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征服1
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前触れのない突然のことだった。
夜12時を過ぎて眠ろうと部屋を暗くし、ベッドに向かう。ふと、明日の準備が気になって振り向けば、目の前に俺よりでかい男がいた。
悠然と余裕の侵入者。
いつのまに入られたのか分からなかった。俺は昔から武道を習っているというのに。
気配を感じさせないで俺に近づいたことに驚いていれば、男がゆっくり動く。
いけないと構えたが、
「くっ……」
するりと懐に入られ、あっというまにベッドに放り投げられた。
「なに…」
それでもこのまま怯えるなんて気はなく、上半身を起こして抵抗しようとしたが、抵抗なんてなかったかのように男に再びベッドの上へと倒された。
嘘だろと、さすがに驚き固まれば、その男は身を俺に乗せてきた。
「まさか…だよな?」
侵入者がようはマウントポジションってことは、フルボッコにするか、もう一つしか意味はないはずだ。
近づいた男の顔は男らしく端正だ。この学園でも確実に上位の人気となるだろう。
何をするつもりだと睨むが、男は余裕の笑みを浮かべるだけだ。そのままさらに覆い被さってくる。
「やめ…」
これでもさっきから必死に抵抗しているが、男には全く効かず、男は俺の首をべろりと舐めた。
まずは舐めるとかどんな趣味だ。
少し顔を離した男は見せつけるように笑みを見せる。…これは屈服させているということをしめしているのだろうか。
…そのまま、予想通り俺の服は簡単に脱がされていき、男は身体中を舐めていく。
「や……」
ぞわぞわとした気持ち悪さに暴れ出したいのに、やっぱり抵抗は無意味なほど男のなすがままだ。
こんなあっさりとなんて男として屈辱すぎる。それでも泣くなんてことは意地でもしない。
「うあ…、やめろ…」
用意周到にどこからか取り出したローションであらぬところを男の指が弄る。
その意味がよく分かるだけに身体は震え出しそうだ。分かるといっても初めてのことで、一生味わう気なんてなかった行為。
「もう……、いいか?」
顔に合った声をした男。了解をとろうとするような言い方だったが、そんなのはなから求めてはいないだろう。
俺は抵抗できなくて、ただ身体が震えないようにか身体に力を入れていて、声が聞こえても反応していられない。
ただ、言葉にさらに緊張が増す。そんな状況が屈辱すぎる。
「ふむ…。身体に力を入れすぎだ。緊張するなといっても無理か…。少し乱暴にするぞ?」
そして男は俺の額に口づけた。
「ふあ…、く…」
熱い衝撃に苦しくてもがきたいくらいだが、そんなこともできない。
「は、…いいな」
自分の状況なんて知りたくない俺は男から視線をはずしているから男の今の表情は分からない。
「う、や…」
身体を撫でながら揺さぶってくる。その感覚がなんなのか判別できないが、衝撃は強く、もう身体は震えてしまってるかもしれない。
そんな快感か苦痛か分からない感覚が身体中を巡り、その衝撃に堪えようと必死になるしかなかった。
それでいつのまにか男にしがみついても、誰も笑いはしないだろう?
ただ屈辱と苦痛で、快楽なんて感じてないと思いたい。
眩しさに目を覚ます。
視線だけ動かして周囲を伺えば、俺1人だけのようで、部屋の中は朝の静かさが感じられた。
昨日、いつ意識を失ったのか分からないが、少し前のことのように記憶に残っている。
不快感に身体を起こそうとするも予想通りあちこちが痛い。
それでもこれ以上情けないのは嫌だと身体を動かした。
なんとか身体を起こせば、自分の身体がきれいにされているのに気づいた。裸ではあったが。
恋人相手なら嬉しいことなのだろうが、さらに身体をいいようにされたのかと思うと不快だ。
身体は苦痛を訴えるが、あの変態のせいで学校休むとか考えられないので、無理にも準備して、学校に向かう。行動することで思いだしたくないのかもしれない。
ここは全寮制の男子校なので学校は近いがさすがにきつい。
しかしセキュリティーがしっかりしているはずなのに何故あの男は侵入できたのか。
年齢は分かりづらいが学生の可能性もある。しかしここの生徒じゃない。誰か手引きした者がいるのかもしれないが、俺の部屋の侵入の手助けできるなんて限られる。
気になるが、誰かに相談できることでもない。俺があんな簡単に屈服させられたなんて汚点でしかない。
学校に着いたものの、教室にいくなんてうんざりなんで、生徒会室にやってきた。ちょうど仕事は溜まってるし、授業免除制度がある。
俺はこの学園の生徒会長をしている。
男だらけの閉鎖的な中で、好意を寄せられる者が生徒のトップになる。
勝手な投票で決められたが当然だと思っている。
俺は日本屈指の会社の跡継ぎとして育ってきたんだ。上に立つのが決まってるんだ。
