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20話 リョウの帰国
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リョウが帰ってきた。双子がべったりとハルカにくっついている。お構いなしに話が進んだ。
「ハルカ、久しぶり。会いたかったよ」
「私もよ」
――おい、少しうちのバカップル夫婦が感染ってる…
「コウキとコウタ、少し見ないうちに大きくなったね」
「ハルカは渡さないからな」
――生まれる前からリョウのものだよ…
「さ、パーティーよ~‼今日はリョウ君が好きなものを作ろうと思って困っちゃったわ。だって、何が好きかわからないんだもん。いっそハルカちゃんを料理しようかと…」
「それはやめてください‼」×2
「結局恒例のローストチキンになっちゃった。懐かしの味かな?ハルカちゃん結構手伝ってくれたから味が違うかな?」
――まずくなる方で味が変化していないといいが…
「コウキとコウタももう普通に食べれるよな?」
「ばかにするなよ。しょー」
「せめて、兄貴と呼べ。お前ら何様だよ?もっと敬え」
「敬う価値が見いだせないんだろうよ」
――親父に言われると腹が立つ。
「そういう親父は何て呼ばれてるんだ?」
「…呼ばれたことない」
――ああ、父の沽券もむなしいもんだ
問題のローストチキンの味。
「リョウ君、どうかな?」
――リョウに聞く?リョウは料理上手だぞ。しかも紳士だから、貶しはしないだろう
「あー、もうちょっと塩味がある方が俺好みだな」
「塩分摂りすぎるといけないんだよ」
――そういう問題ではないのだよ、ハルカさん…
味、薄かった。
「ハルカー、ローストチキンの味薄いよー」
――双子、容赦なくストレートだなぁ
リョウが親父に相談があるようだ。
「今更なんですけど、俺戸籍ないんです。既婚者で大学では通しているけど、現実は違ってどうしたらいいものかと?」
「おう、忘れてた。ほい、個人番号カード。それに苗字と番号などが書いてあるぞ。リョウの苗字はどうやら『森山』らしいぞ。心置きなく、ハルカと籍入れてこい」
――忘れてる親父ひどいな…。そうだよな、戸籍ないもんな、リョウ
そしてリョウとハルカは晴れて籍を入れた。二人の家の玄関にもばっちりと『森山』と表札がついた。リョウはすでに国際弁護士の資格を持っているということで、学士4年からのスタートでその後大学で准教授の座が約束されている。
リョウ本人は日本の大学も博士号を取りたい意志はあるようだが…。
俺は大学3年をしている。ゼミにも所属し、研究をしている。
ハッキリ言って親父の事務所で雑務をしている方が実践的な事が学べてそっちの方が性に合っている。
「リョウ、俺は後輩になったのか?」
「そういうわけではないだろう?」
しかし無情にも俺が大学4年の時リョウは准教授になっていた。しかも、俺はそのゼミにいた。
「これは…どうすればいいんだ?リョウとは呼べないよな。森山准教授か?」
「翔はリョウでいいよ。そっちの方がなんか落ち着く。実は翔、ハルカ妊娠してるんだ」
「やったな‼よかったな、おめでとう‼予定日とか性別とかはっきりしてるのか?」
「本当は学士号の後、修士・博士と法科大学院で勉強したかったんだけど、家族が増えるとなると事情が変わった。俺も収入増やさないとなーって准教授ってワケだ」
「そうだったのか。イヤー、勉強したいって希望してたからどうなるんだとは思ってたんだけどな。他には言った人いるのか?もしやしばらく秘密なのか?」
「できたら秘密の方向で。ママ、パーティーしそうだし」
――なんて分析力。まさにそうだ
「双子は弟…妹かな?ができる感じかな?リョウをライバル視してたけど」
