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恐るべし
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「…それで、ここは大丈夫なんですか?」
「ん~、どうかなぁ~。こんな風に壊された事ないからなぁ~」
相変わらずこポンコツっぷりにパニックになる前に呆れて脱力する。
ここ壊れるんだ。
壊れるけど大丈夫なの?
壊れるって事はやっぱり大丈夫じゃないの?
結局
「結局、大丈夫なの、ダメなのどっち」
1番付き合いの長いカティーナさんが2択でせまる。
「それは~みんな次第よ~」
ん?えっ?どうゆーこと?
「あとね~これだけは覚えておいてね~魔術師はね~獣と一緒。最初にちゃ~んと躾けて~それから~手綱をちゃんと握っておくのよ~」
それからどこから出したのかみんなに手渡していく。
えっ?何これ?棒?
「あっ、ル~ちゃんのは獣じゃなくて、猛獣だから~こっちね~。」
何これ?みんなとは少し違うけど…棒?
手渡された棒を私はどうすればいいのか周りを見るとみんな渡された物を見て一様に途方に暮れていた。
「えっと…コレは?」
「棍棒よ~」
ドヤ顔で言い切るアイリーンさんにコレでどうしろと…
「ん~~、ル~ちゃんのは猛獣なんてかわいいもんじゃないかも~アレは魔獣ね~」
この謎な空間にアイリーンさんの緊張感のない笑いが響く。
「コレをどうしろと…」
「今から~」
「ーン!アイリーン!」
黒く膨らんだ物の方から凄い勢いで叫びながら走って来る人影にアイリーンさんは手に持った棍棒を顔目掛けて振り抜いたー⁈
「「「「「「⁈」」」」」」
あまりの暴挙に…
1番長い付き合いのカティーナさんさえもおっとりポンコツ美人に恐怖しているのがわかる。
確実に死んで
「アイリーン…ちょっとこれは酷いよ。うっかり死んじゃうレベルだよ。」
ない⁈あれで生きてるの⁈
おそらくこれまでの流れで言えば、殴られたのはアイリーンさんの〈つがい〉さんで、魔術師さんで、見間違いでなければ町の長老さんだ。
魔術師恐るべし。
「ん~、どうかなぁ~。こんな風に壊された事ないからなぁ~」
相変わらずこポンコツっぷりにパニックになる前に呆れて脱力する。
ここ壊れるんだ。
壊れるけど大丈夫なの?
壊れるって事はやっぱり大丈夫じゃないの?
結局
「結局、大丈夫なの、ダメなのどっち」
1番付き合いの長いカティーナさんが2択でせまる。
「それは~みんな次第よ~」
ん?えっ?どうゆーこと?
「あとね~これだけは覚えておいてね~魔術師はね~獣と一緒。最初にちゃ~んと躾けて~それから~手綱をちゃんと握っておくのよ~」
それからどこから出したのかみんなに手渡していく。
えっ?何これ?棒?
「あっ、ル~ちゃんのは獣じゃなくて、猛獣だから~こっちね~。」
何これ?みんなとは少し違うけど…棒?
手渡された棒を私はどうすればいいのか周りを見るとみんな渡された物を見て一様に途方に暮れていた。
「えっと…コレは?」
「棍棒よ~」
ドヤ顔で言い切るアイリーンさんにコレでどうしろと…
「ん~~、ル~ちゃんのは猛獣なんてかわいいもんじゃないかも~アレは魔獣ね~」
この謎な空間にアイリーンさんの緊張感のない笑いが響く。
「コレをどうしろと…」
「今から~」
「ーン!アイリーン!」
黒く膨らんだ物の方から凄い勢いで叫びながら走って来る人影にアイリーンさんは手に持った棍棒を顔目掛けて振り抜いたー⁈
「「「「「「⁈」」」」」」
あまりの暴挙に…
1番長い付き合いのカティーナさんさえもおっとりポンコツ美人に恐怖しているのがわかる。
確実に死んで
「アイリーン…ちょっとこれは酷いよ。うっかり死んじゃうレベルだよ。」
ない⁈あれで生きてるの⁈
おそらくこれまでの流れで言えば、殴られたのはアイリーンさんの〈つがい〉さんで、魔術師さんで、見間違いでなければ町の長老さんだ。
魔術師恐るべし。
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