落ちた先で強面寡黙な彼を知らぬ間にヤンデレに進化させていたらしい

魔法の家

可愛らい小さな家は近づいても可愛らしい家とは言えないサイズだった。2人入ったらいっぱい…⁈⁈⁈⁈

「えっ？………えぇぇぇ～～⁈」

外から見た家のサイズと中のサイズが明らかにおかしいんですけど⁈

一歩下がって外から今一度家を眺めてから、中を伺う。サイズがおかしいんですけど⁈

2人入ればいっぱいのはずが、中はどこぞの高級ホテルのエントランス、おしゃれな階段、そして数人の女性達が…

余りの事に脳が情報を処理しきれない。

いや…ガードレールを飛び越え、男性だけの時の止まった町。

家の外観と内観の大きさが違う事くらい…

そうだ！外見強面、中身世話好きオカンの心配性なイグニスさん‼︎

規模は違うが…うん、うん。
大丈夫。有り。

もはやパニックで何が有りなのか訳がわからなくなっていた。

「どうしたの～？どうぞ入って。
…そうそうまず、紹介するのよね～。あなたと同じ子達よ～。」

えっ？
私と同じ、子達？
よく分からない大雑把な紹介をされた女性達は随分時代がかった服装から今風…の…⁈

「ルウ！」「姉様⁈」

何故か探していた姉様がいました⁈