「ハハハ。可愛いじゃないか。子供が女の子なら嫁にと考えるぞ」
「どう育つかはわからないよ。あいつらの初恋はハルカだからハルカに似ればOKじゃないのか?」
「そうだな」
そんな双子ただいま4歳くらいかな?俺は把握していない。
「しょーはあたまわるいの?おれたちのとしもわからないの?」
「違うのよコウキ、コウタ。二人が生まれる時、大学受験で忙しかったから覚えていないのよ~」
「かわいいおとうとたちのたんじょうびくらいおぼえててとうぜんじゃない?」
「では聞く。俺の誕生日はいつでしょうか?もちろんアヤメと俺は知ってるぜ」
「きょうみないからしらない」
――親父…撃沈。それにしても、ストレートな双子だ
「なぁ、コウキ、コウタ」
「なんだよ、しょー」
――兄と呼ばないのね…
「リョウが帰ってきて不満だろう?そ・こ・で・だ。ハルカがハルカに似た女の子を産んだらどうする?ハルカよりずーっと歳近くて、結婚の可能性だってあるぞ?さぁ、どうする?」
「おれはハルカいちずだけどな。でもハルカそっくりならかんがえるな」
「おれはハルカからのりかえる」
「あーうわきもの!」
――微笑ましいな。リョウが親父になるのか…微妙だな。俺、おじさんになるのか?
リョウが申し訳なさそうに言った。
「なんか想像妊娠だったらしい…」
「へー。ぬか喜びだったな。でも若いんだから子供すぐ出来るって!双子、子供はぜひ女の子(ハルカにそっくりの)って期待してるぜ?」
「言ったのか?」
「もしもの話をしたんだよ。ハルカよりハルカに似た女の子がいたら双子にはよくないか?って話」
「男の子産まれたらどうするんだよ?」
「その時はその時だな。双子のことだ、リョウに次は女の子をお願いします。とかいってくるかもしれないぞ」
「微妙だな。女の子って父親に似るって俗説か?」
「俗説だろう。マジな話だったら、その辺にはオッサンみたいな女の子ばっかりってことになる」
「そうだな」
「うちはこれ以上家族増えないように祈ろう。まーだ親父と母さんラブラブしてるぜ?双子の前でもかまわずに。教育的に良くないよな」
「ハルカ、久しぶり。会いたかったよ」
「私もよ」
――おい、少しうちのバカップル夫婦が感染ってる…
「コウキとコウタ、少し見ないうちに大きくなったね」
「ハルカは渡さないからな」
――生まれる前からリョウのものだよ…
「さ、パーティーよ~‼今日はリョウ君が好きなものを作ろうと思って困っちゃったわ。だって、何が好きかわからないんだもん。いっそハルカちゃんを料理しようかと…」
「それはやめてください‼」×2
「結局恒例のローストチキンになっちゃった。懐かしの味かな?ハルカちゃん結構手伝ってくれたから味が違うかな?」
――まずくなる方で味が変化していないといいが…
「コウキとコウタももう普通に食べれるよな?」
「ばかにするなよ。しょー」
「せめて、兄貴と呼べ。お前ら何様だよ?もっと敬え」
「敬う価値が見いだせないんだろうよ」
――親父に言われると腹が立つ。
「そういう親父は何て呼ばれてるんだ?」
「…呼ばれたことない」
――ああ、父の沽券もむなしいもんだ
問題のローストチキンの味。
「リョウ君、どうかな?」
――リョウに聞く?リョウは料理上手だぞ。しかも紳士だから、貶しはしないだろう
「あー、もうちょっと塩味がある方が俺好みだな」
「塩分摂りすぎるといけないんだよ」
――そういう問題ではないのだよ、ハルカさん…
味、薄かった。
「ハルカー、ローストチキンの味薄いよー」
――双子、容赦なくストレートだなぁ
リョウが親父に相談があるようだ。
「今更なんですけど、俺戸籍ないんです。既婚者で大学では通しているけど、現実は違ってどうしたらいいものかと?」
