です。 自分が平凡だと本気で思っている非凡の腐男子の全寮制男子校での話。 基本思いつきなんでよくわかんなくなります。 ストーリー繋がんなくなったりするかもです。 1話1話短いです。 18禁要素出す気ないです。書けないです。 出てもキスくらいかなぁ *改稿終わって再投稿も終わったのでとりあえず完結です~

処理中です...