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束の間再会の喜び

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「ルウ…なんであなたまで来ちゃったの…」
「姉様ひどい。
姉様の為にがんばって…バイクで崖から落っこって…変な町で…男に間違われて…知らない間に軟禁されてて…
凄く凄く大変だったんだからね。」

町にそれなりに長い間居たけど、こんなに気持ちがぐちゃぐちゃになって涙が出ることなんてなかった。姉様を前にしたら今まで見ないふりして必死に抑えていたものがなみだと一緒にあふれでてくる。

「もう2度と会えないかと…良かった~」

「ルウ…ごめんね。本当にごめん。」

泣きじゃくる私を姉様は優しく抱きしめてくれた。

「あら~、姉妹で魔術師の番なんてすごいわ~」

空気を読まない間伸びした声に感動の対面よろしく抱き合っている事が2人して無性に恥ずかしくなってきた。

「魔術師のつがい?」

恥ずかしいのを誤魔化す様にたずねると、

「魔術師には番が必要なの。魔女には必要ないのよ。」

ドヤ顔を決めて美女改めてアイリーンさん。

ん?終わりですか?

部屋にいる女性達がため息をついたり、片手で顔を覆うなどみんな一様に呆れ果てている。

なるほど、アイリーンさんはポンコツですね。
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