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第一章
第五話
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アシュガは床に倒れたままのミチルを見たとき、心臓も思考も止まったかのよ
うに棒立ちになった。アスターが言う。
「早くベッドへ連れて行ってあげて」
アシュガは震える足でミチルに近づくと、その小さな体を抱き上げベッドへと寝かせた。すやすやとした寝息を聞くと安心したようにため息をつく。
「応急処置、それから・・・・・」
アシュガはミチルの口の周りの血を袖で拭うと、付け加えた。
「吐血の原因を調べる・・・・・・・くそ、こんな時に家政婦のロベリアは休みか」
ぼそぼそいいながら、アシュガは木箱を開けた。
アシュガは一通りの応急処置をしてホログラフィで彼女の体の隅々を調べた。
アシュガは首を横に振る。
「だめだ、見つからない・・・・・・起きる気配もない」
アシュガとアスターは一晩中そばに付き添った。翌朝、二人が目覚めるとミチルはベッドから這い出て机に向き直っていた。
アスターより先にアシュガが大きな声で言った。
「なにをしている、こんなときに」
ミチルが物語を書いている本当の理由も知らずに、アシュガは大股で歩み寄りミチルを抱いてめったに使わない魔方陣を使って消えた。魔方陣はまだ燃えるように光っている。アスターも続いた。
うに棒立ちになった。アスターが言う。
「早くベッドへ連れて行ってあげて」
アシュガは震える足でミチルに近づくと、その小さな体を抱き上げベッドへと寝かせた。すやすやとした寝息を聞くと安心したようにため息をつく。
「応急処置、それから・・・・・」
アシュガはミチルの口の周りの血を袖で拭うと、付け加えた。
「吐血の原因を調べる・・・・・・・くそ、こんな時に家政婦のロベリアは休みか」
ぼそぼそいいながら、アシュガは木箱を開けた。
アシュガは一通りの応急処置をしてホログラフィで彼女の体の隅々を調べた。
アシュガは首を横に振る。
「だめだ、見つからない・・・・・・起きる気配もない」
アシュガとアスターは一晩中そばに付き添った。翌朝、二人が目覚めるとミチルはベッドから這い出て机に向き直っていた。
アスターより先にアシュガが大きな声で言った。
「なにをしている、こんなときに」
ミチルが物語を書いている本当の理由も知らずに、アシュガは大股で歩み寄りミチルを抱いてめったに使わない魔方陣を使って消えた。魔方陣はまだ燃えるように光っている。アスターも続いた。
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