「おう、忘れてた。ほい、個人番号カード。それに苗字と番号などが書いてあるぞ。リョウの苗字はどうやら『森山』らしいぞ。心置きなく、ハルカと籍入れてこい」
――忘れてる親父ひどいな…。そうだよな、戸籍ないもんな、リョウ
そしてリョウとハルカは晴れて籍を入れた。二人の家の玄関にもばっちりと『森山』と表札がついた。リョウはすでに国際弁護士の資格を持っているということで、学士4年からのスタートでその後大学で准教授の座が約束されている。
リョウ本人は日本の大学も博士号を取りたい意志はあるようだが…。
俺は大学3年をしている。ゼミにも所属し、研究をしている。
ハッキリ言って親父の事務所で雑務をしている方が実践的な事が学べてそっちの方が性に合っている。
「リョウ、俺は後輩になったのか?」
「そういうわけではないだろう?」
しかし無情にも俺が大学4年の時リョウは准教授になっていた。しかも、俺はそのゼミにいた。
「これは…どうすればいいんだ?リョウとは呼べないよな。森山准教授か?」
「翔はリョウでいいよ。そっちの方がなんか落ち着く。実は翔、ハルカ妊娠してるんだ」
「やったな‼よかったな、おめでとう‼予定日とか性別とかはっきりしてるのか?」
「本当は学士号の後、修士・博士と法科大学院で勉強したかったんだけど、家族が増えるとなると事情が変わった。俺も収入増やさないとなーって准教授ってワケだ」
「そうだったのか。イヤー、勉強したいって希望してたからどうなるんだとは思ってたんだけどな。他には言った人いるのか?もしやしばらく秘密なのか?」
「できたら秘密の方向で。ママ、パーティーしそうだし」
――なんて分析力。まさにそうだ
「双子は弟…妹かな?ができる感じかな?リョウをライバル視してたけど」
「ハハハ。可愛いじゃないか。子供が女の子なら嫁にと考えるぞ」
「どう育つかはわからないよ。あいつらの初恋はハルカだからハルカに似ればOKじゃないのか?」
「そうだな」
そんな双子ただいま4歳くらいかな?俺は把握していない。
「しょーはあたまわるいの?おれたちのとしもわからないの?」
「違うのよコウキ、コウタ。二人が生まれる時、大学受験で忙しかったから覚えていないのよ~」
「かわいいおとうとたちのたんじょうびくらいおぼえててとうぜんじゃない?」
「では聞く。俺の誕生日はいつでしょうか?もちろんアヤメと俺は知ってるぜ」
「きょうみないからしらない」
――親父…撃沈。それにしても、ストレートな双子だ
「なぁ、コウキ、コウタ」
「なんだよ、しょー」
――兄と呼ばないのね…
「リョウが帰ってきて不満だろう?そ・こ・で・だ。ハルカがハルカに似た女の子を産んだらどうする?ハルカよりずーっと歳近くて、結婚の可能性だってあるぞ?さぁ、どうする?」
「おれはハルカいちずだけどな。でもハルカそっくりならかんがえるな」
「おれはハルカからのりかえる」
「あーうわきもの!」
――微笑ましいな。リョウが親父になるのか…微妙だな。俺、おじさんになるのか?
リョウが申し訳なさそうに言った。
「なんか想像妊娠だったらしい…」
「へー。ぬか喜びだったな。でも若いんだから子供すぐ出来るって!双子、子供はぜひ女の子(ハルカにそっくりの)って期待してるぜ?」
「言ったのか?」
「もしもの話をしたんだよ。ハルカよりハルカに似た女の子がいたら双子にはよくないか?って話」
「男の子産まれたらどうするんだよ?」
「その時はその時だな。双子のことだ、リョウに次は女の子をお願いします。とかいってくるかもしれないぞ」
「微妙だな。女の子って父親に似るって俗説か?」
「俗説だろう。マジな話だったら、その辺にはオッサンみたいな女の子ばっかりってことになる」
「そうだな」
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