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窓からいってらっしゃい
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「くーちゃん、今日は何して遊びまちゅかー?」
「とーさまはしっかり仕事に行ってください。」
朝食後、いつものように私は父様からの誘いを丁重に断った。
父様はニコニコしながら、
「くーちゃん、今日はお仕事おやすみな···」
「まだこちらにいらっしゃったのですか?
アルディアス様。
本日は会議だとあれほど言いましたよね。」
言いかけたが、後ろからの女性の声に固まった。
父様の後ろにはストレートの赤い髪を腰まで伸ばし、きつめな金色の目をした女性が立っていた。
名前はリリアンヌさん。
私はこの人にものすごく憧れる。
どこって、まずその体だよ。
ボッキュンボンで胸なんて片方ずつにボンッていう効果音がつきそうなくらい。
さすがサキュバス。
それに、人柄だよ。
仕事はできるし、優しいし、料理も上手だし。
それから、普段きっちりした顔が緩んだときの笑顔がなんとも言えない。
─リリアンヌさん、いつでも父様と結婚しても良いよ?
てか、今しない?
「あら、クルア様。おはようございます。
今日も可愛らしいですね。」
リリアンヌさんがしゃがんで私に目線を合わせて挨拶した。
─いやー、もう本当できる女ですな!
っと、こんなこと言ってる場合じゃなかった。
「リリアンヌさん、おはようございます。
リリアンヌさんこそ、今日もお美しいです。」
私がそう言うとリリアンヌさんが頬を緩めて恥ずかしそうにありがとうございますと笑った。
─···かわいい。これがたまらない。
「いつもお迎えご苦労様です。
とーさまをよろしくお願いいたします。」
「はい、任されました。
では、いって参りますね。」
リリアンヌさんが父様の服の襟をつかんだ。
「えっ、り、リリアンヌ?
待って、これで飛ぶの?」
「はい、では行きますよ。」
「えっ、えっ、えぇっー!
待ってリリアンヌーー!
くーーーちゃーーーん!!!」
リリアンヌさんととーさまはこうして窓からいつものように出勤するのだった。
「とーさまはしっかり仕事に行ってください。」
朝食後、いつものように私は父様からの誘いを丁重に断った。
父様はニコニコしながら、
「くーちゃん、今日はお仕事おやすみな···」
「まだこちらにいらっしゃったのですか?
アルディアス様。
本日は会議だとあれほど言いましたよね。」
言いかけたが、後ろからの女性の声に固まった。
父様の後ろにはストレートの赤い髪を腰まで伸ばし、きつめな金色の目をした女性が立っていた。
名前はリリアンヌさん。
私はこの人にものすごく憧れる。
どこって、まずその体だよ。
ボッキュンボンで胸なんて片方ずつにボンッていう効果音がつきそうなくらい。
さすがサキュバス。
それに、人柄だよ。
仕事はできるし、優しいし、料理も上手だし。
それから、普段きっちりした顔が緩んだときの笑顔がなんとも言えない。
─リリアンヌさん、いつでも父様と結婚しても良いよ?
てか、今しない?
「あら、クルア様。おはようございます。
今日も可愛らしいですね。」
リリアンヌさんがしゃがんで私に目線を合わせて挨拶した。
─いやー、もう本当できる女ですな!
っと、こんなこと言ってる場合じゃなかった。
「リリアンヌさん、おはようございます。
リリアンヌさんこそ、今日もお美しいです。」
私がそう言うとリリアンヌさんが頬を緩めて恥ずかしそうにありがとうございますと笑った。
─···かわいい。これがたまらない。
「いつもお迎えご苦労様です。
とーさまをよろしくお願いいたします。」
「はい、任されました。
では、いって参りますね。」
リリアンヌさんが父様の服の襟をつかんだ。
「えっ、り、リリアンヌ?
待って、これで飛ぶの?」
「はい、では行きますよ。」
「えっ、えっ、えぇっー!
待ってリリアンヌーー!
くーーーちゃーーーん!!!」
リリアンヌさんととーさまはこうして窓からいつものように出勤するのだった。
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