役員になった者は1人部屋でフロアも限られた者しか入ることはできない。それなのに、だ。
夜12時を過ぎて眠ろうと部屋を暗くし、ベッドに向かう。ふと、明日の準備が気になって振り向けば、目の前に俺よりでかい男がいた。
悠然と余裕の侵入者。
いつのまに入られたのか分からなかった。俺は昔から武道を習っているというのに。
気配を感じさせないで俺に近づいたことに驚いていれば、男がゆっくり動く。
いけないと構えたが、
「くっ……」
するりと懐に入られ、あっというまにベッドに放り投げられた。
「なに…」
それでもこのまま怯えるなんて気はなく、上半身を起こして抵抗しようとしたが、抵抗なんてなかったかのように男に再びベッドの上へと倒された。
嘘だろと、さすがに驚き固まれば、その男は身を俺に乗せてきた。
「まさか…だよな?」
侵入者がようはマウントポジションってことは、フルボッコにするか、もう一つしか意味はないはずだ。
近づいた男の顔は男らしく端正だ。この学園でも確実に上位の人気となるだろう。
何をするつもりだと睨むが、男は余裕の笑みを浮かべるだけだ。そのままさらに覆い被さってくる。
「やめ…」
これでもさっきから必死に抵抗しているが、男には全く効かず、男は俺の首をべろりと舐めた。
まずは舐めるとかどんな趣味だ。
少し顔を離した男は見せつけるように笑みを見せる。…これは屈服させているということをしめしているのだろうか。
…そのまま、予想通り俺の服は簡単に脱がされていき、男は身体中を舐めていく。
「や……」
ぞわぞわとした気持ち悪さに暴れ出したいのに、やっぱり抵抗は無意味なほど男のなすがままだ。
こんなあっさりとなんて男として屈辱すぎる。それでも泣くなんてことは意地でもしない。
「うあ…、やめろ…」
用意周到にどこからか取り出したローションであらぬところを男の指が弄る。
その意味がよく分かるだけに身体は震え出しそうだ。分かるといっても初めてのことで、一生味わう気なんてなかった行為。
「もう……、いいか?」
顔に合った声をした男。了解をとろうとするような言い方だったが、そんなのはなから求めてはいないだろう。
俺は抵抗できなくて、ただ身体が震えないようにか身体に力を入れていて、声が聞こえても反応していられない。
ただ、言葉にさらに緊張が増す。そんな状況が屈辱すぎる。
「ふむ…。身体に力を入れすぎだ。緊張するなといっても無理か…。少し乱暴にするぞ?」
そして男は俺の額に口づけた。
「ふあ…、く…」
熱い衝撃に苦しくてもがきたいくらいだが、そんなこともできない。
「は、…いいな」
自分の状況なんて知りたくない俺は男から視線をはずしているから男の今の表情は分からない。
「う、や…」
身体を撫でながら揺さぶってくる。その感覚がなんなのか判別できないが、衝撃は強く、もう身体は震えてしまってるかもしれない。
そんな快感か苦痛か分からない感覚が身体中を巡り、その衝撃に堪えようと必死になるしかなかった。
それでいつのまにか男にしがみついても、誰も笑いはしないだろう?
ただ屈辱と苦痛で、快楽なんて感じてないと思いたい。
眩しさに目を覚ます。
視線だけ動かして周囲を伺えば、俺1人だけのようで、部屋の中は朝の静かさが感じられた。
昨日、いつ意識を失ったのか分からないが、少し前のことのように記憶に残っている。
不快感に身体を起こそうとするも予想通りあちこちが痛い。
それでもこれ以上情けないのは嫌だと身体を動かした。
なんとか身体を起こせば、自分の身体がきれいにされているのに気づいた。裸ではあったが。
恋人相手なら嬉しいことなのだろうが、さらに身体をいいようにされたのかと思うと不快だ。
身体は苦痛を訴えるが、あの変態のせいで学校休むとか考えられないので、無理にも準備して、学校に向かう。行動することで思いだしたくないのかもしれない。
ここは全寮制の男子校なので学校は近いがさすがにきつい。
しかしセキュリティーがしっかりしているはずなのに何故あの男は侵入できたのか。
年齢は分かりづらいが学生の可能性もある。しかしここの生徒じゃない。誰か手引きした者がいるのかもしれないが、俺の部屋の侵入の手助けできるなんて限られる。
気になるが、誰かに相談できることでもない。俺があんな簡単に屈服させられたなんて汚点でしかない。
学校に着いたものの、教室にいくなんてうんざりなんで、生徒会室にやってきた。ちょうど仕事は溜まってるし、授業免除制度がある。
俺はこの学園の生徒会長をしている。
男だらけの閉鎖的な中で、好意を寄せられる者が生徒のトップになる。
勝手な投票で決められたが当然だと思っている。
俺は日本屈指の会社の跡継ぎとして育ってきたんだ。上に立つのが決まってるんだ。
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